カーニー・チュクエメカがチェルシーと6年契約を結び、アストンヴィラからの移籍を完了させた。

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中盤のオールラウンダーであるチュクエメカは、イングランドで最も優秀な若手選手の一人であり、19歳以下の欧州選手権ではイスラエルとの決勝戦で得点を挙げ、イングランドに栄光をもたらしたばかりだ。また、UEFAのチーム・オブ・ザ・トーナメントにも選出され、注目を集めた。

チュクエメカはノーザンプトン・タウンでユースキャリアをスタートさせ、12歳でヴィラに移籍、2021年5月のトッテナム戦でプレミアリーグでのシニアデビューを果たした。ボールキープ能力と鋭いパスセンスにより、急速に頭角を現してきた。

その1週間後、FAユースカップ決勝でヴィラはリヴァプールに2-1で勝利し、同大会19年ぶりの優勝、チュクエメカは大会得点王にも輝いた。また、アカデミー・プレーヤー・オブ・ザ・シーズンにも選ばれ、プレミアリーグの最終戦、ヴィラ・パークでのチェルシー戦ではベンチから途中出場を果たした。



2021/22シーズンは、8月下旬にプレミアリーグ初先発を果たすと、スタンフォードブリッジで行われたカラバオカップでチェルシーがPK戦で突破した際にも出場し、10代の選手としては飛躍的な成長を遂げた。

合計で14試合に出場し、12月に2-0で勝利したノリッチ戦では、プレミアリーグで最年少アシストを記録した。

スタンフォードブリッジへの移籍が決まったチュクエメカは、「かなり慌ただしかったけど、ここ数日はチェルシーのことが頭から離れなかったから、全てが終わって嬉しいしホッとしているよ」と語った。

「ピッチに立ち、選手たちに会い、チェルシーで試合に勝ちトロフィーを獲得することが待ちきれない。」

トッド・ベーリー会長は、「カーニーはヨーロッパで最も有望な若手選手の一人なので、スタンフォードブリッジで彼の活躍を見るのが本当に楽しみだ。新シーズン、そしてその先に向けたチームにこのような才能ある若い個人を加えることができることが嬉しい」と述べている。

共同経営者であるベフダド・エグバリとホセ・E・フェリシアーノは、「我々は現在と未来の両方に向けてチームを構築している。だから、イングランドサッカー界で最も熱い10代の選手の一人と契約することは、その両方の目的に合致している。チェルシーは、若い選手の潜在能力がこのクラブで発揮されることを証明してきたし、我々のオーナーシップの下、これは継続されると確信している。カーニーがここで活躍することを楽しみにしている。」と述べた。