分析

データから見るウルブス戦:チルウェルがチャンスをつくったがペースを握れなかったブルーズ

アウェー2連敗となったウルブス戦のデータを見ると、ブルーズが苦戦を強いられたことがわかる。

土曜日のエヴァートン戦と異なり、チェルシーは後半序盤にオリヴィエ・ジルーのゴールでリードした。

しかしウルブスはダニエル・ポデンセが同点弾を、更にアディショナルタイムにペドロ・ネトが逆転ゴールを決めた。チェルシーにとって今季、そして昨年この時期からの初めての2連敗となった。

エヴァートン戦では2本のシュートがポストに当たったが、モリニューでも前半終了間際にメイソン・マウントのコーナーからクル・ズマのヘディングシュートがバーを直撃した。チェルシーは今季7本のシュートをポスト・バーに当てており、これはウェストハムとトッテナムに次ぐ記録である。

左サイド中心のブルーズ

前回のアウェーでのウルブス戦ではリース・ジェイムズが右サイドから突破口を開いたが、今回はベン・チルウェルが多くのチャンスを演出した。

チルウェルは、ジルーへのアシストのみならず、試合最多となる3本のキーパス、そしてセンタリング数でも90分で19本とトップとなった。次点のネトは8本、ブルーズ2位のジェイムズが5本となっており、大きな差をつけた。

チルウェルはボールタッチ数も116回で試合トップとなり、通常トップとなる中盤、そして守備の選手たちを大きく上回った。タッチ数はウルブスのネヴェスより22回、76回のカンテより40回多かった。ジェイムズも76回で、次に来るのが74回のチアゴ・シウバと70回のズマとなる。

平均ポジションマップを見ると、チェルシーは左サイドからの攻撃が多く、クリスチャン・プリシッチが最も前線でプレーした。プリシッチとティモ・ヴェルナーの両者が左サイドでのプレーを好んだ。

プリシッチはドリブル4回成功、5回ファールを受けた。全体的にウルブスはドリブル主体の攻めを見せ、ポデンセが6回、セメドが4回成功している。チームとしてはチェルシー15回に対しうるぶすは10回となっており、ベンチから途中出場したトラオレも1回成功した。

対照的な空中戦

チェルシーはシュート数でウルブスを上回ったが(13対12)、枠内のシュートでは相手に劣った(3対4)。

ウルブスは全シュートのうち4本がネトのもので、逆転ゴールを含む2本が枠内へのシュートとなった。ジェイムズ、ジルー、そしてヴェルナーが3本ずつ、ジェイムズとジルーは枠内に1本ずつ、ジルーのシュートは先制点となった。この得点でリーグ・カップ戦合わせて8ゴールと、ヴェルナーと共にチームトップとなった。

エヴァートン戦(0.66)が最低値となったゴール期待値(xG)だが、ウルブス戦は得点を入れたことにより若干数字が上昇した。ウルブスは2得点により、予想以上に高いゴール期待値となった。

ウルブスは同点ゴールの場面を含み、空中戦で強さを見せた。チェルシーの12回に対し、ウルブスは27回空中戦を制し、ウィリー・ボリーが7回、ロマン・サイスとレアンデル・デンドンケルが4回ずつ勝っており、チェルシーのトップ、3回のズマを上回った。

ウルブスはタックル数で17対14、インターセプト数も14対7でチェルシーに勝った。

ポゼッションは前半はチェルシーが42対58でリード、後半は48対52の互角となり、総パス数もおなじように拮抗した。

ウルブスのカウンター3回はすべて後半に起きたもので、ランパードは試合後、相手の攻撃を阻止できなかったことを指摘した。

チェルシーにとって、この試合が今季初めての先制してからの敗戦となった。

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