スペインでオリヴィエ・ジルーの4得点によりセビーリャを4-0で下したブルーズのキャプテン、セサル・アスピリクエタは、試合後にチームのパフォーマンスと選手層の厚さについて誇らしげに語った。
祖国スペインのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで行われたこの試合、アスピリクエタは右サイドバックとしてスパーズ戦から9人を入れ替えた試合に出場したが、この日の話題はもちろん今季2試合目のスタメン出場となったオリヴィエ・ジルーだった。
アスピリクエタは開始5分にエリア内のクリスチャン・プリシッチにこの試合初めてのチャンスを演出した。そしてその後ジルーがチェルシーではフランク・ランパード以来となるチャンピオンズリーグでのハットトリックを達成したのである。
「多くの意味で満足のいく試合だった。ヨーロッパリーグ覇者に対し良い試合ができたし、チームの強さを見せつけることができた。ヨーロッパトップレベルの強敵相手に試合を支配できた。相手のプレッシャーは厳しかったが、試合をコントロールすることで勝利することができた。」
2012年の優勝直後にチェルシーに入団し、チャンピオンズリーグに7回出場しているベテランのアスピリクエタは、ジルーに最大限の賛辞を送ったが、同時にチーム全体の献身的なプレーも高く評価した。
「自分を含め昨季に比べてプレーする機会の少ない選手もいるが、毎日のトレーニングの姿勢はみな素晴らしい。チームとして厳しいトレーニングを行っている。ジルーの4得点を見ればわかるだろう。もちろんこのような試合が毎回続くわけではないが、努力なしに達成できることでもない。この勝利は充実したトレーニングの結果だ。」
アスピリクエタはディフェンス面でもチームを高評価した。アンドレアス・クリステンセン、トニ・リュディガー、そしてエメルソン・パルミエリと共に4バックの一員としてここ10試合で8回目のクリーンシートを達成し、守備が昨季から大きく改善されたことを証明した。
そして彼は、今季幸先良いスタートを切ったチェルシーは、今後チャンピオンズリーグ、そしてプレミアリーグで主役級のチームになると信じている。
「チェルシーは新しいチームになったため、毎日のトレーニングで改善していく必要がある。だけど12月初旬にこの状態であることに満足しているし、チームにとって良い事だと思う。」
「チェルシーでは常に高い目標が設定される。昨シーズンは転換期でそれに順応する必要があった。今は経験も積み、新しい選手が入り、より強固なチームとなっている。選手層も厚く、全員がベストを尽くしており、監督もより多くの選手からメンバーを選ぶことができる。」
休む間もなく土曜日夜にホームでリーズを迎えるチェルシー。これは古くからのライバルとの16年ぶりの試合となる。そしてこの試合、9か月ぶりにスタンフォードブリッジに2000人の観客が戻ってくる。
来週火曜にはホームで既にグループリーグ首位突破が決まっているチャンピオンズリーグ、最終戦となるクラスノダールとの試合に臨む。