マッチレポート

MATCH REPORT:チェルシー 1 マンC 0

チェルシーがヨーロッパ王者に返り咲いた!

前半のトップクラスのパフォーマンスとカイ・ハフェルツのゴールによって勝負を決めたチェルシーが、クラブ史上2度目となるチャンピオンズリーグ優勝を果たした。

ハフェルツが前半終了3分前に決勝点を決めた。これがチェルシーでのデビューシーズンとなった21歳のハフェルツはメイソン・マウントからの素晴らしいスルーパスを受け取り、エデルソンをかわし、無人のゴールにボールを送り込んだ。

その前にもティモ・ヴェルナーにいくつかのチャンスが訪れるなどチェルシーが前半を優勢に進め、シティが攻撃を仕掛けた時もディフェンス陣が奮闘しエドゥアール・メンディがセーブを見せることはなかった。

ブルーズのサポーターはシティのファンよりも大きな声を出しサポートし、チームはピッチのあらゆる場所でデュエルを制した。

前半にチアゴ・シウバが負傷退場したが、それでもチェルシーの守備の堅さは変わらず、より均衡した後半にはケヴィン・デ・ブラウネも交代することになったが、ブルーズは強固なディフェンスを維持した。

後半最大のチャンスをつくったのはブルーズで、クリスチャン・プリシッチが抜け出しシュートを打ったが枠の左に外れた。シティはアディショナルタイムに得点チャンスをつくったが、シュートは僅かに枠の上を外れ、アカデミー出身と海外からの若手選手が活躍した試合はそのまま1-0で終わった。
 


トロフィー獲得数

ヨーロッパ大会で7度目となるトロフィーを獲得したチェルシーは、UEFAの優勝回数でトップ10入りを果たした。さらにヨーロッパのカップとチャンピオンズリーグを複数回優勝した12チームのうちの一つにもなった。

スタメン

コンバートから3試合、リース・ジェイムズが右ウィングバックに、そしてセサル・アスピリクエタが3バックに戻った。

カイ・ハフェルツは、ティモ・ヴェルナーとクラブ年間最優秀選手に選ばれたメイソン・マウントとともに攻撃のトリオを組んだ。

エドゥアール・メンディとエンゴロ・カンテも怪我から復帰してスタメン出場を果たした。

シーズン最大のビッグマッチのキックオフ

ポルトの美しく晴れた夕方に、待ちに待った瞬間がやってきた。イングランド勢の対戦はポルトガル北部に移動し、ヨーロッパ王者を決める試合が行われた。観客動員数が制限されていたため、満員には程遠かったが、それでもビッグマッチの雰囲気は十分に味わうことができただろう。

試合前には、チェルシーがマンチェスター・シティに2勝したことや、ペップ・グアルディオラがどのクラブよりもブルーズを苦手としていたことなどが話題になっていた。

FAカップ準決勝やエティハドでのシティ戦と同じように、攻撃時にスペースを確保できるか、そしてチャンスが来たときにそれをものにできるか。

序盤は緊張感が漂い、双方のファールに対して笛が吹かれたが、その後試合は落ち着き、チェルシーがペースを握っていく。

前半8分、シティのGKエデルソンのロングボールがチェルシーのディフェンスの裏に走り込んだラヒーム・スターリングに渡るが、リース・ジェイムズが体を張ってリカバリーする。

 

ブルーズの支配

これに対しブルーズは、ハフェルツが左サイドから低めのセンタリングをしたが、ヴェルナーはボールをうまく捉えることができない。一方のシティは、スターリングがゴール前に危険なボールを送るが、これはベン・チルウェルがスライディングで見事にクリアした。

試合開始から15分、ヴェルナーが1分間に2本のシュートを放つ。1本目はマウントの絶妙なパスからエリア内でシュートを打ったがエデルソンにセーブされ、2本目は角度のないところからサイドネットに当たった。ブルーズは期待通りにシティを脅かすスペースを見出すことに成功していた。

