マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー

ヨーロッパ大会の初戦が終わり、今週末国内リーグが帰ってくる。ブルーズはオールドトラフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

今週末の試合は21世紀に入り最も良い成績を残している2チーム同士の対決となる。チェルシーは2000年以降17のタイトルを獲得、一方のマンチェスター・ユナイテッドは16個獲得している。
    

古くからのライバル関係は常に魅力的なものである。両チームが初めて対戦したのは1906年の2部リーグで、スタンフォードブリッジには6万7千人もの観客が入った。現在両チームとも若手監督を擁しており、両者とも各クラブでレジェンドとみなされる存在である。オーレ・グンナー・スールシャールは現在47歳で、カーディフの監督に就任したのは40歳の時だった。一方2019年にブルーズの監督に就任した時、フランク・ランパードは39歳9か月だった。

チェルシーは現在リーグ8位、一方のマンUは15位。マンUは試合数が1つ少ないが、相手のアストンヴィラは現在2位だ。

今シーズン、マンUはアウェーで2連勝しているが、ホームでの4試合で未だ勝利がない。ホームでの上位チームとの2試合の合計は2-9となっている。

ブルーズは「ビッグ6」との対戦で、3試合中トットナムとアーセナルに勝利している。

photo of 主なデータ 主なデータ

チェルシーのニュース

水曜のチャンピオンズリーグ対セビーリャ戦でチェルシーは今季3度目のクリーンシートを達成した。そのうち2試合はエドゥアール・メンディが出場、3試合とも同じディフェンスラインとなっている。

チェルシーで故障者リストに入っているのはビリー・ギルモアだけだが、マンUはレギュラーのハリー・マグワイアとエリック・バイリーが出場できない。

元ブルーズのジョー・コールが火曜日の試合後にコメントした通り、セビーリャ相手にディフェンスが落ち着きを見せ、一貫して連携していたことからも、3-3に終わったサウサンプトン戦後半に見られた問題は解決したようだ。

エドゥアール・メンディ、チアゴ・シウバ、そしてディフェンス陣の奮闘によりセビーリャ戦でクリーンシートを達成 | UNSEEN EXTRA

ミスはあったが、今季他の試合で起きたように失点という代償を払うことはなかった。ブルーズは、相手に与えた得点チャンスはプレミアリーグで下から2番目だが、ミスにより5失点しており、これはリーグ最悪である。

チェルシーの選手は相手にボールを奪われることが少なく、1試合で5回強と上位チームの中ではトップだ。リーグ平均は1試合20回となっている。

特にマンUは相手にゴールチャンスを与えないことから、チェルシーはゴール前でのプレーの精度を上げたいところだ。先シーズン、ブルーズはアウェーで4-0と大敗したが、結果は試合の流れを正確に表すものではなかった。それもサッカーと言えるだろう。

3-1でブルーズが勝利した7月のFAカップ準決勝では、試合後ダビド・デ・ヘアのミスが話題となったが、この試合ブルーズはブルーノ・フェルナンデスを封じ、エネルギーと攻撃性に満ちたプレーでマンUを圧倒した。2013年以来オールドトラフォードで勝利のないチェルシーには、あの時のようなパフォーマンスが必要となるだろう。

昨季FAカップ準決勝でゴールを決めたメイソン・マウント

恐らくブルーズは、前線で素早くパスを回し、相手ディフェンス陣にプレッシャーをかけ、10人となったマンUに大勝したトッテナムを見習うべきだろう。中盤からのプレスで相手CBにボールを集めさせ、サイドにスペースを作った。ブルーズの場合セビーリャ戦でもいいプレーを見せたリース・ジェイムズやベン・チルウェルが武器となる可能性がある。

旧アヤックス同士の対決では、ハキム・ツィエクの方がドニー・ファン・デ・ベークよりも出場する可能性がある。ツィエクは過去3シーズン、アヤックスの年間最優秀選手に選ばれている。

アヤックス時代のツィエクとファン・デ・ベーク

マンチェスター・ユナイテッドのニュース

チェルシーがオールドトラフォードで最後にマンUに勝利したのは2013年5月のことである。アレックス・ファーガソンとの最後の対決となったこの試合、勝負を決めたのは決勝点を挙げたフアン・マタだった。

2012/13シーズンのマンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー

トッテナムに6-1で敗れるなど不調が続くユナイテッドで、マタは最近スタメン復帰した。

ジョゼ・モウリーニョはエリック・ベイリーがユナイテッドの守備陣の弱点と見て、ディフェンダーからハリー・ケインにロングパスを供給し続けたが、実際にはハリー・マグワイアやルーク・ショーも脆さを見せ、スパーズは大量得点を挙げた。CB2人は負傷しており、ポルトから加入したアレックス・テレスが好調なため、この3選手は土曜日の試合を欠場する可能性がある。

一方マンUの攻撃はどのチームに対しても有効で、フォワード陣はポジションを替え、ワンタッチのパス交換からエリア付近でシュートを試みる。チェルシーは相手にスペースを与えないよう、常に高い警戒心を持つべきだろう。

アントニー・マルシャルが出場停止処分を受けたため、2012年から2016年の間、ナポリとPSGに所属し、ブルーズ相手に8試合で3ゴールを決めたエディンソン・カバーニがデビューする可能性がある。

PSG時代チェルシーと対戦するカバーニ
プレミアリーグ 2020/2021
1エヴァートン5410147713
2アストン・ヴィラ44001221012
3リヴァプール53111313010
4レスター・シティ530212849
5アーセナル53028629
6ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ530257-29
7トッテナム・ホットスパー522115878
8チェルシー522113948
9ウェストハム・ユナイテッド521211747
10リーズ・ユナイテッド52129907
11マンチェスター・シティ42117707
12サウサンプトン521289-17
13ニューカッスル・ユナイテッド521279-27
14クリスタル・パレス521268-27
15マンチェスター・ユナイテッド4202912-36
16Brighton and Hove Albion5113911-24
17ウェストブロムウィッチ・アルビオン5023513-82
18バーンリー401338-51
19シェフィールド・ユナイテッド501427-51
20フルハム5014412-81

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