マッチレポート

マッチレポート:チェルシー3ウェストハム0

クリスマス前最後のリーグ戦、チェルシーは、開始早々のチアゴ・シウバのヘディングと、タミー・エイブラハムの2ゴールで、勝利の感覚を取り戻すことに成功した。

完封での勝利は、グディソンパークとモリニューでの敗戦からの完全な復活であり、チームのパフォーマンスは必ずしも最近のホームゲームのような高みに達していたわけではなかったが、ブルーズは試合終了前15分間の2つの追加点を前に、ウェストハムの攻撃をしっかりを抑え込むことに成功した。

試合開始10分で、セットプレーからチアゴ・シウバのヘディングシュートで先制点を奪った。そこからハマーズも調子を取り戻し、前後半通して流れを握っていたように見えたが、フィニッシュまでは至らず、エドゥアール・メンディに見せ場は必要なかった。

それでも、78分にエイブラハムがティモ・ヴェルナーのシュートコースを変えリードを2点に広げ、そのたった100秒後にはストライカーがまたもや至近距離から今シーズンリーグ戦4ゴール目を決めた。

唯一の気掛かりは、ベン・チルウェルが序盤で負傷したことだった、ランパードも重症ではないことを望んでいるだろう。ブルーズは土曜日のアーセナル戦を前に、順位を5位に上げている。 

選手起用

アウェーで連敗を喫したランパードは、守備、中盤、攻撃に一人ずつ変更を加えた。リース・ジェイムズが負傷欠場したため、セサル・アスピリクエタが10月24日以来、初めてリーグ戦に出場した。 

ジョルジーニョがカイ・ハフェルツに変わり先発、これに伴いエンゴロ・カンテが中盤のより高い位置を担った、フォワードについては、オリヴィエ・ジルーではなくエイブラハムが起用された。

9人に増やされたベンチには、怪我から復帰したカラム・ハドソン=オドイが入り、開始10分で選手交代があった。

チルウェルが負傷退場するも開始早々先制

ベン・チルウェルは今日24歳になったが、彼のバースデーゲームは最悪のものになった。チルウェルはプレスの際、右足首を痛めてしまい、プレー続行を望んだが、エメルソンとの交代を余儀なくされた。彼の最初のプレーは先制点を祝福することだった。

しかし、そのゴールの前、チルウェルが倒れ込んでから交代のするまでの間にデクラン・ライスが短いフリーキックに反応してネットを揺らしたがオフサイドフラッグがしっかりと挙げられた。

チェルシーのゴールには疑いの余地はなかった。この日プレミアリーグ通算50試合目の出場を記録したメイソン・マウントがコーナーキックを送り、マークのないチアゴ・シウバが豪快にネットを揺らした。このゴールは、10月下旬に行われたバーンリー戦のクルト・ズマのゴールを彷彿とさせた。

ハマーズにとってセットプレーからの失点は今季初であり、チェルシーにとって今シーズン9点目のセットプレーからの得点は、リーグのどのチームよりも多い。

2点目を伺うチェルシー には多くのチャンスが訪れた。

アスピリクエタがクロスを入れると、エイブラハムが走り込んだがディフェンスがクリア。マウントのクロスにもヴェルナーが合わせ切れなかった。

主導権を握ったハマーズ

前半中盤までゲームを完全に支配していたが、そこからウェストハムが反撃を開始した。

始まりは、ハーフウェイライン付近でカンテがスリップしてボールを失った場面、セバスティアン・アレにチャンスを許してしまったがアスピリクエタの素晴らしいカバーリングで事なきを得た。

その直後、アレが再びシュートを放ったが、これはズマがクリアした。ウェストハムがプレッシャーをかけ続ける中、チアゴ・シルバがトマシュ・ソウチェクの強烈な一撃を勇敢にも腹部でブロックしたことでピンチを脱した。

ハーフタイムが近づくと、チェルシーは主導権を取り戻し、簡単にリードを広げることができたかに思えた。プリシッチはハーフウェイからボールを運び、ヴェルナーがシュートを放ったがファビアンスキの正面に飛んでしまった。

