2ヶ月前にユEuro 2020の準決勝でセサル・アスピリクエタとエメルソン・パルミエリが直接対決すると想像していた人は決して多くないだろう。

しかしそれは、スペインとイタリアのチームの質を反映したものではない。大会でのパフォーマンスを見れば、ここまでこの2国が勝ち上がってきたことに驚く人はいないだろう。しかし、5月末にアスピリクエタが本大会のスペイン代表に入ったのは、2018年以来のことだった。

一方、同年にロベルト・マンチーニ監督の下イタリア代表でデビューしたエメルソンは、この1年間、代表の試合で常に先発に選ばれていたが、その左サイドのポジションを争っていたローマのレオナルド・スピナッツォーラがユーロ直前の親善試合でレギュラーの座を勝ち取り、グループステージの最初の2試合で高いパフォーマンスを発揮していた。

第3戦のウェールズ戦ではエメルソンが出場したが、アズーリは既に決勝トーナメント進出を決めていた。しかし、スピナッツォーラが準々決勝のベルギー戦終了間際にアキレス腱を負傷したことにより、エメルソンが彼の代わりに左ウイングバックとしてレギュラー復帰したのだ。

アスピリクエタのスペイン代表への復帰は、当初は交代要員としての参加であったが、2回の引き分けの後に結果が求められたグループリーグ第3戦では、31歳のアスピリクエタが起用されたのである。スペインは5-0で勝利したが、アスピは次の試合、5-3で行われたクロアチア戦でもゴールを決めた。

今日、ウェンブリーのピッチの片側で、チェルシーの同僚2人が対決することになった。アスピリクエタはインタビューの中で、昨シーズンはクラブでの試合が少なかったため、大舞台でのエメルソンの存在感について語っている。

「彼は、チェルシーのグループの強さ、一体感を象徴している」とエメルソンについて語るアスピリクエタ。

「ほとんどプレーしていないにもかかわらず、彼は常にチームに貢献している。前向きな姿勢を保ち、しっかりとトレーニングに励みチャンスを伺っている。アトレティコ・マドリード戦(チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦)で重要なゴールを決めた。チームの力が強みとなるんだ。そのおかげでチャンピオンズリーグで優勝できたんだ。」

ジョルジーニョもイタリア代表に名を連ね、もうひとつの準決勝では、アンドレアス・クリステンセンが、メイソン・マウント、リース・ジェイムズ、ベン・チルウェルを擁するイングランド代表と対戦する。1ヶ月前にポルトで手にした名誉あるチャンピオンズリーグのメダルに加え、少なくとも1人のチェルシー選手がEuro 2020で優勝することになるが、アスピリクエタは次のように語っている。

「チャンピオンズリーグとユーロのダブルを達成できるのはチェルシーだけだ。今はそのことが大きな話題となっているけど、大事なのはチームなんだ。チャンピオンズリーグで優勝できたのは素晴らしいことだったし、今はユーロでもう一つのチャンスを掴もうとしている。」