マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsルートン

今週末にブリッジにて行われるFAカップ第4回戦のルートンとの試合を前に、チェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

今週末、7年前までナショナルリーグに所属していたルートンがFAカップベスト16入りを狙うチェルシーの前に立ちはだかる。

水曜日にチャンピオンシップでブレントフォードに1-0で敗れたルートンにとってこの試合が5日間で2回目の西ロンドンへの遠征となる。FAカップでプレミアリーグ以外のクラブがチェルシーを破ったのは6年前のブラッドフォードが最後となる(4-2)。

チェルシーとルートンはFAカップで過去に3度対戦している。チェルシーは一度リプレー後アウェーで敗退したことがあるが、他2試合は勝利しており、1994年にはルートンを破り決勝進出を果たした。

CHELSEA GOLD: 1997年ウインブルドンでのFAカップ準決勝ハイライト

チェルシーは26回中23回目となるFAカップ5回戦進出を狙う。

photo of 主なデータ 主なデータ


チェルシーのニュース

フランク・ランパードとネイサン・ジョーンズはそれぞれダービーとストークの監督として2018/19シーズンに対戦したことがある。0-0に終わったこの試合、ランパードは「ダービーだけが常に勝利のためにプレーしていた」と語ったが、週末の対戦も同じ流れになる可能性が高い。

レスター戦で敗れたランパードだが、チャンピオンシップのクラブ相手の試合は布陣を変えるなど新しいことを試すチャンスとなるだろう。チアゴ・シウバを含む数選手が欠場する場合、守備、中盤、そして決定力不足の攻撃で選手を入れ替える可能性があるだろう。

中でもクル・ズマがCBに戻り、ビリー・ギルモアが中盤の底に入り、コロナウイルスから復帰したカイ・ハフェルツ、そしてレスター戦でのゴールが無効となったティモ・ヴェルナーが起用されることが予想される。

アカデミーで活躍著しい中盤のティノ・アンジョリンにもチャンスはあるが、それよりもまずトップチームの選手たちのコンディションを調整する必要があるだろう。

トレーニングでのアンジョリンとズマ

 

最近相手ディフェンスの裏を取ることができていないチェルシーだが、ルートンは守備ラインが高くオフサイドトラップを多用するため、多くの決定機が生まれるかもしれない。

チェルシーはブリッジでここ20試合13勝2敗となっている。

両チームのFAカップ第3回戦の結果

チェルシー 4-0 モアカム(H)

ルートン 1-0 レディング(H)

戦術の意識が高いルートン

ルートンのネイサン・ジョーンズ監督はきっての戦術家で、しばしばメンバーや布陣を入れ替え、通常は4バックだが、状況によって5バックまたは3バックにすることもある。ルートンは現在チャンピオンシップで中位エリアにいるが、ディフェンダーからゲームを組み立て、サイドバックアは多くの運動量が要求される。

しかし今季アウェーでは奮わず6得点14失点で、得点数で劣るのはワトフォードのみ。ホームでは15得点13失点となっている。

水曜日敗戦に終わったブレントフォード戦が今季25試合目となったが、このカップ戦以降週半ばの試合は予定されていない。

ブレントフォードを勝利に導くゴール

レスターでのチェルシー同様、ルートンはブレントフォード相手に緩いマークで失点を喫した。特にクロスからのプレーなど同点にするチャンスは多くあったが、追いつくことはできなかった。

ジョーンズ監督はロンドン勢に対する苦手意識が高く、アウェーでは5-3-2でカウンターを狙う可能性がある。

ルートンは今月上旬にキアナン・デューズバリー=ホールのゴールでボーンマスに勝利したが、相手は前半30分から10人となっていた。

ルートンの得点王は30歳のアイルランド出身ジェイムズ・コリンズで、2014年にはチームメイトのジョーダン・クラークと共にブルーズに敗れている。

シュロップシャーでのジェームス・コリンズとケーヒル

ルートンはチャンピオンシップでオフサイドをかけた数がリーグ4位となっており、線審、そしてVARの判定がカギとなる可能性がある。

ルートンのGKシモン・スルガは守備範囲が狭いため、チェルシーはセットプレーから相手の守備を崩すことができるかもしれない。セットプレーからは今季チャンピオンシップで6失点(アウェーで4失点)しているが、逆に攻撃では21点中8点を決めている。

ルートンのFKを担当する主将のアラン・シーハンは今月レディング戦でジョージ・モンカーへアシストを提供し、FAカップ第3ラウンドを突破した。2016年カラバオカップでブルーズに敗れたブリストル・ローヴァーズに所属していたトム・ロッキャーは、週半ばに危険なプレーで出場停止処分を受けている。

HIGHLIGHTS: ブリストル (H) EFL Cup 16/17

今季のFAカップのルール

今季いくつかのルール変更があった。最も大きな変更点はリプレーの廃止と交代枠5人で、9人のベンチ要員を、ハーフタイムを除き3回にわたってピッチに送り込むことができる。90分で決着がつかない場合、延長戦を行い、その後PK戦により勝敗を決める。

ビデオ・アシスタント・レフェリー
(VAR)はプレミアリーグ所属チームのスタジアムにて採用される。 

チェルシーからその他