チェルシーは今シーズン初の逆転勝利でアーセナルとのロンドンダービーを制した。これでアーセナルとの勝ち点差は11に広がっている。

試合後半に相手を支配したフランク・ランパード率いるチェルシーは、終盤のジョルジーニョとタミー・エイブラハムのゴールで勝ち点3をもぎ取った。

立ち上がりに苦しんだチェルシーだが、ランパードは前半30分のうちに3-4-3から4-3-3へとシステムを変更している。

0-1で迎えた後半15分には10代のタリック・ランプティをピッチへ投入。勇気のいる判断ではあったが、この交代が試合展開へ大きく影響を与えた。

ランプティがピッチへ投入されると、その後にはカラム・ハドソン=オドイも途中出場。8歳からチェルシーでプレーしている5人の選手がピッチへ立った。ランプティは自身のデビューマッチを次のように振り返っている。

「デビューを果たすことができて嬉しいよ」19歳のランプティが話す。「チームを助け、勝利に貢献することができたね。言葉では表せないくらい、信じられないことだ」

ビハインドの状況でも、ランプティを投入することに前向きだったジョディ・モリスとジョー・エドワーズへ感謝したランパード。エドワーズはランプティをアカデミー時代から指導しており、モリスは2017/18シーズンにランプティを擁するチームをAF ユース杯とU18プレミアリーグ制覇へと導いている。

「ジョディやジョーは、タリクを信頼してほしいと言ったんだ。彼らもそうだったし、だから自分も信頼した。自分がジョディに聞いたのは、ランプティがこの状況に対処する力と個性があるかということだった。彼に託すにはあまりにも重荷すぎたかもしれないが、ジョディはなにも問題ないと言ったんだ」

ランプティは途中出場の直前にランパードから伝えられた言葉を明らかにした。

「心臓が高鳴っていた」ランプティは話す。「8歳からチェルシーでプレーしていたから、これは自分や家族が待ち望んでいた舞台だったんだ。フランクからは、自分自身のプレーを出し、楽しんでこいと言われたよ」

「こうした試合では局面が短時間で変わるものだ。だからこそ準備をしていなければいけない。チームを助けることができたし、それが勝利につながったことが何より嬉しいよ」

「金曜日に、アーセナル戦でベンチ入りすると告げられたんだ。友達や家族とすごしているときだったよ。土曜日のトレーニングに参加して、それからチームで試合に向かった。自分を信じてくれた監督には感謝したいね。とにかくチームを助けることができて嬉しいよ」

12月は8試合にわたって勝利と敗戦を繰り返したチェルシー。1月1日のブライトン戦では、11月上旬以来となるリーグ戦2連勝を狙う。

前半はアーセナルに苦しめられたと語ったランプティだが、チェルシーの強い想いが逆転勝利につながったとコメント。

「アーセナルは立ち上がりがよかったし、タフな試合になった。それでも少しの変更で息を吹き返して、自分たちのいつもの通りのプレーができたね。コーチの指示を聞いて、それを実行することができた」

「フランクはいつだって自分たちのベストを求めている。それは他のコーチたちも同じだよ。チームとして、全員がハードワークをしているんだ」

「試合では戦う気持ちや、勝利のメンタリティを持つことが求められている」

タリック・ランプティの年齢は?

ランプティは19歳。9月に20歳の誕生日を迎える。

チェルシーに加入したのはいつ?

ランプティは7歳でチェルシーの育成センタープログラムに参加。その後U9年代でクラブと正式にサインした。

アカデミーでの獲得タイトルは?

2017/18シーズンにはジョディ・モリス監督のもと、U18チームの一員としてシーズン4冠に貢献。ランプティは右サイドを主戦場とし、そのシーズンのチーム最多出場と11アシストを記録。

マンチェスター・ユナイテッドとのナショナルリーグ最終戦ではシーズン自身唯一のゴールを決めている。

同世代のチームメイトは?

カラム・ハドソン=オドイとジョージ・マッカークランは幼少期からランプティとともにプレー。2017年夏にレンジャーズから加入したビリー・ギルモアも同世代だ。

代表歴は?

ランプティはイングランドU20代表の一員。2018年夏にはU19欧州選手権でもプレーしている。

タリック・ランプティのプロフィールをチェック