オールドトラフォードで行われた土曜夜の試合、PKの可能性があったプレーでの判定に関し、セサル・アスピリクエタはピッチ上の主審が最終的に判断を下すべきだと語った。
0-0のスコアレスドローに終わったこの試合の前半、マンチェスター・ユナイテッドの主将ハリー・マグワイアがFKからのクロスに合わせようとしたアスピリクエタを抑えつけたように見えた。
マグワイアがアスピリクエタに対しファールを犯したかどうかが大きな問題となったが、VARにより主審がピッチサイドのモニターを確認することはなかった。これに関して、アスピリクエタはフランク・ランパード同様の主張をした。「マグワイアの前にいたから、彼が両腕で肩を抑えつけたことに気づいた」とファールを主張するアスピリクエタ。
「主審が判断を下すべき。VARではその判断は難しい。だからもっと主審がモニターをチェックするべきだ。マーティン・アトキンソンが主審なのだから、彼がモニターを使って判断を下すべきだった。ファールかどうかは半々だった。だったら20秒使ってそのシーンを見直すべきでは?主審が判断することでVARの使い方もより良いものになると思う。」
「すべての接触プレーがPKだとは言わない」と説明するアスピリクエタ。
「特にここイングランドではエリアから離れている場合、フィジカルなプレーは許容されているけど、プレミアリーグは素晴らしい選手がたくさんいるから、もっと改善されるべきだと思う。みんなで助け合うことによってリーグをより良いものにしていくべきだ。」
試合全体に関して、アスピリクエタはチャンスこそ多く作れなかったが、ヨーロッパリーグ覇者のセビーリャ戦に続きマンU戦でもクリーンシートを達成したことに満足している。
「攻撃に関しては相手を脅かすことができなかったし、勝ち点3を取るためにもっと攻撃を仕掛けるべきだったと思う。エドゥ(・メンディ)は2回良いセーブをし、クリーンシートを守った。ディフェンス面で改善が見られたことは大事なことだ。チーム全体で守備を固め、攻撃とのバランスを取らないといけない。」
「非常に拮抗した試合で、特に前半はスペースもあり試合をコントロールすることができた。後半は焦りが出たため、ボールを失うこともあり、相手に主導権を奪われた。マンUは危険なチームで、チーム全体が良いプレーを見せる。だけど、チェルシーならもっとできるはずだ。」