プレシーズンマッチ最終戦をドイツで戦うチェルシー。今回はそんなドイツを代表して戦ったブルーズのスターたちを振り返っていこう。
ロベルト・フート
若くしてその才能を見出されたフートは、2001年にチェルシーに加入。クラウディオ・ラニエリ監督のもと、2001/02シーズン最終節のアストンヴィラ戦で17歳の若さでデビューを飾る。
191cmの体格を活かしたプレーに、強力なシュートも持ち味だったフートは、2003年から2005年にかけてチェルシーの年間最優秀若手選手賞を受賞。2004/05シーズン、2005/06シーズンとプレミアリーグ優勝も経験し、62試合でプレーしてミドルズブラへと移籍した。
プロキャリアは全てイングランドで過ごしたフート。2009年にはストークに加入、2015年にはレスターでプレーし2015/16シーズンのプレミアリーグ優勝を支えた。
ミヒャエル・バラック
フートがスタンフォードブリッジを去ったのと入れ替わりでやってきたバラック。
ドイツ代表ではキャプテンとして活躍。バイエルン・ミュンヘンからフリーで移籍し、4シーズンに渡り中盤のレギュラーとしてプレー。2007年には国内カップダブルを達成し、翌年にはチャンピオンズリーグ決勝進出、そして2009年にはFA杯優勝を経験した。
ブルーズでは167試合26ゴールを記録。最後の試合は2010年のFA杯決勝ポーツマス戦で、クラブ史上初の国内ダブル達成に貢献している。
マルコ・マリン
ボルシア・メンヒェングラートバッハでもプレー経験のあるマルコ・マリン。2012年夏、ブレーメンから獲得した。
しかしながらプレシーズンでハムストリングを痛めると、2012/13シーズンは出場機会に恵まれずわずか16試合出場にとどまった。4-1で勝利したウィガン戦ではゴールも記録している。
翌シーズンからはローンが続き、スペイン、イタリア、ベルギー、トルコと渡り歩いて2016年、完全移籍でオリンピアコスへと移った。
アンドレ・シュールレ
バイヤー・レヴァークーゼンからやって来たシュールレは、2013/14シーズンのデビューからいきなり活躍。フルハム相手のハットトリックを含む9ゴールを記録し、チャンピオンズリーグ準々決勝ではPSG相手の逆転劇にも貢献。
2014年W杯ではマリオ・ゲッツェの決勝点をアシストし、優勝を経験。2014/15シーズン開幕戦ではバーンリー相手に鮮やかなフィニッシュで3-1の勝利へとチームを導いた。
しかし2年目は目立った活躍ができないまま、ドイツへと戻りヴォルフスブルクでプレー。それでもプレミアリーグ優勝メダルの授与資格はクリアしていた。
アントニオ・リュディガー
2017年夏にローマから加入。今ではすっかりファンからの人気者だ。
力強いタックルに空中戦での強さも持ち味のリュディガーは、この2シーズン、センターバックとしてのポジションを確保。昨シーズンのマンチェスター・ユナイテッド戦ではゴールも記録し2-2の同点劇を支えた。
2018/19シーズン最後の1ヶ月は怪我のため離脱。膝を痛め手術まですることになり、早期の復帰が望まれる。