チェルシー・フットボール・クラブは本日、30年にわたりスポーツマーケティングと運営に携わってきたトム・グリック氏を、同クラブの新しいビジネス担当社長に任命したことを発表しました。

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グリック氏は、「チェルシーFCは、世界中で知られ、賞賛されている象徴的なスポーツクラブです。私は、トッド・ベーリーとクリアレイクのビジョンとミッションに非常に感銘を受けています。彼らは、チェルシーコミュニティーをすべての中心に据えています。私たちは、サービスを提供するすべての人のために、全面的にパフォーマンスを向上させる大きなチャンスがあるのです」 と述べています。

会長兼共同経営者のトッド・ボーリーは、「トムは、これまでに多くの勝利を収めているスポーツ組織において、リーダーとして、また革新者として成功した実績があり、彼をビジネス部門の社長に任命するのは簡単な決断だった。彼のスキルと経験は、チェルシーFCの主要なインフラを改善し、クラブの知名度を挙げ、忠実なサポーターが選手たちと関わりを持つための刺激的な新しい方法を見つけるために不可欠です」と述べています。

共同経営者の一人であるベフダド・エグバリとホセ・E・フェリシアーノは、「トムは、チェルシーFCにとって素晴らしい存在であり、クラブの長期計画を推進してくれるでしょう。彼は、我々の重要な世界的地位を高めるための経験と資質を持っており、選手の補強、インフラ、テクノロジー、ユースアカデミー、女子チームへの投資を通じて、クラブを強化するという我々の取り組みをリードしてくれるでしょう」と述べています。

グリック氏はNFLのカロライナ・パンサーズFCの社長を務め、バンク・オブ・アメリカ・スタジアムの大規模な改修に着手しました。また、7月21日にチェルシーが親善試合の米国ツアーの一環として対戦するメジャーリーグサッカーのシャーロット・フットボール・クラブの設立にも携わっています。

グリック氏は、シティ・フットボール・グループのチーフ・コマーシャル・オフィサーとして世界各地の事業を統括したほか、ダービー・カウンティのCEO、ニュージャージー・ネッツとNBAでマーケティングの上級職を歴任しています。イングランドサッカー界では、フットボールリーグ理事会、FA評議会、プロフェッショナルゲーム委員会の委員を務めました。