マッチレポート

ユースカップ決勝:チェルシー 2 マンチェスター・シティ 3

月曜の夜セントジョージズパークで行われた2019/20シーズンのFAユースカップ決勝は惜しくも敗戦となった。

大会開始から約1年後となったユースカップの決勝の対戦相手はマンチェスター・シティ相手となった。ブルーズはマーセル・ルイスが前半に先制点を決めたが、その後すぐに同点に追いつかれる。

後半は流れが変わり、シティが開始7分後に逆転弾を決める。10回目のユースカップ優勝を狙うチェルシーは反撃を見せ、ルイスがまたもやチャンスをつくり、相手のオウンゴールを誘う。

シティは試合終了6分前にカウンターからコール・パルマーが決勝点を決め、2008年にブルーズを倒して以来初めてユースカップを手にした。

ヤングブルーズ

この決勝でエド・ブランド監督はマンU相手に勝利した準決勝からスタメンを1人代えた。怪我から復帰したばかりのティーノ・アンジョリンの代わりにベン・エリオットが中盤に入り、ルイス・ベイトがキャプテンを務め、チャーリー・ウェブスターもベンチスタートとなった。

今までとは異なる決勝

2019/20シーズンの決勝は元々予定されていた試合日から6か月後にセントジョージパークにて行われた。この試合はBT Sportで全国放送され、チェルシーの選手、そしてスタッフはこの想像さえもしなかったシーズンで決勝まで進出したことを喜んだ。

開始早々からゴールを狙うシティ

準決勝のマンU戦の穏やかな天気と異なり、冷たい風が吹きつける中セントジョージパークのサー・ボビー・チャールトングラウンドに入場した両チーム。シティはトミー・ドイルが前半10分にフリーキックから初シュートを試みる。ルーカス・バーグストロームがこれを掌で弾き、チェルシーは難を逃れる。

その後もマンCが攻撃を続けるが、チェルシーも安定した守備を見せ、モーガン・ロジャーズのシュートは枠を外れた。

調子を上げるチェルシー

準決勝では右サイドで攻守にわたってチームに貢献したティノ・リヴラメントが、決勝でも同じような動きを見せる。

イングランドU20代表のアルファ・ディオンコウがサイドからクロスを上げるが、ファーポストのブライアン・フィアベマのヘディングは相手に阻まれる。

ルイスの先制点

ヘンリー・ローレンスからボールを受けたリヴラメントが右サイドから前線にスルーパスを出し、そこにルイスが走りこむ。

GKより早くボールに辿り着いたルイスが相手をかわし、シティのディフェンダーが届く前にボールをゴールに押し込んだ。

シティの逆襲

しかし、このリードはたった9分しか続かず、前半終了前にシティが同点に追いつく。ドイルが左サイドから低いクロスを上げ、走りこんだジェイムズ・マカティーが12ヤードからシュートを決める。

先制したブルーズにとって前半終了間際に同点に追いつかれたのは不運だったが、選手たちの士気は下がっていないように見えた。

逆転ゴール

後半からエリオットに代わりアンジョリンが出場し、キャプテンマークをつけたが、最初にチャンスをつくったのはシティだった。FWロジャースが左サイドから打ったシュートが風の影響もありポストに当たる。

しかし後半8分の次のチャンスでロジャースが低いクロスをゴールに流し込み、シティが2-1と逆転する。

チェルシーの同点弾

チェルシーは集中力が切れたか、カウンターで相手に攻め込まれる。何とかしのいだブルーズは、ラッキーなプレーで同点弾を決める。

ルイスがシティのエリア内隅でボールを持ち、右足で放ったシュートがハーウッド=ベリスの頭にあたり、そのままオウンゴールとなった。

試合終盤

この同点弾の後もチェルシーが何度か追加点を狙ったが、マンCはカウンターから途中出場したブラーフが打ったシュートがポストに当たる。

そしてまたもやカウンターから今度は運よくパスが回ってきたコール・パルマーがボレーでゴールを決める。決勝点となるゴールを残り6分で決めたマンC、2019年の決勝でPKを失敗しリヴァプールに敗れたパルマーにとって、特に感慨深いものであっただろう。

試合終了間際にリヴラメントの右からのクロスからパート=ハリスがヘディングシュートを打つが、これは惜しくもポスト横に外れ、マンCの優勝が決まった。

去年の12月に始まったこの大会、ブルーズは大舞台で善戦したが、トロフィーを獲得したのはマンチェスター・シティだった。
 

チェルシー(3-4-2-1):ルーカス・バーグストローム;ヘンリー・ローレンス、ディネル・シメウ、レヴィ・コルウィル、ティノ・リヴラメント、ルイス・ベイト(C);ベン・エリオット(ティーノ・アンジョリン45)、ディオン・ランキン(ハーヴェイ・ヴェイル75)、マイルズ・パート=ハリス、マーセル・ルイス;ブライアン・フィアベマ(ティエルノ・バロ60)

サブ:バシール・ハンフリーズ、ジェイク・アスキュー、チャーリー・ウェブスター、ジュード・スーンサップ=ベル

警告:ヴェイル77

得点者:ルイス28、ハーウッド=ベリス(OG)59

マンC:シーラン・スリッカー、コンラッド・イーガン=ライリー、テイラー、ハーウッド=ベリス、リューク・エムベテ=タブ、アルファ・ディオンコウ、ジョセフ・ホッジ、コール・パルマー、トーマス・ドイル、リアム・デラップ、ジェイムズ・マカティー(アレクサンダー・ロバートソン86)、モーガン・ロジャーズ(ジェイデン・ブラーフ75)

サブ:フィンリー・バーンズ、ジョシュア・マクナマラ、サミュエル・エドジー、ベンジャミン・ナイト、オスカー・ボブ

警告:ホッジ60

得点者:マカティー37、ロジャース52、パルマー84

主審:ジェフ・エルトリンガム

チェルシーからその他