マッチプレビュー

Pre-Match Briefing:チェルシーvsポルト

スペインで歴史に残るだろう試合に臨むブルーズ。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーにとってチャンピオンズリーグ10回目の準々決勝となり、セビーリャでホームゲームとしてポルトを迎える。今季CL無敗のブルーズ(クラブ記録)は唯一ノックアウトステージで失点のないチームとなっている。

ポルトの選手が数人出場停止処分から復帰することもあり、まだまだ勝負は決まっていないが、データから見るとポルトは過去15回第1戦で1失点以上喫してから挽回したことはない。チェルシーが1ゴール決めればホームにて2-0で敗れたポルトは3点取る必要がある。

ポルト戦ファーストレグ

ブリッジで既に負けているポルトにとってこの試合がセビーリャで行われるのは唯一の救いだろう。しかしチェルシーはアウェーにて5戦5勝で得失点差は+12となっている。一方のポルトは4戦で2勝2敗、得失点差は+1。

中立地スペインで2試合が行われるのは両チームにとって良いことかもしれない。チェルシーはこのスタジアムでセビーリャに4-0、そしてポルトに2-0で勝っており、一方のポルトは2003年にジョゼ・モウリーニョ監督の元UEFAカップを制している。

これがホーム2558戦目となるチェルシーだが、ブリッジで行われないのは初めてのこととなる。

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チェルシーのニュース

パレス戦の4-1という結果はトゥヘルの下最大の得点差となった。

ポルトガルのメディアはポルトがリスクを冒し攻めたことでチェルシーは楽に試合を制したと報道した。第2戦では試合の展開が変わるだろうが、チェルシーはポルトのミスから個人プレーで得点を重ねた。

メイソン・マウントはザイドゥ・サヌーシをかわしゴールを決め、ベン・チルウェルはヘースス・コロナのミスからキーパーをかわし得点した。

チルウェル v ポルト か トーレス v バルセロナ | どっちが良かった?

メイソン・マウント得点シーンでストライカーの動きを見せた。チリーのゴールはチェルシー入団以来3点目で、このうち2点は利き足でない右足で決めている。

チェルシーの両WBが攻撃参加した際、ポルトは5-3-2で深く守りを固めた。それ以外ではポルトは高いディフェンスラインでより正確なパス回しを見せた。

週末のパレス戦では流れるようなプレーから得点を重ねたが、これはどのチーム相手にも通用するだろう。ブルーズはこの大会で8試合中6試合前半をリードして終えている。

クル・ズマは怪我と出場停止によりパレス戦でスタメン出場した。ポルトは先週の試合で多くの空中戦を制しており、ズマは土曜日にディフェンダーとしてリーグトップとなる5点目を決めた。

ズマヘディングシュート

クリステンセンは正確で落ち着いたプレーを見せ、相手の攻撃をクリアーしブルーズの勝利に貢献した。彼は週末の試合に欠場したがセビーリャ戦には召集されている。

パレス戦の話題は右WBとしてプレーしたハドソン=オドイの活躍、そしてクリスチャン・プリシッチとカイ・ハフェルツがゴールを決めたことだろう。今夜もマウントと共にこの2人が出場するだろうか?

How we reached this stage
Chelsea  
Group winners 
R16Atletico aW 1-0
R16Atletico hW 2-0
QFPorto aW 2-0
   
Porto  
Group runners-up behind Manchester City
R16Juventus hW 2-1
R16Juventus aL 2-3
QFChelsea hL 0-2


ドラゴンボール

土曜日にアウェーにて2-0でトンデラを下したポルトだが、チェルシーとの第2戦では出場停止処分を受けていた2人の選手が戻ってくる。怪我から復帰したセルジオ・オリベイラは中盤で大きな存在感を示すだろう。

創造的で空中戦での強さに定評がありFKも得意なオリベイラは今季のCL14点のうち3分の1を演出している。しかしセルジオ・コンセイソン監督は彼をスタメン出場させるにはリスクが高いため、今夜の試合ではマルコ・グルイッチの起用を示唆している。

ムッサ・マレガのパートナーであるメフディ・タレミも復帰するが、リーグ戦ではコンスタントに得点を決めているもののCLにおいては1ゴールしか決めていない。

ユベントス戦のゴールを喜ぶタレマ選手

先週試合終盤に出場したトニ・マルティネスとエバニウソンは週末のリーグ戦でスタメン出場しオフ・ザ・ボール時に高い運動量を見せた。彼らがフィジカルの強いブルーズ相手に起用される可能性もあるだろう。

コンセイソンは第1戦で4-3-3の布陣を敷き、運動量の多いマレガが率いるフォワード勢はチェルシーの3バックと1対1になることが多かった。

その後ろではグルイッチとマテウス・ウリベの2人の中盤の選手が深い位置に残り、オタビオはチェルシーの中盤をワンツーで崩すこともあった。ポルトは危険な位置でのFKやCKも獲得したが、空中戦で強さを見せることができなかった。これも今夜の試合にズマが出場する可能性がある理由の一つだ。

マウントは中盤に戻り守備に貢献したが、チェルシーのディフェンスは崩れることなく、逆にカウンターのチャンスとなった。

ポルトは守備を固めポゼッションを高め、チェルシーの中盤のスペースを突く可能性もある。その場合、復調したエンゴロ・カンテの運動量が効果的になるだろうが、彼がスタメン出場するかどうかはまだわからない。

準決勝

この対戦の勝者はリヴァプールとレアル・マドリードの勝者と準決勝で対戦する。日程はまだ決まっていない。レアル・マドリードはホームでの第1戦を3-1で勝利しており、明日アンフィールドでアウェー戦に臨む。

チャンピオンズリーグ決勝は2021年5月29日にトルコ・イスタンブールのアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥで行われる。

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