マッチレポート

MATCH REPORT:チェルシー 0 トッテナム 0

日曜夕方に行われたロンドンダービーは、多くの人が予想した通り、好調のチーム同士の拮抗した試合になったが、結局リヴァプールとともにリーグ最多得点の両チームとも、得点することができなかった。

チェルシーは特に後半試合を支配したが、得点につながるチャンスは作れなかった。

前半はお互いに相手を警戒し、トッテナムはカウンター、ブルーズがそれを防ぐかたちとなる。ティモ・ヴェルナーが抜け出しゴールを決めたと思われたが、オフサイドの判定となる。一方メンディは前半終了前にオーリエのミドルシュートをセーブした。

チェルシーは堅い守備を見せ、後半は相手が引いたこともあり、先制点を狙った。試合時間残り10分にメイソン・マウントがミドルシュートを放つが、惜しくも相手GKにはじかれる。試合終了間際、両チームともディフェンスがミスを犯したものの、得点には繋がらず結果試合は引き分けに終わった。

1ポイントを分け合った両チーム、この結果によりブルーズは2ポイント差の3位、スパーズはリヴァプールと同ポイントに並び、得失点差で首位に立った。


スタメン

特にサプライズはなく、フランク・ランパードは予定通り3人の選手を入れ替える。ハキム・ツィエクがスタメンに戻り、リース・ジェイムズも右SBに、そしてエンゴロ・カンテが中盤の中央に起用された。この3人は全員週半ばのCLレンヌ戦ではベンチスタートだった。

チェルシー対トッテナムの試合は常にビッグゲームとなるが、今回はファン不在の中、両チームが好調を維持しており、更に無敗記録を更新中、勝つとリーグ首位に躍り出るということで、高い注目が集まった。

試合前にはサッカー界のレジェンド、ディエゴ・マラドーナをスタジアム内にいた全員が1分間の拍手で追悼した。そしてスクリーンには、彼が2008年にコブハムを訪問した時の様子が放映された。

膠着した日曜の夕方の試合

前半45分は特に記憶に残るものではなかっただろう。試合は非常に戦術的なものになる。両チームとも枠内へのシュートは1本ずつとなった。

序盤からチェルシーがボールをキープしたが、相手陣に攻め入ることはできず、ハキム・ツィエクがシュートを打つが、これはGKヨリスの正面へ。トッテナムはチェルシーの攻撃を自陣で待ち、9分にカウンターからベルフワインがシュートを放つがバーを越える。

その2分後、チェルシーはタミー・エイブラハムからパスを受けたマウントがヴェルナーにボールを送り、左サイドからファーポストに完璧なシュートを決めるが、オフサイドと判定されノーゴールとなる。

この場面でヴェルナーにスペースを与えたトッテナムのオーリエだったが、その後エリア外からミドルシュートを放ち、メンディがこれを素早く反応しセーブする。

前半中盤、ポゼッションは半々となり、守備を固めたトッテナムはこの結果に満足しているようだった。

ブルーズはズマがロングボールを前線に送り込むが、これをカットされソン・フンミンとベルフワインにチャンスを与えてしまう。このプレーからも、このダービーでは規律とコンディションが重要なことが明るみに出た。

エイブラハムは前線で相手DFを苦しめ、コーナーを獲得する。さらにチルウェルがシュートを打つがこれはバーを越え、ツィエクもファーポストのヴェルナーに得意のパスを送り、前半終了間際、スピードを上げ相手のエリア内でスペースを探したが、特に危険なプレーを作ることができない。

リース・ジェイムズの攻撃参加

後半に入ってもツィエクがまたもやヴェルナーにパスを送る。しかしヴェルナーはこれをミートすることができず、枠を捉えられない。その後、ジェイムズが2度クロスを送るが、エイブラハムは両方ともゴールに結びつけることができない。チェルシーは後半に入って更に良くなっているように見えた。

64分にはツィエクがクロスを上げ、エイブラハムはこれに反応できないが、スパーズの守備陣がもたついているところをチルウェルが拾いチャンスをつくる。しかし、パスを受けたツィエクのシュートはバーの上を越えてしまう。

両チームに訪れた最後のチャンス

試合時間残り15分でクリスチャン・プリシッチが11月に怪我して以来交代出場し、更にレンヌ戦で決勝点を決めたジルーもその後すぐにピッチに入る。しかし、この試合一番のチャンスをつくったのは、中盤でフリーになったマウントだった。ゴール右隅に正確なミドルシュートを放ったが、GKヨリスが何とかセーブする。

4分間のアディショナルタイムでは、両チームが相手のミスからチャンスをつくる。

ジョー・ロドンのヘディングによるバックパスは短く、ジルーがゴール前でフリーでボールを奪うが、ループシュートは高さがなくヨリスにキャッチされる。一方トッテナムはズマのパスミスからロ・チェルソがシュートを打つが、これは枠を大きく外れる。

勝ち点3は逃したが無敗記録は継続

チェルシーはこの引き分けで、カラバオカップでトッテナムにPK戦の末敗れて以来、リーグ・カップ戦合わせて11試合連続無敗となった。90分間での敗戦はホームでのリヴァプール戦に遡る。トッテナムは今季初めてアウェーで勝ち点3獲得を逃した。

今後の予定

来週もプレミアリーグとチャンピオンズリーグの連戦が続き、ブルーズは水曜日にCLグループステージ第5節、アウェーでセビーリャ戦に臨む。尚、両チームとも既にグループステージ突破を決めている。セビーリャで勝利した方がグループステージ首位の座を掴む可能性が高いが、引き分けの場合、第6節まで順位は確定しない。

プレミアリーグでは来週土曜日にリーズ・ユナイテッドと対戦する。スタンフォードブリッジで行われるこの試合は、部分的にファンにも開放される。

チェルシー(4-3-3):メンディ;ジェイムズ、ズマ、シウバ(C)、チルウェル;コヴァチッチ、カンテ、マウント;ツィエク(ハフェルツ83)、エイブラハム(ジルー79)、ヴェルナー(プリシッチ74)

サブ:ケパ、リュディガー、アスピリクエタ、ジョルジーニョ

警告:ツィエク30、ズマ55、マウント76

 

トッテナム(4-2-3-1):ヨリス;レギロン、ダイアー、ロドン、オーリエ;ホイビュルク、シソコ;ベルフワイン(デイビス89)、エンドンベレ(ロ・チェルソ65)、フンミン(モウラ90+2);ケイン

サブ:ハート、サンチェス、ヴィニシウス、ベイル

警告:ベルフワイン50、レギロン54

 

主審:クレイグ・ポーソン

チェルシーからその他