チェルシーのシーズンをデータで振り返るこの特集。今回はチャンピオンズリーグの栄冠への軌跡を見ていこう。
チェルシーはグループステージ6試合とノックアウトステージ7試合の計13試合に臨んだ。
ノックアウトステージのラウンド16でのアトレティコ・マドリードとのアウェー戦と準々決勝ポルトとの2試合は、新型コロナウイルス感染症の渡航制限により中立地で行われた。
ポルトとの第2戦が、クラブ史上初めてブリッジから離れて行われたホーム戦となった。
ジョルジーニョとエドゥアール・メンディは、13試合中、1試合を除いてすべてに出場した。ジョルジーニョはアトレティコとのホーム戦を欠場し、ケパ・アリサバラガは引き分けに終わったグループステージ最終戦のクラスノダールとの試合にメンディの代わりに出場した。
この試合でケパは1セーブを記録した。残りの32セーブはメンディのものだった。メンディのチャンピオンズリーグでの活躍は目を見張るものがあったが、中でも12試合で9回のクリーンシートを達成したことは特筆に値する。チャンピオンズリーグの1シーズンで、これ以上のクリーンシートを達成したGKはいない。
さらに、チャンピオンズリーグ(1992/93にヨーロッパカップから改称されて以来)で総失点数が4点以下で優勝したのはACミランだけである。
チャンピオンズリーグの13試合で、チェルシーがリードされていた時間はわずか5分23秒だった。
今シーズンのチャンピオンズリーグでは、合計11人のチェルシー選手が得点を決めた。カイ・ハフェルツのこの大会における最初で唯一のゴールは、ポルトでのマンチェスター・シティとの決勝戦でエデルソンをかわして決めたもので、クラブの歴史の中でも非常に重要なものとなっている。
ハフェルツの他に今季のCLで1得点を記録したのは、タミー・エイブラハム、ベン・チルウェル、エメルソン・パルミエリ、ジョルジーニョの4人。2020/21シーズンのチャンピオンズリーグでのその他の得点者は以下の通り:
ジルーはグループステージのセビーリャで決めた4ゴールが彼の今季CL総得点6の3分の2となった。ジルーはこの夜、1965年にレアル・マドリードで活躍したフェレンツ・プスカシュ以来、大会最年長(34歳63日)でハットトリックを達成した。
ヴェルナーは、2020/21シーズンのチャンピオンズリーグ23ゴールのうち4ゴールを決めたが、そのうち3ゴールはPKからだった。また、ヴェルナーはこの大会でシュート回数がチーム最多となった(14本)。
スタッツ
出場数 13試合
ジョルジーニョ12、メンディ12、アスピリクエタ11、ヴェルナー10+2、リュディガー10+1、ハフェルツ9+3、マウント9+2、チルウェル9+1、カンテ7+6、コヴァチッチ7+3、チアゴ・シウバ7+1、ジェイムズ6+4、クリステンセン6+1、ズマ5、プリシッチ4+6、ハドソン=オドイ4+3、ツィエク3+7、エイブラハム3+2、ジルー2+6、エメルソン2+4、アロンソ2、ギルモア1+1、アンジョリン1、アリサバラガ1
ゴール数 23得点
ジルー 6(1PK)、ヴェルナー 4(3PK)、ハドソン=オドイ 2、マウント 2、プリシッチ 2、ツィエク 2、エイブラハム 1、チルウェル 1、エメルソン 1、ハフェルツ 1、ジョルジーニョ 1(PK)
チャンピオンズリーグ セーブ数 32
メンディ31、アリサバラガ1
枠内シュート数 59回
ヴェルナー14、ツィエク8、ジルー7、ハフェルツ4、マウント4、プリシッチ4、チルウェル3、ハドソン-オドイ3、エイブラハム2、アスピリクエタ2、エメルソン2、リュディガー2、アロンソ1、ギルモア1、ジョルジーニョ1、ズマ1
枠外シュート 53回
ヴェルナー8、ハフェルツ5、コヴァチッチ5、プリシッチ5、エイブラハム3、ジェイムズ3、マウント3、アスピリクエタ2、ジルー2、ジョルジーニョ2、リュディガー2、チアゴ・シウバ2、ツィエク2、ズマ2、アロンソ1、アンジョリン1、チルウェル1、クリステンセン1、エメルソン1、ハドソン=オドイ1、カンテ1
シュートブロック数 34回
プリシッチ5、マウント5、ヴェルナー4、ハフェルツ3、ハドソン=オドイ3、ツィエク3、コヴァチッチ2、エイブラハム1、アンジョリン1、チルウェル1、ギルモア1、ジルー1、ジェイムズ1、カンテ1、リュディガー1、チアゴ・シウバ1
チャンピオンズリーグのファウル数 182
アスピリクエタ 18、チルウェル 16、マウント 16、ハフェルツ 15、ジョルジーニョ 14、カンテ 12、ジェイムズ 11、リュディガー 11、クリステンセン 9、ヴェルナー 9、コヴァチッチ 8、エメルソン 7、ジルー 7、プリシッチ 5、エイブラハム 4、ツィエク 4、ズマ 4、ハドソン=オドイ 3、チアゴ・シルヴァ 3、アロンソ 2、アンジョリン 2、エメルソン 1、ギルモア 1
受けたファウル数 140回
プリシッチ22、ハフェルツ16、チルウェル11、ジョルジーニョ11、コヴァチッチ10、ヴェルナー10、マウント8、アスピリクエタ7、ジルー6、チアゴ・シルヴァ6、カンテ5、ツィエク5、エイブラハム4、ジェイムズ4、リュディガー4、アロンソ2、エメルソン2、メンディ2、ズマ2、クリステンセン1、ギルモア1、ハドソン=オドイ1
イエローカード 20枚
ジョルジーニョ4、マウント4、コヴァチッチ2、プリシッチ2、ツィエク2、アスピリクエタ1、チルウェル1、クリステンセン1、ハフェルツ1、カンテ1、リュディガー1