分析

データから見るセビーリャ戦:オリの大活躍によりアウェーでの試合を完全に制したブルーズ

セビーリャを4-0で下し、1試合を残してグループステージ首位突破を決めたブルーズ。試合後、オリヴィエ・ジルーの4得点とヨーロッパのアウェー戦の見本と言うべきチームのパフォーマンスに焦点が集まった。

ジルーは前半に左足で先制点を決めた後、後半は右足での相手GKを抜くシュート、そしてヘディングでゴールを奪い、更に自身が獲得したPKも決めた。

試合時間残り6分でエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンのピッチを去った際に、チームメイトやスタッフから祝福を受けたことがジルーのこの試合でのパフォーマンスを物語っていた。しかし、彼のチームへの貢献はこの4ゴールだけではない。


様々な局面で相手を圧倒したジルー

ブルーズ入団後、50試合目のスタメン出場となったジルーにとって、この試合は忘れられないものとなった。ボールタッチ数は38回となったが、1トップとして頭でボールを落とし、前線でのキープ力を見せ、エリア内での決定力を見せつけた。

シュート5本はこの試合最多で、そのうち4本が枠内、そしてゴールとなり、空中戦も4回制した。

先週のレンヌ戦ではアディショナルタイムにヘディングで競り勝ち決勝点を決めたジルーだが、グループEの首位の座を決めるセビーリャ戦でも先制点を決め、チームを勝利に導いた。これでチャンピオンズリーグ5得点、クラブ・代表の全大会合わせて11ゴールとなった。

ヨーロッパ大会、そしてチャンピオンズリーグで1997年のカップウィナーズカップ対トロムソ戦でのジャンルカ・ヴィアッリ以来のチーム最高齢ハットトリックを達成した。今年34歳のジルーだが、まだ衰えることを知らないようだ。

選手を入れ替えた守備陣がまたもやクリーンシート達成

フランク・ランパードはこのスペイン遠征で3日前に行われたトッテナム戦から守備陣4人を総入れ替えした。主将セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセン、トニ・リュディガー、そしてエメルソン・パルミエリがメンディと共に出場し、今季10試合目のクリーンシート達成に貢献した。セビーリャにとってはチャンピオンズリーグ・グループステージにおいてホームで18試合ぶりの無得点となった。

CL5試合で1失点はマンCと並んで最少失点となっており、メンディは5試合中4試合でクリーンシートを達成、チェルシーの新記録を樹立した。

攻撃もさることながら、守備面でも集中力を欠かさず統率の取れたプレーを見せた。セビーリャはポゼッション(55%対45%)、ボールタッチ(700対608)、パス成功(445対349)で上回ったが、試合を支配したのはチェルシーだった。これはチャンピオンズリーグ、特にアウェーにおいて、異なる戦術が必要であることを示している。

序盤から先制点まで試合を支配したブルーズは、その後カウンターを狙う戦術にシフトする。守備では90分間でタックル16回、クリアー13回、インターセプト10回、そしてシュートを5回ブロックした。

アスピリクエタはタックル、インターセプト数でチームトップとなり、右サイドを制した。

その他のデータ

パス成功率はセビーリャが85%に対しチェルシーが83%と大差はなく、チャンスにつながるパスも12本ずつで、マテオ・コヴァチッチとエメルソンが3本ずつでチーム最多となった。

ジルーは2010年3月対アストンヴィラ戦でのランパード以来、初めて1試合4ゴールを達成した。2018年1月にブルーズに入団して以来ヨーロッパ大会で17得点となり、6点で2位のハドソン=オドイに11ゴール差をつけている。

ドリブル成功はチェルシーが10回に対しセビーリャが6回、エメルソン、プリシッチ、ハフェルツ、そしてハドソン=オドイが2回ずつ成功している。

これで大会を制した2012年3・4月以来のチャンピオンズリーグ4連勝となった。グループリーグ首位通過は2016/17シーズン以来で、12回目となった。

チェルシーからその他