プレーが再開されても、両チームのゴール前でのチャンスは続いた。クレスウェルのクロスをアレがヘディングで合わせ、アブラハムの右サイドからのクロスをヴェルナーが合わせようしようとしていたが、わずかに届かなかった。セットプレーは、ウェルナー、アブラハム、プリシッチの連携の中で、追加点に一番近付いたシーンだった。

試合時間60分頃、アスピリクエタが、パブロ・フォルナルスの低い弾道のシュートを身を投げ出してブロックした。ウェストハムの攻撃は続いたがメンディの出番自体はそう多くなかった。

2人目の選手交代、マテオ・コヴァチッチがジョルジーニョに変わって投入されたのは、ロンドン西部に雨が降り始めた後半が半分過ぎた頃であった。

比較的落ち着いた時間が流れ、ブルーズはラインを深く保ち、プレッシャーをかけ、チャンスが訪れた時にカウンターを仕掛ける展開になった。

この狙いは試合時間残り12分で実を結んだ。ボールは左サイドからヴェルナーに送られ、ボックス内に切れ込み、ボックスの端からシュートを放った。きれいな弾道ではなかったが、エイブラハムがディフェンスラインとキーパーの間に入り、ファビアンスキの前でシュートの角度を変えネットを揺らした。

ブルーズは安堵のため息をついたが、チェルシーがこの試合最高のプレーで追加点を奪った直後、3点目が決まり、エイブラハムが3分間で2点目を決めたことで、緊張はさらに緩んだ。

プリシッチはベンチの前でエイブラハムとパスを交わしてから、斜め前にドリブル、ボールはマウントに渡され、今度は左サイドからのボールがプリシッチに送られたが、勇敢なファビアンスキのブロックによって、プリシッチのヘディングシュートは阻止された。しかし、ボールはエイブラハムの元へ転がり、ストライカーが確実にネットを揺らした。

この試合の最後のチャンスは、カンテのパスを受けたヴェルナーに訪れたが、ボールはクロスバーを叩きつけた。ヴェルナーにとってゴールという意味では最高の夜にならなかったが、チェルシーがダービーで勝利したことは間違いない。ボクシングデーにエミレーツでも同じ光景が見れることを誰もが望んでいるに違いない。

ブルーズファンの皆さん、ハッピークリスマス !

大活躍のタミー

不振だったジルーの代役としてサイドに復帰したエイブラハムのゴールは、彼のフィニッシュだけでなく、ゴールに至るまでの過程でも際立っていた。最初のゴールでは、メンディの長いキックをマウントのパスに合わせ、適切なタイミングで適切なポジショニングをしていた結果、ヴェルナーのシュートにつめることができた。2点目では、彼のパスでプリシッチにスペースを提供した。タミーはまたしても、6ヤードのボックス内でボールをネットに叩き込むという、得意な形を披露してくれた。この2ゴールは、復帰した彼のオールラウンドなパフォーマンスに報いるものであった。 

次戦は?

チェルシー(4-3-3):メンディ;アスピリクエタ(C)、ズマ、チアゴ・シルバ、チルウェル(エメルソン9);カンテ、ジョルジーニョ(コヴァチッチ66)、マウント;プリシッチ(ハフェルツ84)、エイブラハム、ヴェルナー

サブ:ケパ、リュディガー、クリステンセン、ギルモア、ハドソン・オドイ、ジルー

得点:チアゴ・シルバ10、アブラハム78、80

ウェストハム(4-2-3-1):ファビアンスキ;クファル、バルベナ、オグボンナ、クレスウェル;ライス、ソウチェク;ボーエン(フレデリクス90)、ノーブル(C)、フォーナルス(ベンラーマ66);アレ

サブ:マーティン、ランドルフ、ドーソン、ディオップ、ジョンソン、スノッドグラス、ヤルモレンコ 

主審:クリス・カヴァナ

チェルシーからその他