マッチレポート

マッチレポート:チェルシー0ブライトン0

スタンフォードブリッジでブライトン相手にノーゴールで引き分け。両チームともチャンスが少なく、フラストレーションが溜まる展開だった。

ブライトンの容赦ないプレスに対しチェルシーは相手陣地で攻撃のリズムやスペースを生み出せず、チャンスを作れなかった。

前半最大のチャンスはカイ・ハフェルツに訪れた。ボックス内で、ルーズボールを拾いシュートを放ったがGKロベルト・サンチェスに阻まれた。

ブライトンは、ボールを奪った後、ボックス外からのシュートでゴールに迫ったが、ダニー・ウェルベックのシュートがポストを叩いた以外は、ケパ・アリサバラガがしっかり対応した。

アディショナルタイムに入りベン・ホワイトが2枚目のイエローカードを受けて相手は10人になったが、試合に影響を与えるには遅すぎた。クリスティアン・プリシッチ、オリヴィエ・ジルーが最後までゴールに迫ったが、ブライトンは守備は固かった。今シーズン、シーガルズほど0-0の引き分けが多いチームはないかもしれない。

今夜のブライトン戦、クラブは平等と多様性に関する活動に賛同しました。 チェルシーは、試合においても、社会においても、人種差別、反ユダヤ主義、その他のいかなる形態の差別も反対する姿勢を表明しています。

この試合では、あらゆる差別に対処するためのクラブの広範な取り組みの成果を示すと共に、3月に開始した「No To Hate」キャンペーンの発展、将来を見据える機会となりました。 

チームは「No To Hate」のロゴが印刷されたユニフォームを身につけ、センターサークルのバナー、ピッチサイドのLEDボード、スタンフォードブリッジ周辺の街灯にもロゴを掲載。

今夜の試合は、プレミアリーグの「No
Room For Racism」キャンペーンの一環として行われた数週間の活動とも重なり、このキャンペーンは、サッカー界や社会全体において、いかなる差別も容認されないことを明確にするものです。

スタメン

チームに5つの変更を加えた。ケパ・アリサバラガがゴールを守り、セサル・アスピリクエタとチアゴ・シウバに代わって、アンドレアス・クリステンセンとクルト・ズマが入り、アントニオ・リュディガーとともに3バックを形成した。

中盤では、マテオ・コヴァチッチが怪我で欠場しているため、エンゴロ・カンテがベンチ入りし、メイソン・マウントがキャプテンを務めたジョルジーニョと並んで下がった。ウイングバックにはリース・ジェイムズとマルコス・アロンソが入り、ベン・チルウェルがベンチへ下がった。

ハキム・ツィエクは前線に残ったが、ティモ・ヴェルナーはベンチスタート、マウントは中盤に下がり、代わりにカイ・ハフェルツとクリスティアン・プリシッチが加わった。

 

ストレスの溜まる序盤

両チームのスタジアム到着が遅れたため、キックオフは15分遅れとなったが、試合が始まると、両チームが高いディフェンスラインをキープしようとしたことで、立ち上がりから激しい展開が繰り広げられた。序盤はブライトンのハイプレスに悩まされ、なかなか主導権を握れずにいた。

これに不満を感じたトゥヘルは即座に戦術に修正を加えた。その結果、テンポが良くなり、開始10分を過ぎたあたりでカイ・ハフェルツがこの試合最初のチャンスを得るが、ブライトンのGKロベルト・サンチェスがこれを阻止した。

その直後、ハキム・ツィエクのクロスをアロンソがバックポストで受けようとしたシーンで、シーガルズのハイプレスを素早く突破できればチャンスを作れることが明らかになった。

しかし、ブライトンのハードワークを前に、それは容易なことではなかった。クリスティアン・プリシッチがボールを運び前に飛び出すことで、突破口を探した。プリシッチはボックスの端で巧みなターンからゴールを狙ったが、バランスを崩し左足で放ったシュートはコントロールを失った。

この試合、サンチェスに初めて仕事がやってきたのは開始20分、ハフェルツのシュートだった。ブライトンの陣地深くでボールを奪い返したマウントは、ツィエクにボールを供給。この時、ベン・ホワイトはツィエクからボールを奪おうとしたが、ボールはハフェルツに繋がった。ハフェルツのこの試合一本目のシュートはサンチェスの手に阻まれた。

