マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsモアカム

1月に入りFAカップが始まろうとしている。日曜のモアカム戦を前に、チェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

プレミアリーグ所属のチェルシーとリーグ2所属のモアカムがFAカップ第3ラウンドで公式戦・親善試合合わせて初めて対戦する。モアカムは2007年に対戦したマクルスフィールド・タウン(フランク・ランパードのハットトリックを含む6-1でブルーズが勝利)以来の4部チーム。

ブルーズにとって初対戦となるのはモアカムが今季4チーム目で、他3チームはチャンピオンズリーグで対戦したセビーリャ、クラスノダール、そしてレンヌ。モアカムはチェルシーと対戦する183チーム目となる。

過去8度FAカップ優勝を経験しているブルーズは、これまでに4部のチームと9度対戦し7回勝利している。2つの敗戦はどちらもブリッジでの試合で、1960/61シーズンのクルー・アレクサンドラ(1-2)と1979/80シーズンのウィガン(0-1)。

フランク・ランパードの初ハットトリック

チェルシーは勝利すると1999年から続く第4ラウンド進出となる。

チェルシーは23年連続FAカップ第3ラウンド突破を狙う。

photo of 主なデータ 主なデータ


チェルシーのニュース

FAカップでは登録選手が20人、そして交代枠が5人となり、トップリーグのチームが優位となるが、下部リーグのチームは調整により時間をかけることができる。

つまり、スタメン11人も大きく変わることが予想される。ランパードはどの選手からも得点を期待するだろう。リーグ戦ここ4試合ではタミー・エイブラハムが3点、オリヴィエ・ジルーが2点決めている一方で、ティモ・ヴェルナーは1アシストを記録している。

相手に敬意を払うのは当然だが、下部リーグのチームとの対戦ということもあり、より実験的な布陣をしくことができるだろう。ブルーズはマンC戦で初めてプリシッチ、ヴェルナー、ツィエクを3トップに置くことができたが、モアカム戦でもこれを変えないかどうかが見どころだ。

シティ戦トップ下でプレーしたカイ・ハフェルツはコロナウイルス陽性から復帰後初めてアシストを記録した。左からの巧妙なクロスが得点につながったが、ハフェルツは夏にチェルシーに入団して以来このポジションだけはプレーしたことがない。ハフェルツは今シーズン既にカラバオカップでチャンピオンシップのバーンズリー相手にハットトリックを達成している。

ハヴェルツのバーンズリーFC戦でのゴール!

この試合誰が中盤で出場するかが、リーグ次節を欠場するエンゴロ・カンテの代役のヒントとなる可能性がある。

FAカップ得点ランキング
ジルー8 試合3 点
ハドソン=オドイ82
カンテ131
カンテ121
ズマ121
マウント61
プリシッチ21
トモリ21

交代選手枠が2つ増えることにより、若手の出場機会も増えそうだ。ランパードが監督に就任して以来、アカデミー卒の8人、ティノ・アンジョリン、アルマンド・ブロジャ(フィテッセにレンタル中)、マーク・グエヒ(スウォンジーにレンタル中)、タリック・ランプティ(ブライトンに放出)、イアン・マートセン(チャールトンにレンタル中)、ビリー・ギルモア、リース・ジェイムズ、メイソン・マウントがトップチームでデビューしている。

パンデミックによりスケジュールも大きく変更しており、育成チームのアンジョリン、ルイス・ベイト、ヘンリー・ローレンス、ティノ・リヴラメント、ジュード・スーンサップ=ベルはトップチームに入るためにバブル(完全隔離)の最中だ。U23チームは12月18日から試合を行っておらず、PL2の次節は6日後となっている。

トレーニングでのビリー・ギルモアとルイス・ベイト


得点を狙うモアカム

モアカムはコロナウイルスの集団感染により、リーグ戦6試合で5勝目となったボクシング・デーのグリムズビー戦以降自己隔離中である。

火曜日にトレーニングに戻り、番狂わせを狙うが、木曜日に再検査があるため、日曜日に出場できる選手はまだわからない。

チェルシーは10月中旬以降毎試合得点を記録しているモアカムの攻撃力、特にカルロス・メンデス・ゴメスに注意する必要があるだろう。

モアカムの得点王でチームの主役となっているのはアダム・フィリップスだが、セネガル・スペイン出身のFWヤン・ソンゴーもチーム月間最優秀選手にノミネートされるなど好調を維持している。

アダム・フィリップスのゴール

今季リーグ2のアウェー戦での勝率は50%で、得点率は90%となっており、昇格ゾーンにも近づいている。モアカムのアウェーゴールの80%は後半に決めたもので、セットプレーやカウンターからの得点が多い。

リーグ2の月間最優秀監督にノミネートされたデレク・アダムスは、3バックや4バック、パスワークからロングボール主体の組み立てなど試合中に様々な布陣を駆使している。

アダムスは不調のチェルシー相手に引き分け狙いで、守備的な布陣で日曜日の試合に臨むだろう。

2020/21シーズンFAカップの規定

今季いくつかのルール変更があった。最も大きな変更点はリプレーの廃止と交代枠5人で、9人のベンチ要員を、ハーフタイムを除き3回にわたってピッチに送り込むことができる。90分で決着がつかない場合、延長戦を行い、その後PK戦により勝敗を決める。

ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)はプレミアリーグ所属チームのスタジアムにて採用される。 

The FA Cup's logo

チェルシーからその他