チルウェルのクロスからファーポストでカンテがヘディングシュートを試みるが、これは大きく外れる。しかし、前半の中盤までチェルシーが優勢で、特にアカデミー出身のマウントとジェイムズの活躍が目立った。

もちろん、シティも危険な攻撃を見せ、フォーデンがゴールに向かってスルーパスを出すが、これはリュディガーが素晴らしいブロックでピンチを救った。

それ以外は緊張の解けたチェルシーが相手からボールを奪い、テンポよくプレーしていた。しかし、チアゴ・シウバが股関節を痛め、プレーを続けようとしたが、その数分後にアンドレアス・クリステンセンと交代出場することになる。

カイの先制点

この交代の前に、ハムストリングの怪我で出場を危ぶまれていたカンテのパスからハフェルツがペナルティエリア内に切り込むが、ジンチェンコにうまくカットされてしまう。しかし、ハフェルツは次の攻撃で待望の先制点を決めた。

マウントがこの得点に絡んだのは当然のことと言えるだろう。チルウェルからのパスを受けたマウントは、スペースに走り出したハフェルツに絶妙なスルーパスを供給する。ボールを受けたハフェルツはエデルソンを超え、無人のゴールにボールを送り込んだ。

前半に先制点を決めたブルーズ。試合の内容からも文句のないゴールだった。

闘争心を前に出した後半

マンCが反撃してくることは明らかに思われ、実際後半開始からその通りになったが、カンテが見事なタックルでエリア内に入ったデ・ブラウネからボールを奪い、相手の流れを止める。そしてデ・ブラウネはシウバ同様に途中交代を余儀なくされる。

デ・ブラウネはリュディガーと衝突し、両者とも治療を必要としたが、デ・ブラウネは脳しんとうを起こしていたため、プレー続行が不可能となった。このプレーでルディガーが警告を受け、ガブリエル・ジェーズスが代わりに投入された。

シティはスターリングのシュートがジェイムズの手に当たったとPKを求めたが、審判は胸に当たった後に手に触れたとしてこの訴えを退けた。

その後フォーデンがエリア内に切り込んだが、ゴール前でアスピリクエタが何とかクリアする。残り時間は20分を切っていた。
 

シティは明確なチャンスを作れずにいたが、ブルーズは防戦一方となる。しかし、ハフェルツが中心となって攻撃を組み立てる。彼からエリア内でボールを受けたプリシッチがエデルソンをかわすシュートを放つが、これはポスト左に外れてしまう。

試合終了まで7分間のアディショナルタイムがあったが、その間ブルーズは何度もタックルを仕掛け、相手の攻撃をクリアする。そして試合終了間際にリヤド・マフレズがビッグチャンスを掴むが、シュートはわずかにバーの上を越え、チェルシーに歓喜の瞬間が訪れた!

 

チェルシー(3-4-2-1):メンディ;アスピリクエタ(C)、シウバ(クリステンセン39)、リュディガー;ジェイムズ、カンテ、ジョルジーニョ、チルウェル;マウント(コヴァチッチ80)、ハフェルツ;ヴェルナー(プリシッチ66)

 

サブ:ケパ、カバジェロ、ズマ、アロンソ、エメルソン、ギルモア、ツィエク、ジルー、エイブラハム

 

得点:ハフェルツ42

 

警告:リュディガー57

マンチェスター・シティ(4-2-1-3):エデルソン;ウォーカー、ストーンズ、ディアス、ジンチェンコ;フォーデン、ギュンドアン、シウバ(フェルナンジーニョ64);マフレズ、スターリング(アグエロ76)、デ・ブラウネ(C)(ジェーズス60)

 

サブ:ステッフェン、カーソン、メンディ、アケ、ラポルテ、カンセロ、ガルシア、ロドリ、トーレス

 

警告:ギュンドアン34、ジェーズス88

 

主審:アントニオ・マテウ・ラオス(スペイン)

 

観客:1万4110人

 

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