昨日のチャンピオンズリーグ対セビーリャ戦で4得点を決めたオリヴィエ・ジルーは、チェルシーで1試合4点以上決めた15人目の選手となった。
ジルーは2019年3月のヨーロッパリーグ対ディナモ・キエフ戦で既にハットトリックを達成していたが、昨日の試合では両足、ヘディング、そしてPKと得点能力の高さを見せつけ、4-0という歴史的な勝利の立役者となった。
1試合4ゴールは7-1に終わった2010年3月のプレミアリーグ対アストンヴィラ戦でのフランク・ランパード以来となる。
現在監督を務めるランパードは2008年3月のダービー・カウンティ戦でも4得点し、6-1で勝利している。
ランパードはプレミアリーグでチェルシーの選手として1試合4ゴールを達成した3人のうちの1人で、彼以外は2000年10月コヴェントリー・シティ戦(6-1)でのジミー・フロイド・ハッセルバインク、そして1997年8月対バーンズリー戦(6-0)のジャンルカ・ヴィアッリがいる。
プレミアリーグ発足以前では、ケリー・ディクソンが3試合で4得点を達成している。最初はリーグカップ対ギリンガム戦(1983年、4-0)、次にFAカップ対ウィガン戦(1985年、5-0)、そして2部リーグ対バーンズリー戦(1989年、5-3)にこの記録をつくった。
ゴードン・デューリーは1989年2月対ウォールソール戦(7-0)で5得点を記録した。
デューリーは、1971年9月にルクセンブルクのジュネス・オーシャラージュを13-0で破ったとき5得点を挙げたピーター・オスグッドの記録に並んだ。オスグッドはその2年後にもクリスタルパレス戦(5-1)で4ゴールを決めている。
チェルシーで通算202得点を記録したボビー・タンブリングは、1966年9月対アストンビラ戦(6-2)での5ゴールを含む5試合で4ゴール以上を決めている。
また、ジミー・グリーブスは1958年のウルブズ戦、1959年のプレストン・ノースエンド戦、1960年のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦での5得点を含む6試合で4ゴール以上を記録している。
その他チェルシーで1試合4ゴールを達成した選手には、ジョー・バンブリック(対リーズ・ユナイテッドと対マンチェスター・シティ、1935年)、ディック・スペンス(対リバプール、1934年)、ジミー・トンプソン(対サウス・シールズ、1927年)、ウィリアム・ウィットン(対レスター・シティ、1924年)、ボブ・ウィッティンガム(対サウスエンド、2013年)も含まれている。
また、チーム創立初期にプレーしたジョージ・ヒルズドンは、1906年のグロッソップ戦での5ゴール、1908年1月のFAカップ対ワークスップ戦におけるクラブ最多記録の1試合6ゴールを含む3試合で、1試合4ゴールを達成している。