マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsトッテナム

今週日曜のトッテナム戦も観客のいないスタンフォードブリッジで行われるが、好調の2チームによるロンドンダービーは興味が尽きない試合となるだろう。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

今節、ロンドンの上位2チームが対戦する。アーセナルがチェルシーとトッテナムよりも上位でシーズンを締めくくったのは4年前になるが、日曜日の試合ではリーグトップの得失点差を誇る両チームが対戦する。

現在上位15チームが9ポイント内にあり、リヴァプールが土曜日の昼に行われるブライトンとの試合で勝ち点を落とすと、どちらかのチームがリーグ首位に躍り出る。

ブルーズとトッテナムは今季既にカラバオカップで対戦している。この試合は90分で1-1となり、トッテナムがPK戦の末勝利した。

全体で見ると1995/96シーズンから4半世紀の間、チェルシーがトッテナムを圧倒している。ブルーズはスパーズに対して28勝7敗で、得失点差は90、勝ち点は99とトッテナムの36を大きく引き離している。

チェルシー 2-1 トッテナム・ホットスパー(H) | プリミアリーグハイライト

先シーズンはホーム・アウェーでチェルシーが連勝し、1909/10シーズン以来11回目のダブルを達成した。トッテナムはブリッジで17試合中1回だけクリーンシートを達成している。

2003年チェルシーのオーナーを務め初めたロマン・アブラモヴィッチは、トッテナム戦で1000回目の試合を迎える。彼が就任する以前は、勝率が44.3%だったが、就任以降、勝率は60.9%に上昇した。

photo of スタッツ スタッツ


チェルシーのニュース

ベテランから若手まで多くの選手が起用される中、アカデミー卒のリース・ジェイムズ、タミー・エイブラハム、メイソン・マウント、そしてカラム・ハドソン=オドイがここ数週間輝きを放っている。

中盤での攻守の切り替えの素早さが大きな成果をもたらしているブルーズだが、これが日曜の試合のカギとなる可能性がある。

チェルシーはスパーズの高いディフェンスラインの裏を攻めるだろう。一方、ハリー・ケインは相手の守備を崩すために新しいポジションでプレーしている。

マウントのレンヌ戦でのアシスト

ケインは1トップとしてよりも、中盤に下がって攻撃を組み立てており、チェルシーはCBが彼を中盤まで追いかけるのではなく、MFが対応する戦術を取るべきだろう。

マンCはこのケインのプレーに何ら対策を講じず、好調の孫興民にゴールを奪われた。スパーズの戦術を防ぐことができるのは、チェルシーだけだろう。

ロンドンダービーが話題の中心となっているが、プレースタイルの違いも顕著だ。

チェルシーは開幕から5814回パスを通しており(パス成功率は86%)、これはリーグトップの数字となる。一方、より直接ゴールを狙うスパーズのパス数はこれよりも20%低い。

両チームがリーグで台頭する前に行われたカラバオカップでの対戦では、ブルーズがスパーズのエリア付近でボールをキープしチャンスを量産した。

フランス語でコミュニケーションが取れる4人

好調のスパーズ

ジョゼ・モウリーニョはマンC戦同様にチェルシーに対しても深い守備でロングボールを駆使し中盤を飛ばし、持ち前の運動量でチャンスをつくる戦術を取るだろう。

しかし、先週土曜日のニューカッスル戦のように、ここ数試合チェルシーは深く守る相手に対しサイドから効果的に攻めており、ハキム・ツィエクのチャンスを生むプレーを抑えられるチームはそうはいないだろう。

CBのトビー・アルデルヴェイレルトはスパーズの4試合中クリーンシート3回という記録に大きく貢献している。ベルギー代表のアルデルヴェイレルトが欠場することにより、ジェイフェス・タンガンガかダビンソン・サンチェスが復帰する可能性があるが(両者とも木曜日ELの試合に出場)、まだ経験の乏しいジョー・ロドンはエリア内でディフェンスに高さをもたらすだろう。モウリーニョはトップ6に対して多くの場合長身DFを起用しており、レンヌ戦で空中戦の強さを見せたブルーズに対してもこのような対策を取ってくる可能性が高い。

元チェルシー監督のモウリーニョはコロナウィルス陽性から復帰した右SBマット・ドハーティ、そしてハリー・ウィンクスも召集できる見込みだ。中盤では、リカバリー能力の高いピエール・エミール・ホイビュルクとエリア内で高い守備力を誇るムサ・シソコを起用するだろう。

 

今季2度目の対戦

この試合がチェルシーとトッテナムの今季2度目の対戦となる。2019/20シーズンのロンドンダービーはブルーズが16ポイント、スパーズが14ポイント獲得している。

チェルシーはリーグ戦のダービーでここ10試合中8勝している。

 

London Premier League table 2020/21
試合得失点差ポイント平均ポイント
アーセナル2200463
チェルシー1100433
クリスタルP2101-331.5
ウェストハム3111041.33
トッテナム1013011
フラム3003-500

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