マッチレポート:ウェストハム 3 チェルシー 2

ロンドン・スタジアムで行われたロンドン・ダービー、チェルシーは2度のリードを奪いながらも逆転され勝ち点3を失う結果となった。

トップ4のチーム同士の対戦となったこの試合、首位のチェルシーは前半に2度リードしていた。

昨シーズン、スタンフォードブリッジで行われた試合では、チアゴ・シルバがヘディングでゴールを決めたが、今日も前半30分までに彼が同じことをやってのけた。

その後、ウェストハムはジョルジーニョとエドゥアール・メンディのミスを突いてマヌエル・ランジーニがPKを決めて同点に追いついたが、ハーフタイム直前にメイソン・マウントが見事なボレーシュートを決めて今季2点目を挙げ、チェルシーが再びリードした。

しかし、ハマーズは後半の早い段階でジャロッド・ボーエンを起用して反撃し、今シーズンで初めてチェルシー相手に2ゴールを決めたチームとなった。

後半はブルースがより果敢にプレーをし、より多くのシュートを放ったが、ホームチームもチャンスを逃していたので、引き分けになってもどちらも文句はなかっただろうが、ウェストハムは残り3分で奇蹟的なゴールを決めて勝利した。

代わって出場したアルトゥール・マスアクの左からのクロスがディフェンダーに当たったボールがそのままゴールとなり、チェルシーを今季プレミアリーグ2度目の敗戦に追い込んだのだ。

スタメン

ワトフォードに勝利したときのメンバーから4名を変更したブルーズ。リース・ジェイムズとジョルジーニョは十分に復調したため、メンバーに復帰した。前節途中出場したチアゴ・シウバとハキム・ツィエクは、スタメンに選ばれた。ジェイムズにとって、この試合はチェルシーでの100試合目となった。

安定した序盤

ウェストハムはこの試合のために4バックから3バックに変更したが、中盤はチェルシーの2人に対して3人でプレーした。また、トーマス・トゥヘルが攻撃陣で3人を起用したのに対し、デイビッド・モイーズは2トップで試合に臨んだ。

そのうちの一人、ジャロッド・ボーエンが最初のシュートを放ったが、これは大きく外れ、その直後、MFトマーシュ・ソーチェクのヘディングシュートも同じ運命をたどった。これはチェルシーのミスによるものだった。

このような場面があったにもかかわらず、試合の最初の10分ほどはブルーズが優位に進めた。

リース・ジェイムズのシュートがウカシュ・ファビアンスキにとって最初のセーブとなったが、それがこの時間までにチェルシーがつくった唯一のチャンスだった。ハマーズがセットプレーで危険なことはよくわかっていたが、ブルーズはエリア外でフリーキックを与えてしまい、そのプレーはコーナーになった。CKからのボールはこぼれたが、幸いにもクレイグ・ドーソンのシュートはそれほど強くなかったため、メンディが簡単にセーブした。

ブルーズが先制

25分には、ジェイムズのクロスにハフェルツが頭で合わせたがセーブされたものの、その3分後には今度はチアゴ・シウバがヘディングシュートを決めてチェルシーがリードした。

今シーズン、ウェストハムはセットプレーによる空中戦の脅威を抱えているかもしれないが、それはブルーズも同じだ。マウントのコーナーから、ハマーズはチアゴ・シウバに十分なスペースを与え過ぎた。ボールを頭で地面にたたきつけたシュートは、ファビアンスキが指先で触れたにもかかわらず、ポストの内側に入った。チアゴは今シーズン、トッテナムとのロンドン・ダービーでも先制点を決めている。 

その直後には、ヴラディミール・ツォウファルのシュートをメンディがセーブした後、シウバがゴールマウスに戻ってボールをクリアした。

このシュートを皮切りに、ハマーズはさらに2本のシュートをメンディに向かって放ち、そしてついに同点に追く。

ジョルジーニョがメンディに出したバックパスが短く、ボウエンの強烈なプレッシャーを受けながらも、メンディは最初にボールに触ったが、クリアではなくもう一度ボールをタッチすることを選択し、さらに前に出てきた相手をファウルで倒してしまった。そしてこのPKをランジーニが決めた。

