今回のシーズンレポートでは、クラブ最優秀選手のメイソン・マウントの1年を振り返ってみよう。
チェルシーのトップチームで3年目のシーズンを迎え、チームの中心選手として定着したメイソン・マウントは、今季スタンフォードブリッジでますます力をつけ、2年連続でクラブの年間最優秀選手にサポーターから選出された。
ワイドな攻撃的ポジション、2人のストライカーの背後の10番として、あるいは時には中盤の3人の一員として、トーマス・トゥヘル監督のチームにおけるマウントの重要性は、2021/22シーズンにブルーズでこの23歳の選手より多く出場したのがアントニオ・リュディガー一人だけという事実からも明らかであった。
さらなる高みへ
夏のEuro2020の決勝進出を果たした後、プレシーズンに遅れて戻ってきたにもかかわらず、2021/22シーズンの初戦、UEFAスーパーカップのビリャレアル戦に先発出場し再度トロフィーを掲げた。
トゥヘルがチームシートに最初に名前が載る選手であり続け、キャンペーン前半にブルーズでこれほど多く出場したフィールドプレーヤーもいなかった。
それは、スタンフォードブリッジで行われたノリッチ・シティとのプレミアリーグで7-0の大勝を収めたときにも顕著に表れた。これまでチェルシーで1試合に2回以上得点したことがなかったマウントが、チェルシーで初めてハットトリックを達成し、さらにリース・ジェイムズの得点もお膳立てしたのである。
安定したプレー
12月初旬、チームの調子が落ちてきたにもかかわらず、彼の好調ぶりは続き、マウントはプレミアリーグの4試合連続でゴールネットを揺らし、その中には、ウェストハム戦での見事なボレーシュートが含まれていた。
2022年もFAカップ4回戦のプリマス・アーガイル戦でセサル・アスピリクエタの同点弾をお膳立てするなど好調なスタートを切り、更なるトロフィー獲得を目指していたが、タイミング悪く足首を痛めFIFAクラブワールドカップには短時間しか出場することができなかった。
しかし、重要な場面ではその存在感を示した。準決勝の終盤、プレッシャーにさらされたチェルシーを落ち着かせるために投入され、決勝の序盤では、前半で負傷退場するまではピッチ上で間違いなくベストプレーヤーだった。
大舞台での活躍
しかし、こうした怪我の心配はすぐに解消され、マウントはシーズンの重要な局面で目を見張るようなパフォーマンスを披露することになった。その中には、サウサンプトンを6-0で下し、連敗から見事に立ち直った試合も含まれる。
チャンピオンズリーグ準々決勝、レアル・マドリード戦では、第1戦の劣勢を挽回するまであと一歩のところまで至り、FAカップ準決勝、ウェンブリーでのクリスタルパレス戦ではゴールを決めた。
カラバオカップとFAカップの決勝戦では敗れ、後者の決戦ではPKをセーブされるという痛い目に遭ったが、マウントはこの2つの大舞台で誰よりも貢献し、プレミアリーグのリーズ・ユナイテッド戦では先制点を決め、さらにクリスチャン・プリシッチの2点目をアシスト、3-0の勝利でチームの3位入りに大きく貢献した。
メイソン・マウント 2021/22シーズン・スタッツ
出場回数: 53
スタメン: 41
交代出場: 13
ベンチ: 4
プレー時間(分): 4,061
ゴール: 13
アシスト: 18
メイソン・マウント プレミアリーグ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントは今シーズン、チェルシーでプレミアリーグ32試合に出場し、うち5試合途中出場した。
メイソン・マウント チャンピオンズリーグ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントは今シーズン、チャンピオンズリーグで7試合に出場し、2度は交代要員としてプレーした。
メイソン・マウント FAカップ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントは今季のFAカップで5試合に出場、全て先発出場となった。
メイソン・マウント カラバオカップ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントは今シーズン、カラバオカップで3試合すべてベンチから途中出場した。
メイソン・マウント UEFAスーパーカップ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントはUEFAスーパーカップで途中出場した。
メイソン・マウント FIFAクラブワールドカップ出場試合数 2021/22
メイソン・マウントはクラブワールドカップで2度出場し、1度は交代要員として出場した。
メイソン・マウントの得点数 2021/22
メイソン・マウントは2021/22シーズンにチェルシーで13ゴールを挙げ、プレミアリーグで11点、チャンピオンズリーグで1点、FAカップで1点を記録した。