分析

データから見るニューカッスル戦:主将カンテがチームを牽引

今年最後の代表戦明けのニューカッスル戦で勝利を収めたブルーズだが、試合後のデータを分析すると、エンゴロ・カンテが中盤の低い位置でのチームへの貢献、そして攻撃の改善が見て取れる。

チェルシーは土曜日のこの試合、相手のオウンゴールと後半のタミー・エイブラハムのゴールで勝ち点3を獲得し、リーグ・カップ戦合わせて5連勝となっている。ここでは、この勝利の裏にある数字や戦術について解き明かしていく。

守備の要となったカンテ

4-3-3の布陣によりここ数週間、サイドバックがより積極的に攻撃参加することによりプレーの質、そして結果が改善したブルーズ。しかし、このシステムが機能するには、一人で中盤とディフェンスのつなぎ役となるカンテに大きな負担がかかる。

ニューカッスル戦でタックル成功数(4回)、インターセプト数(3回)でトップに立ったカンテは、トニ・リュディガーとクル・ズマの前に位置取り、相手の攻撃を軽減させた。

カンテよりも多くのパスを通したのは2人のCBだけである。

しかし、カンテが輝いたのは自陣だけではないことは、彼のヒートマップを見れば明らかだろう。

ブルーズのプレーの中でおそらく最も驚異的だったのは、相手にボールを奪われたときの素早く激しいプレスだろう。チェルシーのポゼッションは71.1%で、パス成功率は90%である一方、相手へのプレスも効果的で、カンテはどの位置でもこぼれ球を拾うことができていた。

試合後、5th Standでのファン投票でも当然マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

変幻自在の攻撃

4-1で勝利したシェフィールド・ユナイテッド戦ではハキム・ツィエクが主役となったが、ニューカッスル戦ではチェルシーの攻撃の厚みが証明された。シュートの8割が左サイドからだった一方、ピッチ上どこから相手を攻めたかというと、右サイドが34%、左サイドが36%、そして中央からが30%とほぼ三等分となった。

チームのシュート数14本のうちエイブラハムはトップの3本、そのうちの1本が65分に決めたチーム2点目で、チームの枠内3本のシュートのうち2本は彼の放ったものだった。

枠内もう1本はティモ・ヴェルナーのシュートで、彼はゴール前でのチャンスをものにすることができなかったが、エイブラハムの得点シーンでは左サイドから相手ディフェンスを抜き去りアシストを提供した。

ヴェルナーはここ5試合で初めて無得点に終わったが、8試合で10点に絡んでいる(7ゴール3アシスト)。エイブラハムは昨季開幕から23得点でチームトップとなっている。   

アウェーで試合を完全の掌握

ブルーズは今季最高レベルのポゼッションで、リュディガーが全体の10%キープ、難なく12試合連続無敗を達成した。次に来るのが9.9%のズマ、7.3%のリース・ジェイムズ。ボールタッチ数最多はメイソン・マウントの91回となり、ディフェンダーを除きトップとなった。

シュート14本のうち6本が枠外、5本はセーブされた。ベン・チルウェルのプレッシャーを受けたフェデリコ・フェルナンデスのオウンゴールによるブルーズの先制点は、シュート0の状態で決まった。

2-0の時にショーン・ロングスタッフのシュートがクロスバーに当たったが、ニューカッスルの枠内へのシュートは1本だけとなった。

ズマは空中戦を9回制し、他のどの選手にも4つ差をつけてこの試合トップとなり、更にパス成功率は96%とスタメントップになった。

エドゥアール・メンディは9試合中7試合クリーンシートを達成、プレミアリーグでは5試合中4試合クリーンシートとなる。現在メンディは405分に1失点という驚異的な数字を維持している。リーグ・カップ戦合わせてアウェーで4試合連続クリーンシートは、2014年2月以来の記録となる。

チェルシーからその他