マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:レンヌvsチェルシー

今夜のブルターニュでの試合に勝利すると、グループステージ突破が確定するブルーズ。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーにとってグループステージで2度目、最後の6時(日本時間午前3時)キックオフとなるフランス・ブルターニュで行われるレンヌ戦。土曜日の試合の後の火曜日の対戦となり、スタメン全員が代表に召集されたブルーズにとって忙しい時期が続く。

ニューカッスル戦での勝利は9試合で6勝目となり、今回のレンヌ戦で勝利するとグループステージ突破が決まる。

金曜日、レンヌはリーグ戦でボルドーにホームで1-0で敗れ、ここ最近では6戦5敗となった。ブルーズよりも1日多くオフを取ったレンヌは、ここでポイントを稼ぎ、勝ち点6差の上位2チームに近づきたいところだ。

ボルドーにゴールを許したレンヌ

チェルシーはCLでここ3試合失点がない。この大会での4試合連続無失点は2007/08に遡る。

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グループEの変遷

グループEの二極化は顕著で、上位2チームは勝ち点7、残りの2チームは勝ち点1となっている。ブルーズがアウェーで勝利し、クラスノダールでセビーリャも勝ち点3を奪うと、両チームの決勝トーナメント進出が決まる。

チャンピオンズリーグ 2020/2021
1チェルシー32107077
2セヴィージャ32104227
3クラスノダール301238-51
4レンヌ301215-41

 

チェルシーのニュース

ホームでのレンヌ戦で2得点を決めたティモ・ヴェルナーは、「レンヌで今日のようにいいプレーを見せ勝利して、セビーリャ相手に首位争いをしたい」と語った。

ヴェルナーは昨年までプレーしたライプツィヒでのように、左足でもゴールを決めたいところだろう。タミー・エイブラハムとベン・チルウェルの2人が現在両足でゴールを決めている。

先シーズンのゴールのうち、5分の1がオリヴィエ・ジルー、クリスチャン・プリシッチ、そしてマルコス・アロンソなどの左足によるものだった。今季、左利きのハフェルツ、ツィエク、チルウェルが加入したことでこの数字が上昇している。

ゴールの内訳(全大会)
右足2057%
左足1029%
ヘディング514%
合計36 (オウンゴールを含む)

エイブラハムは、この試合で得点を決めると2011年2月のアネルカの記録(最終的に5試合連続得点)以来の4試合連続ゴールとなる。リーグ・カップ戦合わせてエイブラハムはスタメン出場した全11試合でゴールまたはアシストを記録している。ニューカッスル戦で見せた彼のプレーは、相手が9人で守ろうともブルーズがチャンスを量産できることを示すものだった。

一方、データから見るとカンテの復調ぶりが明らかだ。中盤の中央にポジションを戻したカンテは、インターセプト27回、タックル成功25回とリーグトップの記録となっている。

3試合で良いパフォーマンスを見せたタミー | Unseen Extra

フランスでプレーしたもう一人のブルーズ、エドゥアール・メンディは開幕時にはレンヌの選手だった。メンディは土曜日、9試合で7回目のクリーンシートを達成した。

チームにとってトップニュースは、カイ・ハフェルツとチアゴ・シウバが召集リスト入りし、クリスチャン・プリシッチが週末のスパーズ戦に向けてロンドンに残ったということだろう。

プリシッチの欠場により、タミー・エイブラハムの1トップ起用は確実で、カラム・ハドソン=オドイのスタメン起用もあり得る。

トニ・リュディガーの代わりにチアゴ・シウバが出場する可能性が高い一方、ハフェルツが出場すれば、カンテを温存しない限りコヴァチッチのスタメン起用はないだろう。ビリー・ギルモアも週末U23チームで得点を決め、復調してきている。


レンヌのニュース

10代の期待の若手エドゥアルド・カマヴィンガは、金曜のボルドー戦に出場、昨季のチーム得点王エムベイェ・ニアンもベンチから出場した。試合には1-0で敗れたものの、この2人の復帰はレンヌにとって朗報となった。この試合、レンヌの放った14本のうち2本だけが枠内へのシュートとなり、3試合連続無得点となっている。

このような状態でも、この時点でのリーグでの勝ち点は2017年以降最多となっているが、金曜の敗戦で順位は3位から8位に降下した。今日の試合、ユヴェントスから移籍したCBダニエレ・ルガーニは出場できず、攻撃的LBのダルベルトはロンドンでレッドカードを受け出場停止となる。

チェルシーとのチャンピオンズリーグで2枚のイエローカードで退場したダルベルト

ジュリアン・ステファン監督はブリッジで、4-1-4-1の布陣でチェルシーの4-3-3と対峙し、3-0で敗れたPSG戦でも同じフォーメーションを採用した。対チェルシー戦では2つのPKを献上しレッドカードを受けたにもかかわらず、ステファンは相手の攻撃陣に激しいプレスをかけたチームを称賛した。

10人になってからもチャンスをつくり、メンディのゴールを脅かした。しかし、試合後のやり取りを見れば、メンディがレンヌでどれだけチームメイトに慕われていたか明らかだった。

ステファンは「脅威となる攻守の切り替え」と、チェルシーの攻撃、そしてヴェルナーのオフサイドトラップを破るスピードに対して、何らかの対策を講じる必要があるだろう。ブルーズは、必要な場合、異なる解決策を常に見出してきた。今夜のブルターニュでの試合もそうなるかもしれない。

チェルシーからその他