マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsマンチェスター・シティ

今週末ウェンブリーで行われるエミレーツFAカップ準決勝でマンチェスター・シティと対戦するブルーズ。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

チェルシーとマンチェスター・シティは今シーズンのチャンピオンズリーグで未だ敗退していないイングランド勢の2チームで、ここ20年では最も多くの成功を掴んでいる。その両者が今晩国内カップの決勝進出をかけて対戦する。チェルシーは9度目、シティは6度目の優勝を狙う。

1月にブルーズの監督に就任したトーマス・トゥヘルは優勝するとドイツ人監督として初めてFAカップを手にすることになる。彼とペップ・グアルディオラはこの準決勝で初対決となる。

FAカップ決勝進出数で上回るのはアーセナルとマンチェスター・ユナイテッドのみで、ブルーズはマンCを破ると1915年から数えて15回目となる。

チェルシーはここ31シーズンで25回少なくとも一つの大会で準決勝進出を果たしており、1911年から数えてFAカップ準決勝は25回目となる。そのうち近年では8試合で7勝しているが、唯一の敗戦は2013年のマンC戦だった。アーセナルはここ4回の準決勝で2回シティを破っている。

アズピが2013年のFAカップで活躍
Major silverware won
totalmost recent
リヴァプール432020
マンU422017
アーセナル312020
チェルシー242019
マンチェスターシティ202020
アストンヴィラ201996
トッテナム172008
エヴァートン151995
ニューカッスル111969

チェルシーはここ5年で4回目となるFAカップ決勝進出を狙う

photo of 主なデータ 主なデータ

チェルシーのニュース

チェルシーは今季ほか10チームが成功したように、マンCの勝利を阻止しなくてはならない。これを達成したチームの多くは前線からディフェンスラインにプレッシャーをかけ、相手のプレーできる範囲を狭めることでマンCを止めることができた。

これにはマンCのサイドに広く拡がるフォワードに対し、ウィングバックとセンターバックの連携と中盤でイルカイ・ギュンドアン、ケヴィン・デ・ブラウネ、ロドリまたはフェルナンディーニョを抑えることが必要となる。ハイペースでプレーすることがカギとなるだろう。

マンCに対しては少ないチャンスをものにすることも重要だろう。先週10人でプレーしたリーズは2本のシュートを両方とも決め、マンUはシュート6本で2ゴール、スパーズは4本中2本決め、レスターはシュート7本全部が枠内を捉え5点を決めた。シティはPKを与えることが多いため、エリア内でのドリブルや相手の裏を突く動きが効果的になる可能性がある。

ブルーズはこの大会ここまで順調に進んでおり、タミー・エイブラハムは4得点で現在得点王となっている。エイブラハムはFAカップ7試合でスタメン出場し、6ゴール3アシストと9点に直接絡んでいる。

週半ばのCLポルト戦を経て、数人の選手はコンディションを戻す必要があるだろう。クリスチャン・プリシッチが受けたファール数は11回で、CLここ5シーズンにおいて最も多くのファールを受けた選手となった。

プリシッチが反則と準決勝について語る

マテオ・コヴァチッチが欠場する可能性が高いことから、ビリー・ギルモアが出場しない限り再度エンゴロ・カンテが起用されるだろう。一方アンドレアス・クリステンセンはクル・ズマと共に出場可能となる。

How we reached this stage
チェルシーマンC
Round 3モアカム(H)4-0バーミンガム(H)3-0
Round 4ルートン(H)3-1チェルトナム(A)3-1
Round 5バーンズリー(A)1-0チェルトナム(A)3-1
Round 6シェフィールドU(H)2-0エヴァートン(A)2-0

シティのニュース

グアルディオラは常に選手を入れ替える傾向があるが、どのような布陣でも警戒が必要となるだろう。

今季のFAカップにおける失点数はチェルシーより1点多いが、同時に得点数も1点多い。ドイツで水曜日に試合を行ったシティはこの試合に向けてチェルシーよりも準備できる時間が24時間少ない。

クリーンシート数17回でリーグトップのシティ(チェルシーは15回で2位)は多くの試合で先制しており、相手をリードした時間はどのチームよりも長く、逆にリードされた時間は最少となっている。

しかし、興味深いことにシティは先制点を決められると逆転することができておらず、2回引き分け3敗している。

チェルシーの最大の武器はケヴィン・デ・ブラウネのパス能力だろう。彼はファイナルサードで常にスペースにパスを送り相手の守備を崩すことができ、そこから多くのチームメイトの得点が生まれている。

ケビン・デ・ブルイネ対チェルシー

攻撃陣は柔軟な動きを見せ、再度からの攻撃によりスペースを生み出している。セルヒオ・アグエロが欠場すれば、ベルナルド・シウバやフェラン・トーレス、またはデ・ブラウネがCFのガブリエル・ジェーズスと共に攻撃を仕掛けるだろう。

先週、10人のリーズはシティの流れるような動きを止めることに成功した。リーズの戦術は中盤の中央でオレクサンドル・ジンチェンコとベルナルド・シウバの攻撃参加を阻止するものだった。

これによりフェルナンディーニョやジョン・ストーンは前線にボールを持ちこむことになったが、ポゼッションを失った場面で守備が薄くなったところを素早いカウンターによりスチュワート・ダラスに決勝点を決められた。

これがリーズのシュート2本のうちの一つだった(対するシティは29本)。これはシティ相手にチャンスを確実に決めることが求められることを示す数字だろう。シティはアウェーで8失点しており、その3分の1以上はセットプレーまたはファールから生まれている。

 

 

FAカップのルール

90分で決着がつかない場合、前後半15分ずつの延長戦を行い、その後PK戦により勝敗を決める。

交代枠5人で、9人のベンチ要員を、ハーフタイムを除き3回にわたってピッチに送り込むことができる。

ビデオ・アシスタント・レフェリー
(VAR)はプレミアリーグ所属チームのスタジアムにて採用される。

累積警告は準々決勝で帳消しとなったため、決勝で出場停止になるのは準決勝で退場処分を受けた選手のみとなる。

チェルシーからその他