マッチプレビュー

PRE-MATCH BRIEFING:チェルシーvsサウサンプトン

今週末ホームでセインツ相手に連敗からの脱出を試みるブルーズ。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

代表選によるブレーク直前の試合、セインツがスタンフォードブリッジにやってくる。

ブルーズは2019年12月以降、土曜15時キックオフの過去5試合で14ゴールを挙げ、3回勝ち(直近ではパレス戦の3-0)2回引き分けており、昨シーズンはこの時間帯にセインツに3-3で引き分けた。

その2020年10月の結果は、セインツが終盤の得点を含む2度のビハインドから挽回したものだが、彼らが3番目に多くの勝ち点を獲得しているプレミアリーグの敵地、ブリッジでのいたずらの一例だ。実際、ブルーズは2017年12月にマルコス・アロンソがフリーキックを決めて以来、南海岸のビジターから勝ち点3を奪ったことがない。

過去にセインツ戦でFKを決めたアロンソ

順位で見ると3位対16位ということになるが、チェルシーにとっては、1-0の連敗が国内外での進歩を妨げるという、試練の1週間だった。しかし、今シーズンの最も困難な課題の多くは解決されており、ロンドン勢はあらゆる面でまだ競争力を保っていると言えるだろう。

チェルシーはリーグ戦でサウサンプトン相手にここ11試合で7勝1敗3分けとなっている

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この180分間、相手チームもほとんどチャンスがなかったことを考えると、チェルシーは0-0で終わるはずだった2試合を失ったと言う人もいるかもしれない。

ボールを持っても、いつものようなクオリティー、目的、そして深みのあるディフェンスとのファイナルサードでの自発性が欠けている。4日前のマンチェスター・シティ戦ではシュート数がゼロで、ユーヴェ戦でもGKヴォイチェフ・シュチェスニーのセーブは1回だけだった。

水曜日、トーマス・トゥヘルは、後半開始直後フェデリコ・キエーザに先制を許した後、いくつかの交代と布陣の変更を行った。

バイエルン人の監督は、チェルシーの監督としては初めて、同じ試合で5人のイギリス人をベンチから起用したが、この変更はほとんど効果的だった。

この夜、ブルーズで最も多くのシュートを放った選手たちがこのベンチメンバーに名を連ねていた。カルム・ハドソン=オドイとルベン・ロフタス=チークは29分間で4本、ベン・チルウェルは3本のシュートを放った。

水曜夜のユーヴェ戦で途中出場したカラム

ユーヴェ戦ではディフェンスラインからボールをつなぐことを諦めたが、4-2-4で攻撃し、6人の運動量の高い選手を配置して相手チームを封じ込め、高い位置でのミスを誘発するセインツに対しては、その方が望ましいかもしれない。

また、チェルシーはリーグ・カップ戦合わせて5試合連続で前半にゴールを奪えなかった。プレミアリーグでの前半の得点数は6で(リヴァプールとともに)最多となっている。

サウサンプトンはここまで前半45分に失点がないが、ロメル・ルカクはこの記録を破る自信があるのかもしれない。リーグ戦12試合で9ゴールというセインツ戦の得点率は、彼にとってボーンマス(8試合で9ゴール)に次いで2位の数字だ。

2013年にセント・メアリーズでゴールを決めたルカク

ユーヴェ戦での好機のほとんどは、ルカクを含めヘディングシュートだったが、サウサンプトンは空中戦での勝利率が非常に低い。


セインツの忍耐力

サウサンプトンは参加する大会によって調子の波が激しい。カラバオカップで10ゴールを決めたクラブは、リーグ戦では4ゴールだけで、トップリーグでの得点者のひとりは、マンチェスター・ユナイテッドのMFフレッジだ。

とはいえ、9-0と5-2の大敗を喫して15位に終わった昨シーズンのセインツに比べれば、彼らはより規律正しく見える。失点率も、2020/21の平均1.79(アウェー2.26)から今キャンペーンでは1.17と大幅に下がっている。

サウサンプトンはこれまで、マンチェスターのクラブを含めて4回引き分けており、ハーゼンヒュットル監督はエティハドでの4-1-4-1とダイヤモンド型の中盤の布陣をSW6でも採用するかもしれない。

先月マンCを抑えたセインツ

ブルーズは、彼らの高い位置からのプレスとディフェンスラインからのつなぎ、そしてゴールに近い位置でのボール奪取に備えなければならないだろう。このような形でディフェンスを苦しめるのは、プレミアリーグでは4チームしかない。ブライトン、マンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナルだ。また、オフサイドを取られた回数はライバルチームよりも少ないが、巻き込み成功率は5番目に高いことも注目される。

ペップ・グアルディオラのチームは、サウサンプトン戦で16本のシュートを放ったが、熱心なディフェンスの前に、枠内へのシュートはたった1本となった。センターバックの大黒柱であるジャック・スティーブンスは、先週末のホームでのウルブスに続き、今週末も欠場することになった。

試練の連続だったセインツは、1つ下の16位のチームを相手に勝ち点を得たかっただろうが、コンビネーションが噛み合わず、ファイナルサードで切れ味が欠けていた。

MFスチュアート・アームストロングの怪我が痛かったことは間違いない。今週末の出場は難しいだろう。ベンチからエネルギーとアイデアをもたらしたアルマンド・ブロジャも、チェルシーからレンタルされているため、出場できない。

リーグ戦初勝利を目指す一方で、パフォーマンスより勝ち点が取れないことが心配だ。昨シーズンの同時期と比べて6ポイント少なく、2012/13以降すべてのキャンペーンに劣っている。

2シーズン前にエメルソンと対峙するアームストロング

リーグ戦初勝利を目指す一方で、パフォーマンスより勝ち点が取れないことが心配だ。昨シーズンの同時期と比べて6ポイント少なく、2012/13以降すべてのキャンペーンに劣っている。

セインツのブルーズ

最近のサウサンプトンには、元ブルーズの選手が多数在籍している。夏に加入した18歳のティノ・リヴラメントは、右サイドバックとして常に存在感を示している。落ち着いていて、目的意識が高く、すでにセインツのファンは彼の資質を称賛し、彼の名前を歌っている。

彼は、サウス・コーチ・クラブの有名なアカデミーの卒業生の一人である。もう一人のアルマンド・ブロジャ(20歳)は、ラルフ・ハーゼンヒュットルによって定期的にベンチから出場していたが、チェルシーとの対戦では欠場することになる。

サウサンプトンで共にプレーするリヴラメントとブロジャ

2011年に19歳でチェルシーに入団したオリオル・ロメウは、その後、ハンプシャーのクラブで200以上の試合に出場している。

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