マッチプレビュー

チャンピオンズリーグ決勝Pre-Match Briefing:チェルシーvsマンチェスター・シティ

クラブにとって最も重要な試合が行われる。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

土曜日の夜に行われるチェルシーとマンチェスター・シティのチャンピオンズリーグ決勝戦は、今季世界で最も視聴されるサッカーの試合となるだろう。

半世紀前のカップウィナーズカップ準決勝ではブルーズがシチズンズを2-0で下したが、これが両者のヨーロッパでの唯一の対戦となる。そして今回、両チームはポルトガルで再び顔を合わせ、3度目のイングランド勢同士のチャンピオンズリーグ決勝戦を迎える。

チェルシーが初の欧州トロフィーを獲得した経緯|1971年欧州カップウィナーズカップ決勝戦

2007年8月に行われたチェルシーとシティのライバルであるマンUとの1度目のイングランド勢同士の試合も、PK戦により決着がついた。ヨーロッパでの決勝戦に出場した6回のうち、ブルーズが唯一敗れた試合であった。土曜日には、チェルシーは、2週間で2回目の決勝戦を迎え、ローマン・アブラモヴィッチが会長に就任してから18年間で22回目となる。

ヨーロッパで7つ目のタイトル(スーパーカップも含む)を手にすることで、チェルシーはUEFAトロフィーの歴代受賞チームのトップ10に入ることになる。チェルシーは、UEFAの主要3タイトルをすべて獲得した5つのクラブのうちの1つ。

また、最近ではシティに対して優位に立っており、過去4回の対戦のうち3回勝っており、シチズンズのプレミアリーグとFAカップ制覇の夢を打ち砕いた。

チェルシーはここ3回連続で欧州大会決勝を制している。ディディエ・ドログバとペトル・チェフの精神を呼び起こしながら、トーマス・トゥヘルと彼のチームの幸運を祈ろう。

Chelsea's previous European finals
1970/71レアル・マドリードカップウィナーズカップ優勝
1997/98シュトゥットガルトカップウィナーズカップ優勝
2007/08シュトゥットガルトチャンピオンズリーグ準優勝
2011/12バイエルン・ミュンヘンチャンピオンズリーグ優勝
2012/13ベンフィカヨーロッパリーグ優勝
2018/19ベンフィカヨーロッパリーグ優勝

これがチェルシーにとって14シーズンで3回目のチャンピオンズリーグ決勝となる。これより多く決勝に臨んでいるのはレアル・マドリードとバイエルン・ミュンヘンのみ。

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チェルシーのニュース

ヨーロッパの頂点に立つのが今大会で最も堅固な守備を誇る2チームのどちらかであるのは不思議なことではないだろう。チェルシーとマンチェスター・シティは、これまでの12試合でわずか4回しか失点しておらず、8回のクリーンシートを達成している。

過去4回の直接対決のうち3回はブルーズが勝利しているが、得点のほとんどは相手のプレスをかわし、ディフェンスラインの裏やサイドのスペースを突き決めたものだ。スピードも重要な役割を果たしており、両チームとも相手ディフェンスのミスから得点している(時には代償を払うこともあるが)。

トゥヘル監督はメンディとカンテの最新情報を、コバチッチはチャンピオンズリーグ決勝の重要な経験を語る|記者会見

トーマス・トゥヘル監督は、貴重なミッドウィークの時間を利用して、フィジカル面、戦術面で準備を進めることができたはずだ。水曜日には主力のMFエンゴロ・カンテと正GKのエドゥ・メンディが練習に復帰したことで、トゥヘル監督はさらに自信を深めたことだろう。

また、カンテとロドリ、セサル・アスピリクエタとラヒーム・スターリング、リース・ジェイムズとベンジャミン・メンディまたはオレクサンドル・ジンチェンコ、ティモ・ヴェルナーとルーベン・ディアスなど、個々のデュエルも決勝の大きな見どころとなるだろう。オフサイドやハンドなどで取り消されたゴールすべてを合わせると、ヴェルナーはリーグ・カップ戦合わせて27得点を挙げていたことになる。

ブルーズはこれまでの激しさと自信を取り戻さなくてはならない。シチズンズとの対戦では、ブルーズのウイングバックは高い位置でサイドに開き、クリスチャン・プリシッチやハキム・ツィエクなどの前線の選手はやや深めに位置してスペースを見つけている。ハキム・ツィエクはここ2試合シティ相手にゴールを決めている。

ハキム・ツィエクの決勝点

さらに後方に位置するチェルシーの守備的MFは、エリア外でボールを奪い素早く攻撃を仕掛けるシティの激しいプレスに特に注意する必要がある。

今シーズンのリーグ・カップ戦合わせて100ゴールまであと2ゴールとなったブルーズは、ヨーロッパの試合では最後の30分で8ゴール決めており、これはどのチームよりも多い。オリヴィエ・ジルー(17)は、チェルシーの欧州歴代最高得点者ランキングで3位のフェルナンド・トーレス(18)にあと1ゴールと迫っている。

 

グアルディオラの戦術

マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督は、先発11人をほとんど代えることがない。5人の選手を交代できることは、両チームにとってチーム全体の戦力を示す機会でもある。

準決勝のレアル・マドリードのように、シティは今月初めに行われたホームでのブルーズとのリーグ戦で3バック/5バックの組み合わせを試した。しかし、結果は2-1で敗れ、ポゼッションとシュート数はブルーズよりも少なかった。

準決勝のパリ・サン=ジェルマン戦では、柔軟でアグレッシブな4-3-3の布陣を採用した。ケヴィン・デ・ブラウネが偽9番として得点を挙げ、左サイドのフィル・フォーデンとともに激しいプレスを仕掛けた。シティの攻撃陣は、どの選手もエリア付近でボールを奪い、素早くチャンスを作り出すことができる。

中盤では、イルカイ・ギュンドアンとロドリがチェルシー戦でマンツーマンとなったが、そのためにセンターバックが数的不利になったり、チェルシーのスピードを恐れて守備ラインを上げることを躊躇した。

準決勝でマン・シティのネットを揺らしたケビン・デ・ブルイネのシュート

シティに勝つためには、彼らのプレスを突破することが重要だ。最近の対戦では、中盤とディフェンスの間にポケットのようなスペースができ、チェルシーは前に出るCBの裏かサイドを狙った。

グアルディオラ監督はそれに対応するために中盤を調整し、マフレズやフォーデンが中盤に戻り、フルバックはより開いた位置に配置されることもあるだろう。

 

 

決勝戦の主審

アントニオ・マテウ・ラオスは、ポルトガルで行われた過去2回のチェルシー戦(2014年9月のスポルティングでの1-0の勝利と、今夜の開催地でのポルト戦での1-2の敗北)で主審だった。

チャンピオンズリーグ決勝の規定

両チームともに、第1ユニフォームを着用する。ベンチには12人の選手が入り、試合中に30分ごと(+ハーフタイム)に分けて最多で5選手を交代することができる。

前後半が終わって同点の場合は、30分の延長戦となり、それでも勝負が決まらない場合はPK戦で王者が決定する。

この瞬間は覚えていますか?

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