インタビュー

責任と敬意について語るランパード

フランク・ランパードが監督としての哲学に関する要素、そして常勝のメンタリティーを創り上げる方法について語った。

ブルーズであらゆるトロフィーを獲得したランパードは、監督として自身の選手としてのキャリアで学んだことを活用し、更にタイトルを獲得できるチームを創り上げようとしている。

スポーツにおいてトップレベルで成功する重要性、そして選手・監督として責任を持つこと、チーム不振時に他人に責任を押し付けることを避ける必要性について語った。

「若いことから今に至るまで、責任転嫁の文化をよく見てきた。そういう事は自分は絶対にしたくない。選手として『守備の4人が悪かった。良いパスを出したのにFWが決めなかった』などと言うのは簡単なことだが、自分はできるだけ自分自身を厳しく見ていきたい。もちろん自分はピッチ内外で多くのミスを犯すだろうけど、改善するためには責任感を持たなくてはならない。」

今監督として彼が自分の選手たちに同じようなメンタリティーを持つように訴えるのは驚くべきことではない。

「選手として多くのミスを犯したからこそ、自分にとって監督として最も大事なことで、選手たちに伝えたいことだ。チームのトップである監督として自分の選手時代のように間違った方向に進む21歳の若手に対して上からの目線で対応するべきではない。彼らと同じレベルに立ち、私生活、そしてピッチ上でも彼ら一人一人が独自の考えや理由を持っていることを理解しなくてはならない。だから自分の考えや価値観を理解させることができると考えず、選手自身に考えさせ自分達の才能を引き出してほしい。自分自身もミスを犯したのだから。それについてはできるだけオープンでいたい。全盛時のチェルシーの時のようにトレーニングで選手たちに責任感を持ってほしい。正直に言うと、それができているとは思っていない。特に若い選手にとっては時間のかかることだし、チェルシーはそういう選手がたくさんいるからね。」

「監督として責任感を示すことが唯一、選手たちに100%責任感を持たせる環境を創れる方法だと思う。だから弱さを見せることは問題ではない。1週間準備しても週末の試合でうまくいかなかった時、選手と心を開くべきだろう。自分自身に『あの場面で何ができただろう、あのパフォーマンスで選手たちを責めることはできない』と言うんだ。座って反省したり、チームがどうだったか考えたりするけど、自分自身に責任がなかったかを考えるようにしている。」

チームのメンタリティーについてランパードがもう一つ確信しているのは、チーム内で敬意を示し一丸となることだ。

「人間として、選手として、そしてチームとして優れているグループを築きたい。お互いを尊敬しあうことがトップクラブでは必須となる。それについては自分に100%責任があるし、常日頃からトレーニングでの姿勢、行動、グループ内での嫌なことへの対処などを見ていく必要がある。選手たちには、ピッチに立つとき、困難に立ち向かう時にお互いを頼ってほしい。」

更にランパードは監督になってから今までに学んだことのうち、何が最も重要だったかを明かす。

「戦術的に多くを学び、もちろんそれは非常に重要なことだが、選手たちやグループの関係の方が自分にとって大事だと思うから、それについては触れない。適切なバランスを保つことが大事だ。レベルの高いチームにおいて、ポジティブでいることと、緊迫した雰囲気を持つことのバランスが重要になる。2連敗した後にチアリーダーのようにポジティブにはなれない。そういう性格じゃないんだ。今まで何度も見てきたが、勝っている時も選手たちが浮かれて試合を落とさないように、緊張感を保たないといけない。だからそのバランスを取る努力が必要となる。まだ自分も改善しなくてはならない部分がある。ものごとは常に変わるから、常にそのバランスについて分析を続けなくてはならない。だが、それが自分が今までに学んだことで、無視することのできない部分だと思う。」

チェルシーからその他