マッチレポート

マッチレポート:チェルシー 4 シェフィールド・ユナイテッド 1

今年最後の代表戦によるブレークを前に、チェルシーがまたもやスタンフォードブリッジで相手を圧倒し、全大会合わせて8試合連続無敗となった。

ブルーズは、前半序盤にマクゴールドリックに先制点を奪われたが、タミー・エイブラハムが同点弾を決めてからは試合のペースを完全に掌握した。

前半30分を過ぎると、ハキム・ツィエクの鋭いクロスをベン・チルウェルが押し込み逆転し、その後もツィエクは相手を翻弄し続けた。

後半30分過ぎにはセットプレーからチアゴ・シウバが頭で合わせて、チェルシー移籍後初ゴールを決めた。

更にティモ・ベルナーが駄目押し点を決めて勝負ありとなった。シェフィールド・ユナイテッドは今季、順位では低迷するものの、リヴァプール、アーセナル、そしてマンCに善戦した。

今日相手を全く寄せ付けなかったブルーズは、自信を持ってブレーク後のニューカッスル戦に臨むことができるだろう。

スタメン

フランク・ランパードは、水曜日のレンヌ戦からジョルジーニョに代えてコヴァチッチを起用した以外、同じ布陣でこの試合に臨んだ。セサル・アスピリクエタとジョルジーニョが欠場する中、チアゴ・シウバがキャプテンを務めた。

キックオフ前に第二次世界大戦で命を落とした犠牲者のために一分間の黙とうが捧げられ、トランペットのソロによる『Last Post』が演奏された。

スロースタート

試合序盤から攻勢に出たのはシェフィールドUだった。開始1分には、オーバーラップしたクリス・バシャムへのパスをエリア内でコヴァチッチが何とかインターセプトして難を逃れる。ブルーズは、初めての攻撃でリース・ジェイムズが放った低いクロスにチルウェルが合わせるがGKアーロン・ラムズデールにセーブされる。

ブレイズのウィングバックは昨季のホーム&アウェー両試合でブルーズを苦しめたが、今回も右サイドのボルドックが攻撃に出る。ジョン・イーガンのパスに走りこんだボルドックだったが、チルウェルがブロックし、エドゥアール・メンディの手を借りずに済む。

しかし前半9分、CKからボルドックがベルゲに戻し、ゴール前に流したボールをマクゴールドリックがダイレクトで決めて、シェフィールドUが先制する。

反撃に出たエイブラハムがエリア内で打ったシュートはラムズデールが問題なくセーブするが、その後チェルシーが同点に追いつく。

シェフィールドUが守備を固め、スペースを見つけることができなかったブルーズだったが、ツィエクのスルーパスに走りこんだコヴァチッチが後ろにクロスを上げ、ボールはエイブラハムに渡る。エイブラハムが放ったシュートはジャストミートではなかったが、バウンドしたボールがゴール左隅に吸い込まれる。

同点弾を決めたブルーズはその後試合を支配し、右サイドでコヴァチッチがFKを獲得する。このFKからツィエクがエリア内に鋭いボールを送り、ラムズデールがはじいたところをヴェルナーが左足で押し込もうとするが、これは惜しくもバーに当たってゴールとならない。

チェルシーの逆転劇

前半34分、またもやツィエクのFKから今度はチルウェルが走りこみ、ももに当たったボールがゴールに入った。

更に点差を広げようとするブルーズは、チルウェルがまたもや得点チャンスをつくる。今度もツィエクのCKからチルウェルがボレーシュートを打つが、ラムズデールがセーブする。

前半終了間際、メンディがセーブする場面はあったが、スロースタートの後、相手陣でのプレス、そして多くのチャンスをつくったチェルシーが当然のごとく前半をリードして折り返した。

後半開始直後にスティーヴンスのヘディングでのバックパスにコヴァチッチが走りこむ追加点のチャンスがあったが、ヴェルナーへのパスはバシャムがスライディングでクリアーする。

その後もチェルシーの支配が続き、ツィエクがシュートを打つが相手にあたってバーを越える。その後のCKからエイブラハムがゴールを狙うが、得点とはならない。

この試合でも輝きを放ったジェイムズは守備では相手のチャンスを潰し、攻撃ではFKからゴールを狙うが、これはラムズデールがセーブする。その後のコヴァチッチのシュートは惜しくも枠を外れる。

疲れの見えたコヴァチッチに代わりジョルジーニョが入る。

残り15分までスコアは変わらなかったが、ツィエクのCKからニアポストに走りこんだチアゴ・シウバがヘディングでチェルシー移籍後初ゴールを決めた。

ツィエクはその1分後に中央に走りこんだヴェルナーにアシストを送るが、ループシュートは惜しくも枠の右へと外れる。

しかしそのすぐ後、中盤で相手が失ったボールに走りこんだヴェルナーが4点目を決めた。

試合終盤はチェルシーが相手を圧倒し、アディショナルタイムのマウントのシュートはラムズデールが何とかセーブし、試合はそのまま4-1で終了する。チェルシーはこれが今季ホーム2勝目となり、順位を3位に上げた。

偉大なるツィエク

全体的にチェルシーは素晴らしいパフォーマンスを見せたが、今日の主役はツィエクだった。優れたパス、クロス、ボールコントロールで終始チャンスを演出し、攻撃の起点となった。シェフィールド・ユナイテッドは堅実な守備を見せたが、ツィエクの魔法の前にはなす術がなかった。

今後の予定

多くの選手が自国の代表に召集される。ブルーズはこのブレーク後にリーグ戦で移動距離が最長となるアウェーでのニューカッスル戦に臨む。

チェルシー(4-3-3):メンディ;ジェイムズ、ズマ、シウバ(C)、チルウェル;カンテ、コヴァチッチ(ジョルジーニョ71)、マウント;ツィエク、エイブラハム、ヴェルナー(ジルー87)

サブ:カバジェロ、リュディガー、クリステンセン、アスピリクエタ、エメルソン、ハドソン=オドイ

得点:エイブラハム23、チルウェル34、シウバ76、ヴェルナー80

 

シェフィールド・ユナイテッド(5-3-2):ラムズデール;バシャム、イーガン(C)、スティーヴンス、ロウ、ボルドック;ベルゲ、ノーウッド(オズボーン62)、ランドストラム;マクゴールドリック、ブリュースター(マクバーニー63)

サブ:ロビンソン、バーク、フェリプス、ジャギエルカ、シャープ

 

得点:マクゴールドリック9

警告:イーガン37、ベルゲ75

 

主審:ジョン・モス

チェルシーからその他