アンドレアス・クリステンセンはプレシーズンマッチ最後の対戦相手、ボルシアMGで2シーズンにわたってローン選手としてプレーした経験がある。

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守備の要となったクリステンセンはボルシアMGの年間最優秀選手賞を獲得。ドイツで2シーズンを過ごし、その後はスタンフォードブリッジへと帰ってきた。

今回はクリステンセンがボルシアMG戦に向けて特別インタビューに答えてくれた…

ボルシアMG時代を振り返ると、どんなチームだった?

良い場所だったよ。あのチームでフットボールをプレーすることを楽しんでいた。20分くらいの距離にはデュッセルドルフという大きな街があるんだ。自分は他の選手たちと同様、メンヒェングラッドバッハという地域に住んでいたよ。メンヒェングラッドバッハはそれほど大きな街ではないから、皆がフットボールに注目していた。街を歩けば選手たちの広告がいろいろなところに見られるしチームのフラッグが多くの車やショップに掲げられているんだ。

チームメイトと歩いていても、自分たちはプライベートな時間を過ごすことができるんだ。すごく良い場所だったね

選手としての成長という点ではどうだった?

すごく成長したね。それまではユースチームやカップ戦でしかプレーしたことがなかったから、最初の数試合は大きなステップだったよ。チェルシーではファーストチームのトレーニングで多くを得ることができたけど、試合はまた別だよ。ユース杯やUEFAユースリーグという舞台から、ブンデスリーガへステップアップするのは大きな経験だった。

フットボールは非常に速いテンポだったね。4バックの中でポジションチェンジがあったりして、自分にとっては新鮮だったよ。

チームの調子も良かったね…

そうだね。チームはチャンピオンズリーグ出場権を獲得したばかりだった。

リーグでは開幕5連敗で、「何が起こっているんだ」と思ったよ。でもそれからは15戦無敗だ。最下位のスタートから最後は4位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。すごいことだよ。2シーズン目は6位でヨーロッパリーグだったけど、良い2シーズンを過ごすことができた。

スタジアムの雰囲気はどうだった?

チェルシーでは2014/15シーズンの最終節とカップ戦でしかプレーしていなかったから、スタジアムでのプレーは新鮮に感じたよ。ドイツには大きなスタジアムが多くて、ボルシアMGの本拠地は55,000人収容で毎週末に満員になるんだ。あの中でプレーするのは良かったよ。

スタジアム文化も良かった。皆スタジアムでビールを飲んで、スタンドでもビールが飲めるんだ。だから雰囲気にも活気があったね。ドイツでは応援団がずっと歌っているスタンドがあって、それに他の人たちも加わるんだよ。全てが自分にとっては新鮮で、すごかったね。

今もチームメイトとは連絡を取ってる?

今も連絡しているよ。当時はスカンディナヴィア出身の選手が4人いたんだ。幸運にもチームメイトは皆英語を話したから、コミュニケーションも簡単だった。

今は新しい選手もいて、チームには若い選手が多くなっているね。選手たちは皆自分自身を信じて、プレーで証明しようとしているよ。今回の試合も激しく、テンポの速いゲームになりそうだね。

古巣対戦は楽しみ?

楽しみだね。ボルシアMGに行くまではファーストチームでの経験がほとんどなかったから、ボルシアMGでの経験が大きかったんだ。今はファーストチームで4シーズンをプレーしたし、だからこそボルシアMGは自分にとって特別な場所なんだよ。

チェルシーでのプレシーズン、ここまでの感触はどう?

上手くいっているよ。コーチ陣も知った顔ぶれだ。監督とも一緒にトレーニングした経験があるからね。U23ではダーモット(・ドラミー)と一緒だったし、当時はジョディ(・モリス)もいた。ジョー(・エドワーズ)はユースチームで指導をしてくれたんだ。もちろんクリス・ジョーンズもこのチームにいたからね。

皆、チームがトライしているポゼッションフットボールを楽しんでいるみたいだね。フィットネスを高めていきたいけど、それと同時にフットボールもプレーしたいんだ。フィットネスにフォーカスしながらも、徐々に結果がついてきているよ。

まだプレシーズンだけど、自分たちはリーグ開幕戦と同様の気持ちを作らないとね。開幕が楽しみだよ。