オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドに4-0で敗れた試合の後、セサル・アスピリクエタはゲーム内容が結果に伴わなかったとコメント。
マーカス・ラッシュフォードの先制点から始まりアントニー・マルシャル、ダニエル・ジェームズにゴールを許し、プレミアリーグ開幕戦で黒星を喫したチェルシー。しかしユナイテッド戦でキャプテンマークを巻いたアスピリクエタはゲーム内容に関しては前向きにと捉えることができる点が多かったと感じているようだ。
敵地に乗り込んだチェルシーは前半を通して、ユナイテッド以上に鋭さとエネルギーを披露した。加えて、そのチェルシーはポゼッション率とチャンスの数でもユナイテッドを上回った。しかし、ホームのユナイテッドがゴール前での決定力の高さを見せ、チェルシーに勝ち点を与えなかった。
「この結果にはチーム全員ががっかりしているよ。なぜなら自分たちは試合をコントロールしていたんだ。特に前半はね。そして多くのチャンスを作ったが、決め切ることができなかったんだ」と話したアスピリクエタ。
「自分たちはゴール前での冷静さを欠いていた。相手に2分間で2ゴールを許してしまったあとから、ゲームが難しくなってしまったね」
「その時間帯から、自分たちがオープンになってしまい、相手にスペースを与えてしまった。ユナイテッドは終始自信をもってプレーしていた。自分たちにとっては受け入れがたい結果となってしまったよ。もっといい結果になってても良かったと思うけど、チームは前を向いていかなければならないんだ」
ここ数十年の開幕戦で最も若い顔ぶれとなったチェルシー。フランク・ランパードはプレシーズンで好印象を残したタミー・エイブラハムとメイソン・マウントの2人をスタメンで起用。エイブラハムにとって厳しい試合になったものの、彼は自身のタレント性を披露した。
「自分たちは彼らに信頼を寄せている。なぜなら彼らはこのチームでプレーするのに値しているからだ」と加えた。「2人とも毎回の練習でハードワークしているんだ。いま自分たちは素晴らしいチームになるための大きなチャンスを持っている。みんなシーズンの最初は良い結果を残したいと考えるだろう。しかし、自分たちは毎回の試合から学習し、成長していかなければならない」
ミッドウィークに行われるチャンピオンズリーグ王者とヨーロッパリーグ王者が対決するUEFAスーパー杯へと意識を向けているチェルシー。アスピリクエタはマンチェスターでの試合から学習し、ユルゲン・クロップ率いるリヴァプールとの対戦に準備を進めていかなければならないと心得ているようだ。
「ブルーズはいつも全てを勝ち取るために戦っている。だから自分たちが勝利を収めることができなかった時、多くの疑問が生まれる。しかし、チームはそれを対処していかなければならないんだ」とアスピリクエタはコメントした。
「自分たちはユナイテッドの一戦から学ばなければならない。チームは改善できると思っているし、責任を感じなければならない。水曜日、タイトルをかけて素晴らしいチームと対戦する。だから自分たちはその試合に向けて準備していく必要があるんだ」
記事:ランパード「ミスもあったが収穫もあった」