ペースの落ちないブライトン

試合が進むにつれてポゼッションを高めることはできたが、中盤でボールを動かした途端にブライトンからの執拗なプレスを受け、プレーしづらい状況になった。その不満が表面化したのか、1分間でチェルシーの選手が2人警告を受けた。まず、ジョルジーニョがブライトンのボックス付近でボールを奪おうとしたイヴ・ビスマを引っかけてイエローカード、次にズマがダニー・ウェルベックを引っ張ったとしてイエローカードを受けた。 

ハーフタイム直前には、ボックス外からビスマがループシュートを放ち、ケパは対応できなかったが、幸いにもクロスバーをかすめてネットの上に落ちた。このようにして、ブライトンは45分間を力強く戦い終えた。ブライトンは、前半の45分を力強く終えた。後半の鍵となったのは、ブライトンのプレスをうまく避ける方法を見つけられるか、もしくはブライトンの体力がどこまで保つかだった。

後半に入ってもシーガルズの勢いは衰えず、充実したチーム力を見せつけた。ブライトンはあまり前に出てこないが、チェルシーが攻撃を組み立てようとするたび、ボールを持った中盤やフォワードの選手が黄色いユニフォームの集団の中に消えてしまう。

残り30分を切ったあたりから、ブルーズは突破口を見出そうと必死になっていた。リュディガーとクリステンセンは、ブライトンを疲労させようと、ディフェンスから前に出る機会をうかがっていた。マウントが中央にボールを持ち込んだが、プリシッチがホワイトにパスを奪われ、ボールはキーパーに拾われた。

状況打開へ

チャンスがほとんどないまま時間が過ぎ、トゥヘルは問題を解決するために交代が必要だと判断した。カラム・ハドソン=オドイとティモ・ヴェルナーの2人を交代で投入。ハドソン=オドイはアロンソに代わって右のウイングバックに入り、リース・ジェイムズが左に入った。ヴェルナーは、ブライトンの激しい守備陣を前にボールを持てずにいたハフェルツと交代して、一時的にセンターフォワードに入り、その後、3人目の交代でオリヴィエ・ジルーが入ったタイミングで開いた位置にポジションを取った。

しかし、ビジターはチェルシーの思い通りにはさせてくれなかった。

何度か放たれたロングシュートは、ケパの守るゴールを脅かすものではなかったが、ズマがボールを失い、アダム・ララナがボックスに入ってきたシーンはヒヤッとしただろう。

そしてハイプレスが、またもやチェルシーを苦しめた。

次にジョルジーニョがボールを失い、ウェルベックがシュートを放ったシーンはポストに救われた。その後のラナナのシュートはケパがしっかり防いだ。

チームは最善を尽くして状況を落ち着かせ、最後の10分間は再び主導権を握った。最大のチャンスはジルーに訪れた。ジルーは、ハドソン=オドイの低いクロスをニアポストで合わせたが、これまで何度も得点してきたポジションからのシュートは枠を捉えることができなかった。

続いてプリシッチがシュートを放つが、惜しくもポストに阻まれる。ブライトンはロスタイムにホワイトがハドソン=オドイを倒して2枚目の警告を受け、10人になった。

しかし、終盤になっても疲れ知らずのブライトンディフェンスを破ることはできず、ポゼッション率は高かったものの、チャンスを作るのに苦労した結果、勝ち点1を獲得するに留まった。

今後の予定

土曜日午後5時30分から、ロンドンスタジアムでプレミアリーグ、ウェストハム・ユナイテッド戦。その後、チャンピオンズリーグに戻り、来週火曜日の夕方、準決勝のファーストレグでレアル・マドリードと対戦する。

チェルシー(3-4-3): ケパ;クリステンセン、ズマ、リュディガー;ジェイムズ、ジョルジーニョ(c)、マウント、アロンソ(ハドソン=オドイ 67);ツィエク(ジルー 76)、ハフェルツ(ヴェルナー 67)、プリシッチ

サブ:メンディ、チルウェル、エメルソン、アスピリクエタ、ギルモア、カンテ

警告:ジョルジーニョ 34, ズマ 35

ブライトン(3-4-3): サンチェス;ホワイト、ダンク(c)、ウェブスター;フェルトマン、グロス、ビスマ、バーン;トロサール(ララナ59)、ウェルベック(モデル86)、マカリスター(モーペイ73)

サブ:スティール、ジャハンバフシュ、アルドテ、イスキエルド、プレパー、ゼチリ

警告:ホワイト 73, 90+2

退場: ホワイト 90+2

主審:スチュアート・アットウェル

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