マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsウェストハム

チェルシーは今年の冬至、ブリッジでウェストハムとのロンドンダービーに臨む。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

 

ウルブスとの敗戦から6日後に行われるこの試合、チェルシーは今季最も長い時間を休息、そして対戦への準備に費やすことができた。2連敗中のブルーズにとっては貴重な時間となっただろう。これからの7試合中ロンドンでの試合が6試合ということもあり、移動距離も最小限に抑えることができる。

フランク・ランパードはチームの負担を軽減するために、今季ここまでで27選手を起用している。これはリーグ最多で、リヴァプール、エヴァートン、そしてウェストブロムを2人上回っている。ウェストハムのデイヴィッド・モイーズ監督が起用したのは21選手。

ロンドンのダービーはクリスマス前最後の試合となるが、チェルシーはこの時期30シーズンで2敗のみ(19勝9分け)と驚異的な記録を残している。2つの敗戦は1999年対リーズと2年前のレスターとの試合。

チェルシーはブリッジでここ5試合負けがなく、そのうち4試合で3点以上を取っている。

photo of 主なデータ 主なデータ


チェルシーのニュース

フランク・ランパードにとって月曜日のウェストハム戦で勝利することは、連敗から脱出する以上の意味がある。彼はハマーズでデビューしたが、低い評価を受け、その後ブリッジで世界的スターになったのである。

今週はここ数か月の中で試合の準備に最も長い時間を費やすことができるため、貴重な勝ち点3を取るためにスタメンや戦術に変更があるかもしれない。

トレーニングセッション |プリシッチ、ヴェルナー、メンディ

サイドアタッカーとしてチームに大きな影響を与えたハキム・ツィエクは、リーズ戦で途中退場してから戦線を離脱している。ランパードは彼とカラム・ハドソン=オドイが月曜日に復帰する可能性を示唆している。

ツィエクのチームへの貢献は多大で、セットプレーを含めどのチームメイトよりもコンスタントに多くのチャンスを創り出している。ウルブス戦ではクリスチャン・プリシッチが良いパフォーマンスを見せたが、彼は右ではなく左サイドから攻撃を展開していた。

ブルーズは恐らく疲労の蓄積によりここ2試合精彩を欠き連敗している。ウルブス戦での枠内へのシュートは13本中3本だけ、エヴァートン戦も10本中3本となっている。リーズ戦では23本中11本、セビーリャ戦では14本で4ゴール、ニューカッスル戦では14本中3本で2ゴールを決めている。

ニューカッスル 0-2 チェルシー (A) | プリミアリーグハイライト

ウルブス戦で先制点を挙げるも逆転されたブルーズだが、リヴァプール(16)、エヴァートン(12)、そしてトッテナム(11)のみがチェルシー(10)よりも多く先制点を決めており、同じように、またはそれ以上の同点弾を決められている。この点ではウェストハムもブルーズと同じ数字である。

プレミアリーグにおける先制点と同点弾
チェルシー先制点10同点弾4
ウェストハム先制点10同点弾4
サウサンプトン先制点11同点弾4
トッテナム先制点11同点弾4
エヴァートン先制点12同点弾5
リヴァプール先制点16同点弾8


ウェストハムのニュース

デイヴィッド・モイーズは今季4バックと3バック両方を採用しており、1-1の引き分けに終わった水曜日のパレス戦は4-2-3-1で臨んだ。これまで主力としてチームを牽引したマイケル・アントニオが欠場する中、元ハルのジャロッド・ボーウェンが輝きを放ったが、トマーシュ・ソーチェクも3試合で2得点と好調だ。

ブレントフォードからレンタル移籍中のサイード・ベンラーマはセバスティアン・ハラーの後ろで10番としてプレーしているが、まだ本領を発揮できていないようだ。ハラーはイーグルスとの試合で劇的な同点弾を決めたが、このゴールはマヌエル・ランシニとベンラーマのプレーによって生まれたものである。

クリスタルパレス戦でゴールを決めたハラー

この同点劇が示すように、高さと組織力のある中央の守備に加え、ヴラディミール・ツォウファルを右サイドバックに起用することで、モイーズは結果を出すことに成功している。

ウェストハムは特にオグボンナとソーチェクがセットプレーで堅い守備、そして高い攻撃力を見せている(そして今季審判によるペナルティはリーグ2番目に多い)。サウサンプトンのみがセットプレーからより多くのゴールを決めており、ウェストハムのシュートのうち15%はゴールエリアからでリーグトップである。そしてシュートがポスト・バーに当たった数も10本とリーグトップ。

今週怪我から復帰した左SBアーロン・クレスウェルより今季プレミアリーグでアシストを提供しているのは3選手のみだ。クレスウェルとアントニオ、ボーウェン、そしてバルブエナがブルーズとの試合で復帰するとみられる。


ダービー2連戦

この試合はチェルシーにとってリーグ5戦中1戦目のダービーとなる。ボクシング・デーにはアーセナルとアウェーで対戦し、その後1月15日にはフラムと今季初の西ロンドンダービーに臨む。

チェルシーは昨季ロンドンダービーの順位でトップとなり、今季も平均勝ち点で首位となっている。ウェストハムはここ5試合アウェーで臨んだダービーで4敗している。

プレミアリーグ・ロンドンダービー2020/21
試合得失点差1試合平均勝ち点
チェルシー211042
アーセナル320122
トッテナム413021.5
ウェストハム412101.25
クリスタルパレス4121-31.25
フラム3003-50

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