セサル・アスピリクエタは、クラブワールドカップ決勝でパルメイラスを破りワールドチャンピオンになったことで、チェルシー史上初めてすべての主要トロフィーを獲得した選手となった。そして、キャプテンは、アブダビでの新たなタイトルをもたらした延長後半のPKの場面での自身の役割について、語ってくれた。

2012年夏にマルセイユからブルーズに移籍して以来、アスピはプレミアリーグ2回、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ2回、FAカップ、リーグカップ、スーパーカップ、そして今回、UAEでの120分間の緊迫した試合の末、クラブワールドカップを制覇したのだ。チェルシーの選手で、これほどの栄光を手にした選手は他にいない。

決勝はPK戦になるかと思われたが、アスピリクエタのシュートが手で阻まれ、後にVAR判定によってチェルシーにPKが与えられることになった。アスピリクエタがすぐにボールを取り、ジョルジーニョ不在の中、キッカーを務めるかのように見えた。

「相手のことはよくわかっていた。だから作戦として自分がボールを取ったんだ。」

アスピリクエタはスタジアムの他の誰よりも状況を理解していた。

「カイがシュートを打つのはわかっていた。彼のプレッシャーを和らげるためだった。カイは最もPKが得意な選手の一人なんだ。」

「相手選手の焦点を全部自分に集めたんだ。それが功を奏したのだと思うし、うまくいってよかった。」

相手は完璧に騙されていた。ハフェルツは12ヤードの距離から冷静にゴールを決め、チェルシーは残り時間を守り切り、今シーズン2つ目のトロフィーを手にしたのである。

アスピリクエタにとっては、10年前にコリンチャンスに負けた借りを返したという意味でも、ひとつの区切りとなった。

「本当に誇らしいよ」と、キャプテンは顔をほころばせた。

「ここに来るまでには長い道のりがあった。このトロフィーを獲得することがいかに難しいか分かっているからこそ、誇りを持ち、喜ぶべき瞬間だ。2012年はとても辛い思いをしたし、戻ってくるまで9年以上かかった。2012年は優勝を逃したが、もう二度と優勝を逃したくなかったんだ。」

「ひとつのメダルは金色で、もう一つは銀色。同じ色のメダルで帰ってこないようにと思っていた。難しい試合だった。世界チャンピオンになるのは、簡単じゃない。でも自分たちはチームとしての強さを示せたんだ。」

「2012年に来たときは、こんな長い旅になるなんて想像もつかなかった。」とアスピは付け加えた。

「ピッチ内外でクラブを率いるチェルシーのキャプテンであることを本当に誇りに思う。このタイトルは、チェルシー史上初めてのことで、最高の気分だ。クラブもオーナーもこのトロフィーに値する努力をしてきたし、それを達成できたことを誇りに思う。」