分析

データから見るレアル戦(第2戦):カンテとカイの活躍により決勝進出を果たしたブルーズ

カンテとカイの活躍でイスタンブールへ向かうブルーズ|The Debrief Extra

チャンピオンズリーグ準決勝レアル・マドリードとの第2戦をデータから振り返ってみよう。

ティモ・ヴェルナーとメイソン・マウントのゴールにより2戦合計3-1とし、イスタンブールでの決勝への進出を決めたブルーズ。

偉大なるエンゴロ

ここ数週間で国内・国際カップの2つのタイトル獲得まであと一歩に近づくブルーズの中で、エンゴロ・カンテは最高のパフォーマンスを発揮している。マドリードでの第1戦では相手のボールを奪いスペースに走り出して攻撃参加し、数多くのチャンスをつくった。

一方ロンドンでの第2戦ではレアルのポゼッションが64%だったこともあり、カンテは別の意味でキープレーヤーとなった。彼は中盤の右の部分でプレーし、ティモ・ヴェルナーの先制点のシーンでは彼とのパス交換からハフェルツにラストパスを出した。ハフェルツのループシュートはバーに当たったが、それをヴェルナーがヘディングで落ち着いてゴールに押し込んだ。

この得点シーンを含め、この試合カンテは3つのチャンスをつくり、後半にはカウンターから自身もゴールを決めるチャンスがあったが、ティボー・クルトワにセーブされた。カンテは2点目のシーンでも相手のタックルをかわしクリスチャン・プリシッチにパスを出し、そこからのクロスをメイソン・マウントがゴールに押し込んだ。

守備面でもレアルが頻繁にサイドチェンジする中、試合の流れを読み完璧なタイミングでタックルやインターセプトに成功した。彼とジョルジーニョの二人は合計で11回インターセプトし、レアル全体の数字を上回った。

カンテはプレミアリーグ2回制覇、ワールドカップ優勝を果たしているが、チャンピオンズリーグでは栄冠を手にしていない。この調子でいけば決勝でも大きな戦力となるだろう。

フライング・カイ

ハフェルツは、クロスバーに当たったシュートが2回あったものの得点はなかったが、この準決勝第2戦ではその影響力を存分に発揮した。シュート数は全選手の中で最も多く、53回のタッチ数はチームメイトのベン・チルウェルに次いで多かった。

また、試合最多となる3回のドリブル、3回の空中戦、86%のパス成功率など、トップチームを牽引する総合的なパフォーマンスを発揮した。

1トップとしてのハフェルツには「偽り」はなかった、この試合でも守備ラインと中盤の間を巧妙に動き、CBを大きく混乱させていた。そして彼が下がってできた前線のスペースをヴェルナー、マウント、カンテ、ウイングバックなどが占めることになる。

雄大なメンディ

準決勝ではGKが忙しくなることは少ないが、決定的な場面で違いを生み出すのがかれらにとっての仕事となる。エドゥアール・メンディは大事な局面でビッグセーブを見せたという点で、並外れていた。

最も重要なシーンは、ヴェルナーがゴールを決める前、ペナルティーエリアの端からカリム・ベンゼマが放った強烈なシュートをはじいたところだった。このセーブは、この試合5回のセーブのうちの1回であり、パス成功率は87%とボールさばきも好調だった。

メンディは、今シーズンのチャンピオンズリーグ11試合で8回のクリーンシートを達成しており、これはイングランドのチームが1シーズンで達成した最多記録となっている。

トゥヘルは

異なるクラブで連続してチャンピオンズリーグ・欧州カップの決勝に進出した監督は過去にいない。トーマス・トゥヘルは、パリ・サン=ジェルマンで準優勝した昨年の成績をさらに上回ることを狙っている。

トーマス・トゥヘルは現在、ジネディーヌ・ジダン、ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ディエゴ・シメオネ(2回)を破り、これらの7試合で1点も失点していない。偉業達成まで今シーズン残り6試合となっている。

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