マッチレポート

PRE-MATCH BRIEFING:フラムvsチェルシー

週半ばの試合がなく、珍しく一週間ぶりの試合となる今週末のフラムとのロンドンダービー。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

 

ロックダウンによりすることがない中、サッカーの試合を観ることができるチェルシーファンは幸運であると言えるだろう。今回はテムズ川北部のフラムへの小遠征となる。

ブリッジでリーグ昇格組相手に対し素晴らしい成績を収めているブルーズだが、アウェーでもその強さはほぼ変わらない。アウェーでの昇格組との対戦は、ここ19試合で14勝3分け2敗となっている。

フラム (A) プレミアリーグ 18/19

元ブルーズMFスコット・パーカーはフラム監督就任後の初戦、2019年3月にブルーズに2-1で敗れた。ブルーズは約61年で初めての対フラム6連勝を狙う。

チェルシーはリーグ・カップ戦合わせてここ38試合で1試合しかフラムに負けていない。

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チェルシーのニュース

元々この試合は金曜日に行われる予定だったが、週半ばにフラム対トッテナム(結果は1-1の引き分け)があったため、土曜日に延期された。これによりチェルシーは1日多くトレーニングをすることができた。尚エンゴロ・カンテは出場停止処分を受ける。

先週末のFAカップでビリー・ギルモアは中盤をコントロールしたが、今回はジョルジーニョが起用される可能性が高いだろう。チアゴ・シウバやベン・チルウェルといった選手も土曜の試合ではスタメン出場するはずだ。

ジェイムズの復帰について語るフランク・ランパード | Press Conference


リーグ2のモアカム相手に4-0で勝利したことにより自信を得たチェルシーは、リーグ戦でも流れを変えたいところだ。先週のカップ戦で久しぶりのゴールを決めたティモ・ヴェルナー、そしてベンチスタートとなったカイ・ハフェルツのコンディションは悪くなさそうだ。

彼ら2人は今季ゴール・アシスト合わせて26点に絡んでいる。更に、メイソン・マウントの巧妙な先制点は、彼にとって9月のウェストブロム戦以来の得点となった。彼が先週温存されなかったのもこれが理由かもしれない。

その他にも、怪我から復帰したハキム・ツィエク、アカデミー卒のティノ・アンジョリン、久しぶりの試合出場となったフィカヨ・トモリ、好調を維持するカラム・ハドソン=オドイなど多くの収穫があった。

モアカム戦でゴールを決めたハドソン・オドイ


フラムの3バック相手にヴェルナー、ジルー、そしてエイブラハムのうち誰をCFとして起用するか興味深いところだ。エイブラハムが出場しなかった試合は開幕戦のブライトン戦以外勝ちがない。彼は開幕戦を除き途中出場したリーズ戦以外11試合に先発出場した。

リーグの上位半分のチームの勝ち点差は10ポイントだけで今までにない接戦となっている今シーズン。5月までにどうなるか全く予想がつかない中、チェルシーは勝ち星が欲しいところだ。

土曜日は先制点を取ることが重要になるかもしれない。フラムは11回先制され、そのうち3度しか追いついていない。クレイヴン・コテージでは全試合の半分で無得点となった。


スコット・パーカー監督の存在

週半ばにトッテナム相手に反撃を見せたフラムは、リーグ・カップ戦合わせてここ6試合負けがなく、失点は3点のみ。しかし6試合で勝利は1回のみ、残り5試合はすべて引き分けている。

開幕からスロースタートとなったが、スコット・パーカー監督によりピッチのあらゆる場所で守備が強化された。チームのプレミア昇格を支えたアレクサンダル・ミトロヴィッチやトム・ケアニーは調子を落としており、チェルシーアカデミー卒のオラ・アイナを含めた5バックにより何とか堅い守備を維持している。

ウィングバックのアントニー・ロビンソンはここ数試合好調を維持しており、アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサの中盤での健闘もあり、パーカー監督率いる若いチームは調子を上げている。

米国出身選手の戦いになるフラム戦


フラムにとっての最重要課題はどのようにゴールを奪うかである。今季ホーム8試合で6点だけしか決めておらず、これより少ないのは5点のバーンリー、ウェストブロム、そしてシェフィールド・ユナイテッドのみである。チーム得点王は4点のボビー・リードで、2018/19カーディフ時代に27試合で決めた総得点数まであと1点としている。

GKの能力により上位・下位チームに限らずシーズンの結果が大きく変わることがあるが、アルフォンス・アレオラは競り合いに強く、今季どのGKよりも相手チームのクロスを止めている。スパーズ戦でも失点を1に抑えたことにより、試合終了間際のイヴァン・カヴァレイロの同点弾で引き分けに持ち込むことができた。

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西ロンドンよ…

プレミアリーグのここ10年における各地域のダービーの中で、西ロンドンダービーはブルーズの勝率が64%であるのに対し、フラムは0%と最も一方的な結果になっている。全体的にみてフラムのリーグ戦でのチェルシー相手の勝率は6%で、50試合以上対戦しているチームでは最低の記録となっている。

TOP 5 | Goals v Fulham!


2年前ロンドンダービー全敗だったフラムは、今季既に3敗を喫している。水曜のトッテナム戦で引き分けたが、勝ち点を取れたのは2014年5月の2-2に終わったパレス戦以来のことである。

Premier League London derbies 2020/21
試合得失点差試合平均PT
アーセナル531142.00
チェルシー421151.75
トッテナム514021.50
クリスタルパレス5131-31.20
ウェストハム5122-31.00
フラム4013-50.25
Fate of Championship play-off winners
2014/15QPR20th and relegated
2015/16Norwich19th and relegated
2016/17Hull18th and relegated
2017/18Huddersfield16th (relegated in 2019)
2018/19Fulham19th and relegated
2019/20Aston Villa17th
プレミアリーグ 2020/2021
1マンチェスター・ユナイテッド17113334241036
2リヴァプール1796237211633
3マンチェスター・シティ1695225131232
4レスター・シティ17102531211032
5エヴァートン1710252821732
6トッテナム・ホットスパー1786330161430
7サウサンプトン178542619729
8アストン・ヴィラ1582529161326
9チェルシー1775532211126
10ウェストハム・ユナイテッド177552421326
11アーセナル187382019124
12リーズ・ユナイテッド177283033-323
13クリスタル・パレス186572229-723
14ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ186481926-722
15ニューカッスル・ユナイテッド175481827-919
16バーンリー16448921-1216
17Brighton and Hove Albion182882129-814
18フルハム162681424-1012
19ウェストブロムウィッチ・アルビオン1715111139-288
20シェフィールド・ユナイテッド181215929-205

チェルシーからその他