分析

数字から見るサウサンプトン戦:チャロバーのチャンスとPK戦

今シーズンのカラバオカップで行進するのは、セインツではなくブルーズだった。今月2回目の対戦となった両チームの主なデータを詳しく調べてみた。

カラバオカップのここ2試合には多くの共通点がある。アストンヴィラ戦と今回のサウサンプトン戦は、両方ともスタンフォードブリッジで行われは、チェルシーが先制したが、90分後には1-1となり、PK戦でケパのセーブとリース・ジェイムズのゴールで決着がついた。しかし、10月2日にリーグ戦でサウサンプトンと対戦し、3-1で勝利した時とは異なる部分もあった。

その日、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は4-4-2でプレーしていた。昨晩、サウサンプトンは我々の形に合わせて、今シーズン初めてウイングバックを採用した。ハーゼンヒュットルによれば、このフォーメーションで練習したのは試合直前のセッションで1回だけだったという。

この試合に生まれたゴールは両チーム合わせて2点だけだったが、1対1の対決ではお互いに譲らないどころか、共に何度もチャンスをつくった。

 

相手の攻撃を受けたディフェンス

23本のシュートは、週末に行われたノリッチ戦での数と同じで、今季のチェルシーでは最多となり、14本のシュートは7-0の対カナリア戦よりも1本多かった。

一方サウサンプトンのシュートは15本で、そのうち6本はケパがセーブし、1つゴールにつながった。他にも4つのシュートがブロックされたが、そのうち2つはトレヴォ・チャロバーが止めたものだった。

チェルシーは試合中、ディフェンスにまわることが多かったが、チャロバーはチームメイトの2倍に当たる8回の空中戦を制し、11回のクリアを記録した。

後半になると、チェルシーは前半よりもゴール前でプレッシャーを受けるようになった。セインツの7本のシュートのうち、6本が後半に放たれたもので、ブルーズは前半5本、後半9本とより均等だった。

相手は「ビッグチャンス」を3回作り、そのうちの2つを外したのに対し、チェルシーが決められなかったのは1つだけだった。ゴールを狙う回数はブルーズが多かったにもかかわらず、サウサンプトンがゴール期待値で上回った。

前進するロス、ピッチを駆け巡るサウール

チームのラインアップが発表されたとき、カラバオカップのヴィラ戦と同じディフェンスラインとメンバーが選ばれていたので、再び2トップになるのではないかと思われた。

ヴィラ戦ではハキム・ツィエクとティモ・ヴェルナーが前線でコンビを組んでいたが、今回はツィエクが負傷したヴェルナーではなくカイ・ハフェルツとタッグを組み、さらにロス・バークリーも攻撃的な役割を果たした。ツィエクとバークリーは、ハフェルツツよりも広く、やや深い位置でプレーしていた。

バークリーは、ゴールチャンスとなるパスを5回出したが、これはチーム最多で、ハフェルツは4本だった。

ハフェルツはシュートを5回(ゴールを含めて枠内3本)試みた。これはサウサンプトンのアダム・アームストロングと同じだったが、彼の正確なシュートは1本のみだった。

バークリーが前線に出たことで、マテオ・コヴァチッチとサウールが中盤の中央に位置することになったが、チェルシーでの初のフル出場となったサウールは、コヴァチッチよりもピッチを動き回っていた。

そのおかげで、サウールはシュート4本となり、そのうち3本が枠内だった。リース・ジェイムズは、バックスリーの役割を果たしながらも、シュート2本すべてを枠内に放った。

コヴァチッチとサウールの両選手は、タックル数6回でこの試合トップとなった。

新たなポジション、喜ばしい結果

試合の最後の4分の1では、カラム・ハドソン=オドイが当初のウイングバックから攻撃に参加するようになり、ベン・チルウェルが左ではなく右のウイングバックとして投入されるという珍しい光景が見られた。チルウェルはチェルシーで50回目の出場となった。

スタンフォードブリッジの舞台での最後のシーンは、PK戦となった。スーパーカップのビリャレアル戦、ヴィラ戦に続いて、ブルーズは初めて1シーズンに3回PK戦を制した。

ケパ・アリサバラガは、すでにシュートアウトでの最多セーブ数のクラブ記録を持っていたが、それを8回に伸ばし、ペトル・チェフの6回、ケビン・ヒッチコックの4回との差を広げた。

チェルシーはこれで、リーグカップで3回サウサンプトンと対戦し、3回とも次のラウンドに進出することになった。

チェルシーからその他