分析

データから見るシェフィールドU戦:SBの攻撃参加とツィエクの台頭

今週末ホームでシェフィールド・ユナイテッド相手に大勝したブルーズだが、試合のデータを分析すると、監督が試合後に語った通りハキム・ツィエクの攻撃への貢献が顕著なことは明らかだが、彼以外のポジションからも相手の守備を崩していることがわかる。

チェルシーのここ数試合の攻撃は、右サイドでツィエクの後ろに位置するリース・ジェイムズ、そして左サイドでティモ・ヴェルナーをサポートするベン・チルウェルから生まれることが多いということが、シェフィールドU戦の前にもトピックに挙げられた。

「両サイドの攻撃がうまく機能しているが、パスをより正確にし、エリア内で決定力を上げればもっと良くなるだろう。とにかく、今は満足しているし、これからも改善し続ける」と金曜日に語ったランパード。

ランパードにとってチェルシー監督就任以来シェフィールドU相手に初勝利となったが、ブルーズは素早いサイドの切り替えができるようになり、彼自身が言う通り今季最高のパフォーマンスを見せ、データも彼の考えを支持するものになっている。

マン・オブ・ザ・マッチ投票で圧倒的な得票数を得たツィエクの活躍により、右サイドのプレーが注目されるが、左サイドの攻撃の重要性も無視することはできない。

ベン・チルウェルは左SBというポジションながら、枠内へのシュートはチームトップを記録した。2-1の逆転弾を含め、彼が放ったシュートすべてが枠を捉えた。チルウェルはチャンスにつながるパスも2本成功しており、これはゴールとはならなかったがチームメイトに多くのチャンスを供給していることを意味する。

シュート数が最多となったのは4本中2本が枠を捉えた(そのうち1本はゴール)タミー・エイブラハムだった。さらにキーパスも4本と、6本のツィエクに次ぎチーム2位となった。ツィエクはチルウェル(2-1)とチアゴ・シウバ(3-1)のゴールをアシストした。

ツィエクはこの試合ファールを4回受けた(チーム最多)。この試合も2ゴールを演出など、今季セットプレーからの得点が増加したのも彼の貢献が大きい。

ツィエクの活躍が目立つが、右サイドからの攻撃は彼だけではない。クロスの回数をみると、ジェイムズはツィエク(6本)に次いでチーム2位の5本となる。3位につけたのが4本のマウントだった。

ボールタッチでは下の図が示す通り、シェフィールドUが良いスタートを切ったにもかかわらず、ほとんどの時間チェルシーが試合を支配し、リース・ジェイムズは守備よりも攻撃での貢献が大きかったことがわかる。

ヘディングシュートでチェルシー移籍後初得点を決めたチアゴ・シウバは、今季パス記録でチームトップに立っている。パス回数は117でトップとなり、一方シェフィールドUはジョン・ランドストラムが42回で最多となり、チェルシーが試合のペースを握っていたことが見て取れる。

しかし、パス成功率ではジェイムズが93.5%でフィールドプレーヤーとしてトップに、エドゥアール・メンディは93.6%となった。

エンゴロ・カンテはマックス・ロウと対峙し、5回タックルを成功させ、さらにインターセプト2回となった。インターセプトに関しては、メイソン・マウントとシェフィールドUのクリス・バシャムがトップとなった。

チーム全体で見ると、シュート回数はブルーズが20本に対してシェフィールドUは6本。ブルーズのポゼッションは70%で、タックル成功数も相手を上回った。前半序盤にコーナーからのプレーで失点し、6試合連続クリーンシートとはならなかったが、それ以外の6本のコーナーはすべて防ぎ、一方攻撃ではコーナーから2ゴールを決めた。

ブルーズはここ4試合すべて勝利し、14得点を挙げており、カラバオカップ対トッテナム戦を落としてから8試合連続無配となっている。90分間での敗戦は第2節のリヴァプール戦に遡る。

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