選手ごとに見ていくこのシーズンレポート。欧州王者に君臨した今シーズン、正ゴールキーパーとしての地位を確立したメンディに焦点を当てる。

9月にレンヌからスタンフォードブリッジやって来たセネガル人GKは、フランク・ランパードとトーマス・トゥヘルの両監督の下で活躍し、数々の印象的なプレーですぐにチームのファーストチョイスとしての地位を確立した。

メンディはこのデビューシーズン、プレミアリーグで16回の完封を達成し、17回のリーグ戦勝利に貢献した。また、2020/21シーズンの最後の出場となったポルトでの試合では、マンチェスター・シティを抑える素晴らしいプレーを披露し、チャンピオンズリーグ制覇に貢献した。

活躍

ペトル・チェフと同じようにレンヌからチェルシーに移籍したメンディは、5年契約を結び、10月から11月にかけて先発した際には6試合連続で完封を達成するなど、ゴール前で力強いプレーを見せ、瞬く間にファンの人気者となった。

彼は、自分のエリアを支配し、幾度となく決定的なストップを見せ、クリスタル・パレス、クラスノダール、バーンリー、そして前所属チームのレンヌとの勝利に貢献した。また、オールドトラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦でも、見事なパフォーマンスを披露した。

12月、一部観客が戻った状態で行われたスタンフォードブリッジでのリーズ戦では、ビッグセーブを連発し、勝ち点3を獲得に貢献した。

チャンピオンズリーグ制覇

メンディは、5月下旬に行われたチャンピオンズリーグの決勝戦で、記録的な9回目の完封を達成するなど、優勝に大きく貢献した。欧州トップレベルのカップ戦で、デビューシーズンにこれほど多くの無失点を記録したGKはいない。

ブルーズはアトレティコ・マドリードとポルトを退けて準決勝に進出したが、彼は落ち着いて確実なプレーを見せた。この4試合でメンディが守るゴールを破ったのは、ポルト戦、試合終了間際にメフディ・タレミが放ったオーバーヘッドキックでのゴールだけだった。

準決勝のレアル・マドリード戦でも活躍したメンディは、決勝戦でも堅実なプレーを見せ、序盤のラヒーム・スターリングに対するセーブで試合の流れを作り、カイ・ハヴァーツのシュートでマン・シティに勝利した。

どん底から這い上がった

メンディのストーリーをより印象的にしているのは、このゴールキーパーがわずか6年前にはサッカー以外のキャリアを考えていたという事実だ。

フランスの下部リーグであるシェルブールを離れ、新しいクラブを探すために1年間試合から遠ざかり、エドゥーはサッカー以外の仕事を探す間、失業届を出したこともあった。