すかさず反撃に出るブルーズ

ウェストハムのゴールは、チェルシーにとって今シーズンの前半の失点としては3点目だった(合計11失点)が、ハーフタイム直前にマウントが見事なボレーシュートで2点目を決めた。

ウェストハムのボールを中盤で奪ったブルーズは、ルベン・ロフタス=チークがロングパスでツィエクにボールを出すと、彼はすぐにファーポストのマウントにボールを送る。そして、ボールを受けたマウントは、誰もが称賛するような素晴らしいテクニックでニアポストの内側にボレーシュートを決めた。

しかし、ハーフタイム前にハフェルツが負傷し、試合続行不可能となった。後半開始時には、ロメル・ルカクの出番となった。

 

苦戦した後半

ブルーズは追加点を狙い、リュディガーの攻撃参加からツィエクにパスを出すがもたついてしまう。そしてその直後、ウェストハムは2度目の同点ゴールを決めた。

チアゴ・シウバがボールをクリアしたが、ヘディングの距離感がつかめなかった。続いて、ツォウファルが中にパスを出し、ボーウェンがメンディを抑えて低い弾道のシュートを決めた。

後半15分過ぎからツィエクに代わって出場したカラム・ハドソン=オドイは、最初は攻撃的なポジションにいたが、クリスチャン・プリシッチがマルコス・アロンソに代わって出場すると、すぐに左ウイングバックにコンバートされた。

続いてマウントがシュートを放ったが、ファビアンスキを破ることができなかった。ウェストハムは、アントニオのクロスがファーポストにいたボーウェンに届き、シュートを放ったが、これは枠を大きく外れた。

終盤の15分には、ジョルジーニョのシュートが枠を外れ、さらにマウントのコーナーからチアゴ・シウバのヘディングシュートを放ち、一瞬、エリア内は混乱したが、その直後に大きな衝撃が待っていた。

87分、アルトゥール・マスアクがスローイングを拾い、ゴールに向かってシュートを放った。ロフタス=チークがブロックに行ったが、彼に当たったボールは大きく軌道を変え、メンディはそれを防ぐことができなかったのだ。

好調でエネルギーに満ちた地元のライバルとの対戦は、難しい試合になることが予想されていたが、実際にその通りになった。

今後の予定

今シーズンのチャンピオンズリーグのグループリーグ最終戦でゼニト・サンクトペテルブルクと対戦するために、ブルーズはロシアへの長旅につく。ノックアウトステージへの進出はすでに決まっているが、首位突破しシード権を獲得するには水曜日の結果を待たなくてはならない。その後、3つのアウェーゲームを経て、ブリッジに戻る。プレミアリーグの次戦はリーズと対戦する。



チェルシー(3-4-3):メンディ;クリステンセン、チアゴ・シウバ、リュディガー;ジェイムズ、ジョルジーニョ(c)、ロフタス=チーク、アロンソ(プリシッチ73);ツィエク(ハドソン=オドイ64)、ハフェルツ(ルカク46)、マウント
サブ:ケパ、アスピリクエタ、サール、バークリー、サウール、ヴェルナー
得点者:チアゴ・シウバ 28、マウント 44
警告:ジョルジーニョ 23, クリステンセン 90+4

ウェストハム(3-5-2):ファビアンスキ;ドーソン、ズマ(フォルナルス71)、ディオプ;ツォウファル、ソーチェク、ライス(c)、ランジーニ(ベンラーマ85)、ジョンソン(マスアク45+2);ボーウェン、アントニオ
サブ:アレオラ、クラール、ヴラシッチ、ノーブル、アシュビー、ヤルモレンコ
得点者:ランジーニ40(PK)、ボーウェン56、マスアク87
警告:ツォウファル90+1

主審:アンドレ・マリナー
 

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