マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:エヴァートンvsチェルシー

4日間で2度アウェーでの試合に臨むチェルシーは、土曜の夜にママージーサイドでエヴァートンと対戦する。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

1994年以来エヴァートンのホームでリーグ戦を落としたことがなかったチェルシーは、ここ3戦で2敗している。

リーグ戦ここ3試合で現役時代の監督と2回目の対戦となるランパード。今でもブリッジで人気のあるカルロ・アンチェロッティの下、ランパードは83試合に出場し、ダブルを達成している。

アンチェロッティ率いるエヴァートンは、10月の代表選によるブレーク以後、ここ7試合で1勝4敗と振るわず、先週9位まで順位を下げた。トフィーズはホームでリーグ・カップ戦合わせてここ6試合連続で失点を許しており、過去2試合終盤にゴールを奪われている。

カルロ・アンチェロッティと再会したフランク・ランパード

トッテナム対クリスタルパレス、リヴァプール対フラムと、トップ3のクラブは全チームアウェーでの試合となる。ブルーズはPK戦を除きリーグ・カップ戦合わせてアウェーで9試合連続無敗となっており、2014年11月に達成した10連続無敗にあと1試合で並ぶ。

チェルシーは6年ぶりのプレミアリーグ開幕からアウェー6戦連続無敗を狙う。

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チェルシーのニュース

ランパード監督の下、チェルシーはスイス製アーミーナイフのように相手に対応している。リーグトップの破壊力を持つソンとケインを封じ、セビーリャを粉砕、そしてリーズ戦では優れた戦術で試合をコントロールした。今夜はドミニク・キャルバート=ルーウィン率いるチームを抑え込むことができるだろうか?

週半ばのクラスノダールではほとんどの選手を入れ替えたが、CFと中盤以外は先週末のメンバーが出場するだろう。ハキム・ツィエクとカラム・ハドソン=オドイはハムストリングの怪我により欠場する。

ティノ・アンジョリンとビリー・ギルモアは火曜日の試合でヨーロッパの舞台に足を踏み入れ、ときにその才能の片鱗を見せた。クリスチャン・プリシッチがコンディションに不安を抱えていることもあり、ランパードはこの2人が数週間トップチームに残ることを明言した。

チャンピオンズリーグでのデビュー戦でマン・オブ・ザ・マッチにノミネートされたギルモア

マルセロ・ビエルサ率いるチームを圧倒したことが話題となったが、先週末の試合では試合結果以外にも多くの見どころがあった。まずパスカット数では、カンテがインターセプトとタックル合わせて62回とどの選手よりも4回以上多い。

クル・ズマは今季4得点目を決め、チームのCKからのゴールは11で既に昨季の記録に並んだ。Optaのデータによると、ブルーズはコーナーキックから8回に1回ゴールを決めている(昨季は35回に1回でリーグ15位)。

トレーニングでの守備面の強化も順調のようで、今季セットプレーからの失点は3点だけとなっている。

エドゥアール・メンディのセーブ率は93.8%と今季リーグトップで、トップ5との試合では1失点、アウェーでは3試合連続でクリーンシートを記録している。2016年2月以来4試合連続でのクリーンシートはない。

トッテナム戦でクリーンシートと記録したメンディ

一方CBのキープ力により、攻撃陣は相手プレスを破ることができている。チアゴ・シウバとズマの中盤を経由しない前線へのロングボールにより、リーズのマンツーマンの戦術はうまく機能しなかった。

ここ4年勝てていないグディソン・パークではディフェンス陣の安定したフィードが重要になるだろう。ブルーズは今季アウェーで最も良い成績を残している。一方のエヴァートンはホームでの成績はリーグ9位となっている。


エヴァートンのニュース

ブリッジでの成功からも示されるように、カルロ・アンチェロッティはシンプルな戦術で個々の選手の能力を最大限引き出すことができる監督だ。

彼の下最も恩恵を受けているのがスピードと高さが持ち味のドミニク・キャルバート=ルーウィンだ。アンチェロッティの指示は、必要な場面で高い質を求め、ボールタッチ数を減らすことだった。トフィーズの攻撃陣はゴール数と枠内へのシュート数でこれまでの数字を上回っている。

昨シーズンチェルシーとの試合で2得点を記録したキャルバート=ルーウィン

中盤のアランとドゥクレが走り回ってボールを奪うことにより、4-3-3に布陣を変えることができたが、CBのホルゲートとキーンの守備力に不安があること、そしてコールマンの怪我により3バックに戻った。

リュカ・ディニュの怪我とイウォビとデルフをウィングバックとして起用、そしてハメス・ロドリゲスに相手選手を追うことを求めないことから、エヴァートンの守備は崩壊しつつある。元レアル・マドリードのハメスはチーム2位のリチャーリソンよりも19本多いシュートを放っているが、今回の試合には怪我のため出場できない。

エヴァートンはまだ3-4-3の布陣になれておらず、先週はバーンリーの堅守に苦しみ、キャルバート=ルーウィンはGKから直接ボールを受けていた。その後負傷退場したデルフに代わりアンドレ・ゴメスが入り4-3-3に戻った。

中盤の選手を増やしたことにより同点に追いついたトフィーズ。今日の試合もこの布陣で臨む可能性がある。

GKジョーダン・ピックフォードは先週の試合でも中距離から失点し、ホームではクリーンシートがない。フラムとウェストブロムのみがセットプレーを除く失点でエヴァートンを上回っている。

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2020/21シーズンでは、これまでヘディングによるゴールでチェルシーとリヴァプールを上回りリーグトップとなっているエヴァートン。セットプレーでは6ゴール2失点、一方のブルーズは7ゴール3失点となっている。

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