マッチレポート

MATCH REPORT:チェルシー 3 リーズ 1

ブルーズがブリッジで2000人の観客を前にオリヴィエ・ジルー、クル・ズマ、そしてクリスチャン・プリシッチの得点により3-1でリーズに逆転勝利した。

今季初めてサポーターのスタジアム観戦が許可されたこの試合、ブルーズはファンを裏切ることなく、勝ち点3を獲得しプレミアリーグの首位に立った。

開始早々元ブルーズのパトリック・バンフォードのゴールによりリーズが先制し、チェルシーにとってはすべてが順調にいったというわけではなかった。

しかし、持ち前の忍耐力によりペースをつかみ、またもやジルーがゴールを決め同点とする。

週半ばのセビーリャ戦で4得点を決めたジルーは、今夜も前半27分にリース・ジェイムズのクロスに合わせてゴールを決め同点とした。

そしてもう一人のフランス代表、ズマが後半にヘディングで追加点を決め、アディショナルタイムにはクリスチャン・プリシッチが駄目押しとなる3点目を入れ、チェルシーは勝ち点3を獲得し、トッテナムとリヴァプールの試合を前にリーグ首位となった。

スタメン

ランパードは週半ばのセビーリャ戦から今回も8選手を入れ替えた。スペインで4得点を決めたオリヴィエ・ジルーはレギュラー入りし、更にカイ・ハフェルツとエドゥアール・メンディが連続出場した。

ディフェンスは全員が入れ替わり、リース・ジェイムズとベン・チルウェルが両サイド、そして中央にはクル・ズマとチアゴ・シウバが入った。

中盤ではメイソン・マウントとエンゴロ・カンテ、そしてフォワードにはハキム・ツィエクとティモ・ヴェルナーがジルーと共に出場した。

勢いのあるスタート

12月の肌寒いブリッジで寒さを忘れ熱狂する試合を期待する2000人のブルーズサポーターを裏切らない出だしとなる。

開始からまだ1分も経たずに、クロスからハキム・ツィエクがシュートを放つが、これは相手GKメリエがうまく止める。その後のコーナーからマウントがクロスを上げジルーに合わせるが、ヘディングシュートは僅かにゴール右に外れる。序盤から好調なジルーはこの試合でもゴールを期待させた。

すぐに先制点が決まりそうな空気が漂い、それは4分後に現実となる。しかし、ゴールを決めたのは元ブルーズのフォワードだった。カルヴィン・フィリップスのスルーパスを受けたバンフォードは、クル・ズマの裏に入り、前に出たエドゥアール・メンディを抜いて空になったゴールに落ち着いてボールを流し込む。

ブルーズはすぐに反撃に出るが、ヴェルナーのチャンスは2回ともゴールとはならない。ジルーの落としたボールをゴール前でヴェルナーはミートできず、更に2度目のシュートはバーに当たってゴールとならない。あり得ないかたちでチャンスを逃したことにより、この試合は悪夢のようになるかと思われた。

ジルーの得点

両チームとも攻撃の手を緩めず、リーズは前半15分過ぎにバンフォードがディフェンダーを振り切りクロスに合わせるがこれはバーを越える。その後アリオスキのシュートがファーポストを直撃するが、既にオフサイドフラッグが上がっており無効となる。

しかし、今のチェルシーには絶好調のジルーがいる。彼が得点を決めてくれるだろうと誰もが思う中、前半27分にそれが現実となる。リース・ジェイムズのクロスを左足で合わせてゴールを決め、チェルシーのファンが待つウェストスタンド前で同点弾をチームとともに祝う。ファンは長い間ブルーズのゴールを間近で見ることを待ち望んでいた。それは誰もが歓迎する瞬間となった。

 

両チームとも攻撃し続けるも、その後は特に大きなチャンスは訪れない。その中でブルーズはハキム・ツィエクが故障し、クリスチャン・プリシッチと交代する。

またもやチームを救ったズマ!

後半も前半同様にスピーディーな展開で多くのチャンスが生まれる。マウントのコーナーからハフェルツがヘディングシュートを打つが枠を外れ、その後リーズもコーナーからラフィーニャがシュートを打つがこれはチアゴ・シウバがブロック、そのリバウンドからのシュートもバーを越え、ブルーズは難を逃れる。

そして今度はリーズがその代償を払うことになる。ヴェルナーが抜け出し、メリエが2度セーブし、その後マウントのシュートは相手に当たりコーナーキックとなる。これをマウント自身がエリア中央に送り、反応したズマがリアム・クーパーに競り勝ちヘディングでゴール下隅にゴールを決める。

チームの力

セビーリャ戦で9人、そしてこの試合で8人を入れ替えたランパードは、この過密スケジュールの中で起用できる選手を全員ピッチに送る込んだと言えるだろう。

コロナ陽性により数試合を欠場したハフェルツは、残り20分でセビーリャ戦で輝きを見せたマテオ・コヴァチッチと交代した。

フォワード陣は攻撃の手を緩めず、チルウェルのパスを受けたヴェルナーがまたもやゴールを狙うがメリエにセーブされ、マウントのCKからジルーがヘディングシュートを打つがこれはバーの上に外れる。

その後ジルーは休息のためピッチを去り、タミー・エイブラハムが交代出場する。ゴールを決めたいエイブラハムだったが、シュートは惜しくも枠を外れた。フォワード3人はこれからもコンスタントに試合出場するチャンスを得るだろう。

勝負を決めたプリシッチのゴール

ヴェルナーは得点こそなかったが、アディショナルタイムに右サイドを駆け上がり、中央に走りこんだプリシッチに低い軌道のクロスを上げる。これをプリシッチがスライディングしながら押し込みチェルシーが3-1と勝ち越す。

試合はこのまま終了となり、スタジアムで観戦したサポーターが勝利を祝福する。スタンドからの声援は誰にとっても大きな支えとなっただろう。

試合後には「One Step Beyond」が流れフランク・ランパード、そして選手たちがサポーターと共に勝利を祝った。勝ち点3を獲得したチェルシーは、日曜日の残りの試合を前にリーグ首位となった。

今後の予定

週半ばには再度ブリッジでチャンピオンズリーグ・グループリーグ対クラスノダール戦に臨む。既に首位での決勝トーナメント進出を決めているため、ランパードはこの試合でもターンオーバーを行う可能性が高い。そして今日の試合に続き2000人の観客がスタジアムでチームをサポートするだろう。

チェルシー(4-3-3):メンディ;ジェイムズ、ズマ、シウバ(C)、チルウェル;マウント、カンテ、ハフェルツ(コヴァチッチ);ツィエク(プリシッチ30)、ジルー(エイブラハム79)、ヴェルナー

サブ:ケパ、リュディガー、アスピリクエタ、ジョルジーニョ、

得点者:ジルー27、ズマ61、プリシッチ90+3

 

リーズ(4-4-1-1):メリエ;アイリング、コッホ(ヨレンテ9)、クーパー、ダラス;ラフィーニャ、クリヒ、フィリップス、アリオスキ(ロドリゴ69);ハリソン(ポベダ57)、バンフォード

サブ:カシーリャ、ストライク、コスタ、ロバーツ

得点者:バンフォード4

 

警告:ヨレンテ74、ラフィーニャ90+5

 

主審:ケヴィン・フレンド

チェルシーからその他