マッチプレビュー

Pre-Match Briefing:チェルシーvsマルメ

チャンピオンズリーグ・グループステージの第3節と第4節はスウェーデンのマルメとのホーム&アウェー戦となる。この試合を前にチェルシーのクラブ史に精通するリック・グランヴィルとデータ収集家ポール・ダットンが主なポイントを紹介する。

イングランドとスウェーデンのクラブがチャンピオンズリーグで対戦するのは、1999年にアーセナルがAIKと対戦して以来となる。しかし、チェルシーとマルメは、2018/19のヨーロッパリーグ・ラウンド32で対戦している。ブルーズはホーム・アウェー(3-0、2-1)両試合で勝利し、決勝ではガナーズを4-1で粉砕した。

しかし、1971/72年にスタンフォードブリッジで行われたカップウィナーズカップでは、オートヴィーダベリが1-1で引き分けた後、今では廃止されたアウェーゴールで次のラウンドに進出している。

2019年のヨーロッパリーグ、ホームでのマルメ戦のハイライト

マルメはこの大会で12試合中11試合、ここ5試合中無得点で失点は24点となっている。

前回のユヴェントス戦では不甲斐ない戦いぶりを見せてしまっただけに、欧州王者のブルーズはマルメ相手に再び主導権を握りたいところだ。なお、グループHのもう1試合では、オールドレディがゼニトと対戦する。

2003年10月以降、チェルシーはチャンピオンズリーグ・グループステージのホームゲームで48試合中33勝で、わずか2敗しかしてない。

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チェルシーのニュース

チアゴ・シウバ、トニ・リュディガー、ハキム・ツィエクの3人は、今晩の重要な試合に向けてコンディションを整えたと言われている。英国のスポーツベッティングのオッズによると、チェルシーは7試合連続で有利と見なされており、トーマス・トゥヘル監督は、毎試合勝利にふさわしいことを証明することがチームの課題だと語っている。

マルメとの2連戦で勝利すれば、あと勝ち点3で決勝トーナメント進出となる。

1-0で勝利したビーズ戦は、今季1点以下に終わった7回目の試合だった。ロメル・ルカクは、ブリッジに戻ってきてから7本のシュートのうち4本を決めているが、まだ思うように得点できていない。

ブレントフォードでの試合でも、トゥヘルは選手起用でリスクを冒し、左のセンターバックにリーグデビューとなるマラング・サールを選んだ。トニ・リュディガーは今晩の試合に出場できそうだが、サールが起用されてもおかしくはないだろう。

全タッチ | ブレントフォード戦でのマラング・サール

これがリーグデビュー戦となったマラング・サールの全プレーを紹介しよう。

また、トゥヘルは他の選手の扱いにも気を配っており、その成果が現れている。左ウイングバックのベン・チルウェルは、徐々に復調しており、3試合で3ゴールを決め、監督のその気遣いに応えた。

また、ルベン・ロフタス=チークは、そのパワーと知性でボールを守り、ドリブルで中盤を突破するなど、深みのあるプレーメーカーの役割を果たしている。

西ロンドンのダービーでは、エンゴロ・カンテとマテオ・コヴァチッチがより高くサイドに広がった位置を任され、攻撃に参加しつつ、守備でもサイドを走り回った。これまでのところ、今大会ではコバがボールタッチ、ファイナルサードやペナルティエリアへのパスでリードしている。

チャンピオンズリーグでいい動きを見せているマテオ・コヴァチッチ

カンテは今晩、ポルトでの決勝戦以来、初めてチャンピオンズリーグに出場する可能性があり、週末に休養したジョルジーニョも出場機会を狙っているだろう。

メイソン・マウントとリース・ジェイムズは復帰する可能性があるが、クリスチャン・プリシッチだけは欠場が発表されている。

土曜日の1-0は、「これまでで最もクリーンな結果ではなかったかもしれない」とトゥヘル監督は皮肉ったが、ポストとトレヴォ・チャロバーのおかげで、エドゥ・メンディは再び相手を0点に抑えた。エドゥ・メンディは、リーグ・カップ戦合わせて相手が放ったシュートの90.9%を防いでいる。また、メンディは、今シーズン、ヨーロッパで相手が放ったクロスの50%をインターセプトしている。

チャンピオンズリーグ 2021/2022
1ユヴェントス22004046
2チェルシー21011103
3FCゼニト・サンクトペテルブルク21014133
4マルメFF200207-70

使命感に燃えるマルメ

ヘッドコーチのヨン・ダール・トマソンは、マルメを「特別なチームスピリットを持ったアンダードッグ」と評した。1979年の欧州カップで優勝したマルメは、グループHの2試合を終えて無得点でスタンフォードブリッジを訪れるが、「何が起きるかわからない」と信じている。

アルスヴェンスカン(スウェーデンリーグ)の王者は、今季のCLでは全チームの中で2番目に多くの失点を喫しており、得点機会にも恵まれていない。2015/16のグループステージでは、レアル・マドリードに8-0で大敗したのをはじめ、6試合中5試合で無得点に終わったが、シャフタールには1-0で勝っている。

この数週間、マルメは、起用率の高い選手を休ませ、他の選手のコンディションを戻し、カップ戦とリーグ戦でゴールを量産してきた。1週間前に行われたカップ戦では、4部リーグのオンサラ相手にストライカーのヴェリコ・ビルマンチェヴィッチとマリク・アブバカリが5回もネットを揺らし、土曜日にはアウェーで最下位のチーム、エステルスンドに3-0で勝利した。

ゼニト戦でのマルメのヴェリコ・ビルマンチェヴィッチ

しかし、マルメは複数の選手を欠いており、センターバックのアネル・アフメドジッチは、サンクトペテルブルクでの4-0の敗戦時に退場処分を受けて出場停止となっている。センターバックの数が少ないため、トマソンは4-5-1のフォーメーションに変更するかもしれないが、欧州ではこれまで5-3-2を採用してきた。

これにより、セルビア代表の賢いウイング、ビルマンチェヴィッチと、7月上旬に始まったマルメの予選で5回のゴールを決めたセンターフォワード、トニ・チョラクのコンビネーションとローテーションが可能になった。アイブロックスでのレンジャーズ戦では、チョラクの2つのゴールのうちの1つがロングスローインからのものだった。

後方からの攻撃には定評があり、退場者が出るまでは、ゼニトの攻撃を遠距離からのシュートにほぼ限定していた。最近では、マルメのGKヨハン・ダーリン(35歳)がミャルビー戦でミスを犯し、マルメはリーグ戦で勝ち点を失った。

 

トーマスにとっての画期的な出来事?

トーマス・トゥヘルにとって、チェルシーでのチャンピオンズリーグ10試合目となる今晩、クリーンシートを達成すれば、1990年代初頭にファビオ・カペッロが率いたミランで、そして2011年にジョゼ・モウリーニョがレアル・マドリードで達成した、新監督による大会での最少失点に並ぶことになる。これまでトゥヘルは9試合で6回のクリーンシートを達成している。

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