マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:クラスノダールvsチェルシー

ブルーズの今季初となる海外でのアウェー戦を前に、チェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーとクラスノダールの対戦は今日が初めてとなる。クラスノダールはチェルシーにとってチャンピオンズリーグで対戦する55チーム目、ロシア勢では4チーム目となる。ブルーズは過去モスクワで行われた6試合中5勝している。

今夜の試合は英国時間で午後5時55分キックオフとなり(日本時間木曜午前2時55分—グループステージでこの時間キックオフはもう1試合ある)、この時間帯では2018年から6試合無敗となっている。

Chelsea’s 5.55pm starts in Europe
パオクW 1-0ヨーロッパリーグ・グループステージ
バテ・ボリソフW 1-0ヨーロッパリーグ・グループステージ
MOLヴィディD 2-2ヨーロッパリーグ・グループステージ
ディナモ・キエフW 5-0ヨーロッパリーグ・ラウンド16
アヤックスW 1-0チャンピオンズリーグ・グループステージ
バレンシアD 2-2チャンピオンズリーグ・グループステージ


グループEでは前節、ブルーズはホームでセビーリャと0-0、クラスノダールはアウェーにて5000人の観客の前でレンヌと1-1で引き分けた。今夜の試合はサポーター1万1千人が観戦することになっている。

ロシアの7チーム目としてCLグループステージに参加するクラスノダールは、過去イギリス勢と1試合行い負けがない。2014/15シーズンにヨーロッパリーグでエヴァートンと対戦し、1-1で引き分け、さらにアウェーで1-0で勝利した。

チェルシーが最後にロシアで試合をしたのは2013年、ルジニキ・スタジアムで行われたルビン・カザン戦で、フランク・ランパードとセサル・アスピリクエタがスタメン出場した。

photo of 主なデータ 主なデータ


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週末のマンU戦でコメンテーターのジミー・フロイド・ハッセルバインクは、引き分けという結果は、今後の試合結果によってその意味が確立されるだろうと語った。

エドゥ・メンディの好セーブもあったことから、クリーンシートの重要性はすぐに明白となっただろう。メンディにとっては4試合中3試合で無失点となった。デビューから2試合で失点しなかったのは2004年のペトル・チェフ以来のことである。

同時にチアゴ・シウバもパス回数、成功率、クリアー数、ブロック数でトップに立ち、そのうちのいくつかはチームのピンチを救った。さらにリース・ジェイムズとベン・チルウェルも攻守にわたってチームに貢献した。

フランク・ランパードは週末に控えるバーンリー戦を前に、土曜に途中出場したカラム・ハドソン=オドイやタミー・エイブラハムを起用する可能性がある。

Frank Lampard & Kurt Zouma on Krasnodar and recent defensive performances | Press Conference

フランク・ランパードは週末に控えるバーンリー戦を前に、土曜に途中出場したカラム・ハドソン=オドイやタミー・エイブラハムを起用する可能性がある。

創造性豊かなMFハキム・ツィエクはコンディションを取り戻しつつあり、チャンピオンズリーグでの経験も豊富なことから、この試合でも起用されることが考えられる。

ブルーズは昨季ホームでバレンシアに敗れてからグループステージで3勝3分けと負けがない。

チームとしてまとまりを見せるクラスノダール

クラスノダール監督ムラド・ムサエフはアヤックスのようにボールを支配することを好み、ポゼッションは平均60%である。最近欠場しているスウェーデン人MFクリストファー・オルソンが攻守にわたってチームのプレーを繋ぐ存在となっている。多くの選手が攻撃参加するため、カウンターを得意とするチームにとってはチャンスだろう。

オルソンに加え多くの選手がここ2試合で欠場している。ムサエフ監督は扁桃炎のためレンヌへの遠征に参加せず、一方ブラジル人FWのアリと元ザルツブルクのワンデルソン・マシエル、そしてMFヴィクトル・クラエソン、育成選手のセルゲイ・ペトロフが怪我のためメンバーから外れている。

パオク戦でゴールを決めた元ニューカッスルFWレミ・カベッラと新規加入のエフゲニ・マルコフはコロナ感染のため隔離中である。経験豊富な主将アレクサンドル・マルティノヴィッチは初戦スタメンから外れたが、3-1で敗れたスパルタクでメンバーに戻った。今夜、これらの選手の中から数人がピッチに戻ると予想される。

Remy Cabella, formerly of Newcastle, on the ball

ムサエフは通常4-3-3を好むが、欠場者が多いため、最近ではイゴール・スモルニコフとクリスチャン・ラミレスをウィンガーとして起用する4-4-1-1を採用している。

レンヌとの試合では相手の攻撃に苦しんだが、GKマトヴェイ・サフォノフが大活躍し、エクアドル陣のラミレスが左サイドから同点弾を叩きこんだ。土曜日のスパルタ戦は拮抗した試合となったが、結果としては3点を奪われ敗れた。

長距離移動

ロンドンと南ロシアに位置するクラスノダールは最も距離が離れており、飛行機での移動時間は今回のチャンピオンズリーグ最長の4時間半となる。

往復の距離は5893㎞となり、2015年のグループステージ、ベンフィカ(ポルトガル)とアスタナ(カザフスタン)の6173に次ぐ記録となる。ブルーズの今シーズンにおける最短移動は、2.5㎞離れたクレイヴン・コテージだった。

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