チェルシーとレアル・マドリッドがエデン・アザールの移籍で合意。アザールは自身のFacebookからチェルシーのファンへメッセージを贈っている。

レアル・マドリッドへ行くことが決まった。自分が幼い少年だった頃から、レアル・マドリッドでプレーすることが夢だったんだ。メディアの注目や様々な噂がある中で、自分自身やチームのことに集中するためにベストを尽くしたよ。特にここ6ヶ月はね。

そして両クラブが合意した。自分が次のステップへと進むべきだったんだ。自分の夢を叶えるチャンスが来たんだからね。チェルシーを離れるのは、自分のキャリアを振り返っても最も大きく、最もタフな決断だった。皆にはっきりと伝えたいのは、自分がチェルシーでの全ての瞬間を楽しんでいたし、それは他のクラブでは感じることのなかったものだ。

チェルシーに加入したときはまだ21歳だった。このチームで選手として、そしてひとりの男として成長できたし、ベルギー代表でキャプテンになったのもそのおかげだよ。もちろんチームや自分自身にとってタフな時期もあった。それがプロフェッショナルなフットボールだよ。でも、自分にとってフットボールはボールを蹴って、試合をして、全ての瞬間を楽しむということなんだ。この美しいゲームをプレーできることは幸運だね。アドバイスを求められたときはいつも言うんだ。フットボールを楽しめ!ってね。

上手くいかないときでも自分のベストを尽くしていたし、最高のサポートを受けることができて嬉しいね。それこそが戦う精神や意志で、決してあきらめない精神がチェルシーにはあった。それは皆からも感じたよ。

チェルシーで味わった特別な経験は数え切れない。本当にたくさんあるんだ。負けた試合よりも、勝った試合の方がずっと多いよ。個人として勝ち獲ったものが全てではない。チームとしてのタイトルも個人賞も、その全てが素晴らしいものだった。いつかビールを飲みながら、PKを外したけど自分で押し込んだクリスタルパレス戦やトッテナム、アーセナル、リヴァプール相手のゴールについて語り合いたいよ。

皆が特別な雰囲気を作ってくれたから、今も思い出は鮮明に残っているよ。自分と同じように、皆もその記憶を誇りとともに思い出してほしい。アメリカでのツアーやサンダランドでのアウェイゲーム、ロシア遠征、もちろんスタンフォードブリッジでの全ての試合 - いつだって皆が自分をサポートしてくれたし、勇気づけてくれた - 自分も試合を楽しんだけど、皆も同じ気持ちでいてほしいね。

素晴らしい選手たちに囲まれていて、自分が最も誇りに思える瞬間はいつだってチームのものだ。FA杯やリーグ杯、ヨーロッパリーグにプレミアリーグで優勝した。その全てが本当に特別なもので、もちろんバクーでの試合もそうだ。W杯が終わってからの長いシーズンを締めくくるには最高の形だったね。

チェルシーやチェルシーのファンはいつだって特別だったし、次のシーズンもチェルシーの結果を最初にチェックするよ。皆とまた会えるように、チャンピオンズリーグでも対戦したいね。

クラブの皆にありがとうと伝えたい。ここまで本当にたくさんの力をくれた。ともに過ごした仲間たちにも感謝しているし、もちろんアブラモヴィッチ氏にもね。チェルシーの選手になる、そしてレアル・マドリッドの選手になるという2つの夢を現実のものにしてくれたんだからね。

皆の今後の成功を心から祈っているよ。

エデン