マッチレポート

マッチレポート:セビーリャ0チェルシー4

衝撃的なオリヴィエ・ジルーの4ゴールでチェルシーはアウェーでの勝利を手にし、チャンピオンズリーグ、グループリーグ首位を獲得した。

ジルーの4得点は、フランク・ランパードが現役時代2010年3月のアストンヴィラ戦で4ゴールを決めて以来で、チャンピオンズリーグの試合では、ブルーズの選手として初めてその偉業を達成したことになる。

これ以上完璧な4ゴールがあるだろうか?最初の3ゴールは、完璧なハットトリックだった、両足それぞれの素晴らしいフィニッシュで2点、そしてトレードマークのヘディングで3点目。

そして、この日を締めくくる最後のゴールは、自身がエリア内で倒されて得たペナルティキックをしっかりと決めた。

これでチャンピオンズリーグ・グループEの首位を確保したことになるが、チェルシーの粘り強い守備と巧みなパス、そしてジルーの決定力が融合した古き良きチェルシーのプレースタイルが報われた。これで、セビーリャの14試合無敗が終了した。

選手起用

穏やかなアンダルシアの夜、フランク・ランパードがチームの厚みと故障者が居ないことを生かしてフィールドに送り出したメンバーは、大きく変化していた。9人の変更のうち、エメルソンは今季2度目の先発出場、アンドレアス・クリステンセンは10月中旬以来の先発出場となった。プリシッチとハフェルツも先発出場を果たし、ビリー・ギルモアも復帰を果たした。 

チアゴ・シウバとクルト・ズマは遠征に帯同しなかった。

セビーリャは8人の変更をしてきたが、そのうちの1人はキックオフ直前に行われた。怪我をしたトマーシュ・ヴァツリークの代わりに、20歳のGKアルフォンソ・パストールがシニアデビューを果たした。 

試合開始

開始30秒でパストールに出番が回り、ハフェルツのクロスをパンチングで防いだ。

最初の決定的なチャンスは開始5分、アスピリクエタがペナルティーエリア内でスペースを見つけたプリシッチにパスを通したが、フィニッシュは枠をそれた。

セビーリャのディフェンス陣のゴール前でのミスを待つ必要はなかった。辛抱強くパスを出すことで、ハフェルツが中盤からボールを運ぶスペースができた。彼は左右に選択肢があったが、ジルーを選んだ。ボールを受けたジルーは倒れ込みながら左足インサイドでファーサイドへボールを流し込んだ。

ブルーズの立ち上がりは完璧だったが、前半20分少し前にはエドゥアール・メンディの勇敢さと反射神経に助けられた。フリーキックから抜け出したボールを、ディエゴ・カルロスの足元に飛び出しブロックした。

攻守で目立ったプリシッチ

しっかりとペースを握れていたので、我々のカウンターは敵にとって脅威となり続けていた。マテオ・コヴァチッチとジョルジーニョが組んでボールを奪い、プリシッチへ、彼の低めのシュートはパストールの足元に阻まれた。エメルソンのコーナーから、ルディガーのゴール前のヘディングは、ラインの外でクリアされた。 

プリシッチはさらにシュートを放ったが、自陣ゴール前では彼がハンドを犯した可能性があるとして、VARによるチェックが行われた。リプレイを見ると、ボールは彼のお腹で跳ね返っていた。

前半終了間際は、少し試合が荒れ、主審がコヴァチッチとプリシッチに警告を出した。前半最後の17本目のシュートは、イヴァン・ラキティッチの左足からのものだったが、大きく枠を外れた。

後半開始直後のネマニャ・グデリのシュートも、同じく枠には入らなかった。

オリヴィエの追加点

カラム・ハドソン=オドイは右サイドから多くのボール送り、なかなかうまく合わなかったが、54分についに見事な2点目へ繋がった。

セビーリャのボックスの外でインターセプトしたボールを、ジョルジーニョが360度回転してコヴァチッチに送り、コヴァチッチはジルーにパスを通した。ジルーは自分の苦手な右サイドにボールが入ってきても、セルジ・ゴメスをかわし、キーパーの頭上にボールをふわりと浮かせた。これはシンプルで完璧なシュートだった。

ブルーズが試合を楽しんでいたのは間違いない。ランパードは3人のフレッシュな選手を投入したが、そのうちの1人、メイソン・マウントはすぐに見せ場を作った。ジョルジーニョのパスを受けたMFは、ボレーを放ったが、ゴール右隅低く放たれたボールはパストールが見事にセーブした。

ジルーのハットトリック

そして、交代で入ったもう2人は、ジルーのハットトリックをお膳立てした。メンディのロングボールは、ハキム・ツィエクに転がり、エンゴロ・カンテに送られた。

そこから送られたクロスはジルーにとってご馳走そのもので、教科書の様なヘディングをニアポストで合わせ、ボールをゴールへ流し込んだ。

ボックス内で押し倒されたジルーは、自らペナルティキックのチャンスを掴み、最小限の助走で右上の隅に決めた。 

数分後に彼がピッチを去る時、ほとんど誰もいなかったラモン・サンチェス・ピスフアンに響いた拍手は、無観客になってからのいつもの拍手よりも大きく感じられた。おそらく実際にそうだったのだろう。チェルシーのストライカーが、これほどまでにオールラウンドなパフォーマンスを見せてくれることはめったにない。

輝いたジルー

今季2度目の先発を任されたジルーは、4ゴールとセンターフォワードとしての教科書の様なプレーを披露し、チェルシーにとって彼の重要性を強調した。セビーリャはほとんどがハイラインでプレーしていたため、スピードのあるハドソン=オドイ、プリシッチ、ハフェルツがジルーにボールを送り、正確なファーストタッチからスペースに抜け出した、相手ディフェンスラインが深くなると、ジルーはバックラインの間にあるエリアを利用してチャンスを作った。

ジルーは、少なくとも途中出場で過去7試合出場している。今日のパフォーマンスは、我々が多忙な年末年始に近づくにつれ、彼の出場機会が増えることを確信させた。

次の試合は?

土曜日にブリッジで、リーズ・ユナイテッドを迎える。なんと次節は、スタジアムに2,000人のブルーズ・サポーターが入場予定だ。

チャンピオンズリーグのグループステージは来週火曜日、ホームでのクラスノダール戦で幕を閉じる。

 

チェルシー(4-3-3):メンディ;アスピリクエタ(C)、クリステンセン、リュディガー、エメルソン;ハフェルツ(カンテ67)、ジョルジーニョ(ギルモア85)、コヴァチッチ(ツィエク67);ハドソン・オドイ、ジルー(ヴェルナー84)、プリシッチ(マウント67)

サブ:ケパ、カバジェロ、トモリ、ジェイムズ、チルウェル、アロンソ、エイブラハム

得点:ジルー 8、54、74、83(ペナルティ)

警告:コヴァチッチ37、プリシッチ43、マウント90+1

 

セビーリャ(4-3-3):パストール;イエス・ナバス(C)(クウンデ60)、セルジ・ゴメス、ディエゴ・カルロス、レキク;ラキティッチ(トーレス75)、グデルジ、オスカル・ロドリゲス(ジョルダン60);バスケス(ムニール66)、エン=ネスリイ、イドリシ(オカンポス60)

サブ:ゴンザレス、デ・ヨング、フェルナンド、ザルザナ、バスケス、ロメロ

警告:グデリ15、イドリシ41、セルジ・ゴメス82

 

主審:アルトゥール・ディアス

チェルシーからその他