マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsセビーリャ

スペイン南西からロンドン南西へ。チャンピオンズリーグのグループステージ初戦、セビーリャがブリッジにやって来る。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

新旧ヨーロッパリーグ覇者同士の対戦となる今夜の試合のオープニングとして、恒例のヘンデルの『司祭ザドク』が無観客のスタンフォードブリッジに鳴り響くだろう。

これがブルーズにとって29回目のヨーロッパ大会となり、チャンピオンズリーグは17回目となる。ロンドンで唯一ヨーロッパ大会を制しているブルーズは、昨季その後チャンピオンズリーグ優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘン相手にラウンド16で敗退した。バイエルンはその後今日の相手セビーリャにもスーパーカップで勝利している。

ブルーズのスペイン勢相手に最後に勝利したのはドログバがゴールを決めた2012年の準決勝第1戦、バルセロナとの試合だった。その後スペイン勢とはブリッジで4試合行ったが、2分け2敗となっている。

バルセロナ戦でのドログバのゴール

セビーリャはイングランド勢相手に3連勝している。昨季ヨーロッパリーグではウルブスとマンUを破り優勝を果たしたが、チャンピオンズリーグでは2017年から2018年の間にリヴァプール、レスター、そしてマンUと対戦している。

リヴァプールとはグループステージで対戦し、両試合とも引き分け、レスターはラウンド16で合計3-2で破り、その後マンUにも合計2-1勝っている。

チェルシーのホームでのスペイン勢との成績
18試合9勝6分け3敗

セビーリャのアウェーでのイングランド勢との成績
7試合4勝2分け1敗

このグループリーグもう一方のカードは(エドゥアール・メンディの元所属クラブである)レンヌとロシアの中堅チーム・クラスノダールが対戦する。
 

このリーグの4監督の平均年齢は43.5となっている。

photo of 主なデータ 主なデータ

チェルシーのニュース

既にヨーロッパのトップレベルでの経験があり、才能豊かで勝利に飢えた若いチームを率いるフランク・ランパード。しかし、チャンピオンズリーグ、特にセビーリャのようなカウンター中心のチーム相手には、隙を見せることは許されない。

土曜の試合では試合終了間際に失点し貴重な勝ち点を奪われたブルーズ。ランパードは選手たちに、どの局面でも高い集中力を維持し、危険を察知し、動きを止めないよう叱咤した。

エドゥアール・メンディはスタメンに入れるかわからないが、CBには代表戦で長距離移動のあったチアゴ・シウバが戻ってくる。2か月前CL決勝に出場したシウバが先週末に3失点したディフェンスに秩序をもたらすだろう。

昨日のトレーニングに参加したチアゴ・シウバ

もちろん、3-3の引き分けに終わったサウサンプトン戦、攻撃面では相手の守備的布陣に対し効果的なコンビネーションから多くのチャンスを作ったことは評価されるべきだが、特にヨーロッパの大会では決定力を改善すべきだろう。

中盤で相手に自由を与えるセビーリャ相手には、チェルシーのパスサッカーは効果があるかもしれない。彼らはチェルシー同様新規加入選手を多く抱えており、ミスにより相手にチャンスを与えることがある。

ブルーズの攻撃がうまく機能すれば、セビーリャのサイドからの攻撃は抑えられるかもしれない。土曜に2得点を挙げたティモ・ヴェルナーはRBライプツィヒ時代にチャンピオンズリーグで既に11試合で7ゴール2アシストを記録している。


セビーリャのニュース

元GKのフレン・ロペテギ監督は1年目となった昨季、チームをリーガで4位に導き、ヨーロッパリーグでは優勝した。好みの布陣は4-3-3でウィングバックのオーバーラップ、攻撃的な中盤、トップ下の攻撃力が持ち味だ。

セビーリャは守備からMFネマニャ・グデリを経由して攻撃を組み立てる。

UEFAスーパーカップでロベルト・レヴァンドフスキと対峙するネマニャ・グデリ

しかしセビーリャのウィングバックはヘスス・ナバスと(スパーズに移籍したセルヒオ・レギロンの代わりにプレーする)マルコス・アクーニャと両者ともベテランだ。34歳のナバスはチームでも最も存在感があり、右サイドから攻め上がりチームメイトにチャンスを提供する。

セットプレーで強さを見せるのはルーク・デ・ヨングとCBのディエゴ・カルロス、そして今回出場できないジュール・クンデだ。ツィエクの代表でのチームメイトであるウサマ・イドリシは、今回の遠征に参加していない。

先週のグラナダ戦では、チェルシーとの試合に向けて選手を温存し、ジョアン・ジョルダンが累積警告で退場処分となり、1-0で敗れた。

チェルシーはトマーシュ・ヴァツリークに代わってグラナダ戦に出場し、クロスやセットプレーで不安なプレーを見せたGKヤシン・ブヌにプレッシャーをかけたいところだ。
 

チェルシーからその他