選手ごとに見ていくこのシーズンレポート。今回はピッチ上で堅実なプレーを見せたズマのシーズンを振り返ってみよう。 

ズマは、2019/20シーズンに引き続き、守備で高い存在感を示し、シーズンの最初の3分の1ではプレミアリーグにおけるチームの好成績に誰よりも貢献した。

2021年に入ってからはレギュラーから外れることが多くなったが、忍耐強く、出場機会に恵まれれば常に高いパフォーマンスを発揮し、彼自身最も多くのゴールを挙げたキャンペーンとなった。

岩のように固いディフェンス

フランク・ランパードは、2020/21シーズンの開幕時から4バックの中心としてズマを起用していた。開幕日のブライトン戦でリース・ジェイムズのコーナーキックからゴールを決めたときには、このフランス人選手がセットプレーで脅威となることを予感させた。

10月末にバーンリーとの試合で3-0で勝利したときには、自己ベストを上回るシーズン3点目を決めた。4点目は12月初旬に行われたリーズ戦で、首位との勝ち点差を2に縮める重要な勝ち越しゴールとなった。

10歳年上のチアゴ・シウバとのディフェンス面でのパートナーシップは、快進撃が続いたシーズン序盤に大きな印象を残した。ズマの熱心でフィジカルなアプローチが、経験豊富なシウバを引き立てたのだ。

厳しいスケジュールの中でベテラン勢は慎重にコンディション管理を行う必要があったが、ズマはプレミアリーグ17試合中15試合に先発し、チャンピオンズリーグもグループステージ突破が決まるまでの最初の4試合に出場した。

ベンチを温める日々

1月になって監督が交代し、セサル・アスピリクエタが中央に入り、アントニオ・リュディガーが復帰して3バックに変更されたこともあり、ズマはレギュラーから外れ、1月初旬から4月初旬にかけて、チアゴ・シウバの代役としてリーグ戦に2試合しか出場しなかった。

しかし、FAカップでは、準決勝までの全試合に出場し、トーマス・トゥヘル監督の信頼を得た。そのおかげで、プレミアリーグとチャンピオンズリーグの中でターンオーバーを行うトゥヘルにとって、彼は重要なオプションとなった。

ズマは、トップ4入りを果たしたリーグ戦最後の5試合のうち4試合に出場し、3バックの中で彼が得意とするフィジカルな守備スタイルと、トゥヘルのシステムでセンターバックに求められる冷静なボールさばきを両立できることを示した。

クル・ズマ 2020/21シーズン・スタッツ

出場回数36試合

先発出場32回

交代出場1回

出場なし19

プレー時間3,140分

ゴール5

アシスト0

プレミアリーグ出場回数 2020/21

今季プレミアリーグ24試合に出場し、そのうち2試合は途中出場した。

チャンピオンズリーグ出場回数 2020/21

今シーズンのチャンピオンズリーグで5試合に出場し、それらすべては先発出場だった。

FAカップ出場回数 2020/21Kurt Zouma FA Cup appearances 2020/21

今シーズンのFAカップで5試合に出場し、そのうち1試合は途中出場した。

カラバオカップ出場回数 2020/21

今シーズンのカラバオカップでは2試合で出場し、そのうち1試合は途中出場した。

ゴール 2020/21

ズマは今季5ゴールを決め、それらすべてはプレミアリーグで記録した。