様々なデータや過去の記録を含む試合前ブリーフィングを提供してきたクラブ史に精通するリック・グランヴィルと統計家のポール・ダットンによる、2021/22シーズンの総括後編。

今シーズン、チェルシーほど多くのトロフィーを獲得したイングランドチームはない。6シーズン連続で主要大会決勝進出を果たし、FAカップ決勝3シーズン連続進出は、クラブにとって新たな記録となった。FAカップ決勝は3連敗となってしまったが、今シーズン、チェルシーは史上最多となる4つの決勝戦に出場した。

過去20シーズンのうち、ブルーズが一つもトロフィーを獲得できなかったのは6シーズン(2019/20、2015/16、2013/14、2010/11、2007/08、2002/03)だけで、そのうちの2回(2019/20と2007/08)は決勝進出さえかなわなかった。

FAカップの開幕戦でチェスターフィールドを下したことで、チェルシーはラウンド3無敗記録を24伸ばした。決勝戦以外では、ブルーズは2016年以降、同大会でわずか1度しか負けていない。今シーズンも決勝に到達したことで、新ウェンブリーでの試合消化数は28となり、次にランクインしているマンCよりも8回多い。

ペナルティーのつけ

今シーズン、すべてのカップ戦で延長戦が6回行われ、これは史上最多となった。(1997/98と2011/12の2シーズンは4回だった)。

今季ブルーズは5回のPK戦に臨み、スーパーカップではトニ・リュディガーが、リーグカップではリース・ジェイムズが2度にわたって勝負を決めるPKを決めた。

ロンドン・イズ・ブルー

チェルシーは4年連続、17年ぶり15回目、1907/08シーズン以来25回目のロンドン勢トップフィニッシュを果たした。

ブレントフォードの新グラウンドを初めて訪問したチェルシーは、アウェーでのロンドン・ダービーで史上初となる7連勝を果たし、これらの試合での失点は1点だけだった。

惜しくも認められなかったゴール

(出典:ESPN)

驚くべきことに、トップ14のクラブに対する12回の勝利のうち、エドゥ・メンディとケパ・アリサバラガがクリーンシートを達成したのは1回を除いてすべてであった。アウェーでの12勝のうち、シャットアウトは9回あったが、ホームでは9勝中6回だけだった。

オーナーの変更

チェルシーFCの所有権は、トッド・ベーリーとクリアレイク・キャピタルが率いる投資グループに移った。

117年間、クラブの運命がどのように変化してきたかを示すのが、その金額である。1905年3月10日に5000ポンド(現在の50万ポンドに相当)の資本金でスタートしたチェルシーは、ミアーズ家、カドガン家、プラット家が70年にわたって主に運営し、1982年4月2日に多額の負債を抱えてわずか1ポンドでケン・ベイツに売却された。ベイツ氏の在任期間は、2003年7月1日にロマン・アブラモヴィッチ氏が1億4千万ポンドで買収するまで、21年間も続いた。

歴代のオーナーたちは、スタンフォードブリッジのトロフィー・キャビネットに数多くのトロフィーを加えることに貢献してきた。そして今、この謎めいた、狂気じみた、爽快なスポーツの殿堂の物語に、センセーショナルな次の章が開かれ、スリリングな展開が待っている。

チェルシーの獲得タイトル 2003-2022

男子チーム

5 プレミアリーグ5 FAカップ3 リーグカップ2 UEFAチャンピオンズリーグ2 UEFAヨーロッパリーグ1 FIFAクラブワールドカップ1 UEFAスーパーカップ2 コミュニティ・シールド

女子チーム

6 リーグ4 FAカップ2 リーグカップ1 コミュニティ・シールド