マッチレポート

MATCH REPORT:レンヌ 1 チェルシー 2

カラム・ハドソン=オドイとオリヴィエ・ジルーのゴールでリーグ・カップ戦合わせて6連勝となったチェルシーが、2試合を残しグループステージ突破を決めた。 

試合終盤に大きな動きがあったが、まず先制点を決めたのは若手のハドソン=オドイだった。今週、スタンフォードブリッジすぐそばのフラムロードにメイソン・マウントの壁画が完成したばかりだが、その彼が中盤からスルーパスを出し、走りこんだハドソン=オドイが落ち着いて決めてこれが先制点となった。

この試合、チェルシーは思うようにボールをキープできず、相手GKよりも仕事が多かったエドゥアール・メンディが、好セーブを見せ終盤までリードを守った。

レンヌは試合終了間際まで集中を切らすことなく、残り4分でギラシがヘディングシュートを決める。しかし、その後ジルーがアディショナルタイムに追加点を挙げてチェルシーが何とか逃げ切った。

セビーリャがクラスノダールで勝ったため、チェルシーと共にグループステージ突破を決め、あとは首位争いだけとなった。

スタメン

ランパードは週末のニューカッスル戦からすべてのポジションで選手を入れ替え、4人の選手を新たに起用した。

チアゴ・シウバとセサル・アスピリクエタが4バックに戻り、中盤ではエンゴロ・カンテに代わりジョルジーニョが出場、攻撃陣はハキム・ツィエクではなくハドソン=オドイが起用された。

レンヌは前節で退場処分を受けたダルベルトが出場停止となり、18歳のエドゥアルド・カマヴィンガが中盤でスタメン出場した。昨季得点王のエムベイェ・ニアンは1-0で敗れた金曜のボルドー戦で復帰したが、この試合はベンチスタートとなった。

得点なきスタートダッシュ

チャンピオンズリーグでここ7試合7ゴールに絡んだティモ・ヴェルナーだったが、開始5分に訪れたチャンスを逃してしまう。

乾燥してボールの走りにくいピッチで、チェルシーはアスピリクエタのパスからハドソン=オドイが低いクロスを上げる。

このボールにゴール前でフリーだったヴェルナーが走りこむが、近距離からのシュートはバーの上を大きく超える。その後ピンチを逃れたレンヌが試合のペースを握る。

開始から20分間、レンヌは攻撃的でまとまったプレーを見せるが、正確さを欠きチェルシーのディフェンスを突破することはできない。

ハドソン=オドイの独走

ブルーズはこの試合で勝利すれば、2試合を残しグループステージ突破を決めることを十分に承知していた。過密スケジュールの中、早々と勝負を決めるのは、今後にとっても重要となる。

そのためには、フランスでの勝利が必須となり、更にできればセビーリャがクラスノダールに敗れることを期待していたチェルシー。しかしセビーリャは序盤のラキティッチの得点で、チェルシー同様前半を1-0で折り返した。

お互いに攻めきれない時間帯が続く中、イングランド若手のマウントとハドソン=オドイのプレーにより試合が動く。気概と勇気を見せ、このチームに欠かせない存在となったマウントが、自陣でボールを奪取し、初めは左サイドのヴェルナーの方向に向いたが、逆側でフリーだったハドソン=オドイにスルーパスを出す。

この完璧なパスを受けたアカデミー卒のハドソン=オドイがしっかりとトラップし、フリーでシュートを放ち、ゴール右隅に落ち着いて決めた。この先制点が、20歳のハドソン=オドイにとって今季3点目、(CL2点目)となった。

レンヌの逆襲

この得点により、寒気に覆われたフランス北部のスタジアムの温度が急上昇する。レンヌにとってグループステージ突破は厳しいかもしれないが、3位になればヨーロッパリーグに参戦できることもあり、すぐに反撃に出る。

しかし、その後ベン・チルウェルの左サイドの突破からマウントがシュートを放ち、ゴミスが何とかセーブして追加点を阻む。

昨季までプレーしたスタジアムに戻ったエドゥアール・メンディは、7試合目のクリーンシートを狙うが、次第に彼の出番が増える。ギラシとダ・シルバの攻撃に対し高いボールも低いボールもうまくセーブする。

チルウェルの緩いパスからギラシにシュートチャンスが訪れるが、これはクル・ズマがブロックする。チェルシーにとっては理想のタイミングでハーフタイムとなった。

ディフェンス陣の健闘

ここ数か月チェルシーが好調を維持できたのは、守備の改善による部分が大きかった。9月中旬から今日まで13試合無敗となり、後半開始から10分間、そのことがより鮮明に表れた。

自陣のエリア内ではチアゴ・シウバが適切なポジションで相手のチャンスを摘み、クル・ズマはフィジカルで相手FWを抑え、チルウェルとエイブラハムはセットプレーからの空中戦でチームに貢献した。

レンヌは試合開始から、間違いなく大きなチャンスをつくったが、今季のチェルシーはより成熟していて、小さなアドバンテージも守り切れるように見えた。

終盤の同点弾

プレミアリーグとは異なり、ヨーロッパの大会では5人の選手交代が認められているため、ランパードは終盤残り15分にマウントとエイブラハムに代えカンテとジルーをピッチに送る。

2018年にワールドカップ優勝を果たしたこの2人は祖国で愛される存在であり、メンディもレンヌで同じような扱いを受けている。

ギラシとニャムジのシュートを続けてセーブし、レンヌにとって厄介な存在となった今夜のメンディだが、残り4分の同点弾の場面では失点を防ぐことはできなかった。

コーナーキックからギラシが強烈なヘディングシュートを放ち、これがゴール右に突き刺さり1-1の同点となる。

チームを救ったオリ

途中出場したツィエクのパスからチルウェルが頭で合わせるが、ジャストミートできずゴミスに止められる。しかし、ブルーズは失点を避けることはできなかったが、アディショナルタイムになっても勝負を諦めない。

相手ディフェンダーのボールをカットしたツィエクのスルーパスからヴェルナーがシュートを打つ。これはゴミスが正面で弾くが、高く舞い上がったボールに走りこんだジルーが相手に競り勝ちヘディングシュートで追加点を挙げる!

フランスで何度も主役となったジルーが、今夜も貴重なゴールを決め、チェルシーが決勝トーナメント進出を決めた。

今後の予定

日曜日午後4時30分にはブリッジでトッテナムとのロンドンダービーが行われる。その後週半ばにCL第5節、アウェーでセビーリャとの試合に臨む。

 

チェルシー(4-3-3):メンディ;アスピリクエタ、ズマ、シウバ、チルウェル;コヴァチッチ(ハフェルツ75)、ジョルジーニョ、マウント(カンテ68);ハドソン=オドイ(ツィエク75

)、エイブラハム(ジルー68)、ヴェルナー(ジェイムズ90+1)

サブ:ケパ、カバジェロ、ジガー、クリステンセン、トモリ、アロンソ、エメルソン

得点者:ハドソン=オドイ22、ジルー90

 

レンヌ:ゴミス;トラオレ、ダ・シウバ、ニャムジ、トリュフェール(マウアサ86);エンゾンジ、カマヴィンガ(グレニエ78)、ブリジョー;ドク(グボホ86)、リー・シリキ(デル・カスティージョ63)、ギラシ

サブ:サラン、フラヴィアン・テ、オマリ、アサイソン、ルター、ユヌ、ニアン、ソッピー

得点者:ギラシ85

警告:グレニエ87

 

主審:ビョルン・カイパース(オランダ)

チェルシーからその他