試合前から盛り上がりを見せたウェンブリーでのイングランドとスコットランドの試合は、最後までゴールはなかったが、3人のチェルシー選手が活躍した。

ビリー・ギルモアはスコットランド代表として初の先発出場、そして初の公式戦出場を果たし、試合後にUEFAのスター・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

ガレス・サウスゲート監督のイングランド代表でも、ブルーズからメイソン・マウントに加えてリース・ジェイムズが出場した。ジェイムズは、クロアチア戦から2人交代したうちの1人で、もう1人のフルバックもルーク・ショーに変更された。ジェイムズは、ゴールライン上で相手のシュートをクリアーするなど、イングランドのクリーンシート達成に貢献した。

雨の降るウェンブリーでは、中盤でマウントとギルモアが直接ぶつかり合った。ブルーズファンなら誰もが予想するように、マウントはこの古くからライバル関係にある両チームの対戦で、多くのプレーに関与した。

この試合で最初にシュートを放ったのはスコットランドだったが、これはブロックされた。そしてイングランドの最初のシュートはマウントだったが、これはディフェンスに当たりコーナーとなる。そのマウントのCKにマークを外したジョン・ストーンズが頭で合わせたが、これはニアポストに当たる。これが前半に訪れた一番の決定機だった。

その2分後には、スコットランドからボールを奪ったイングランドは、スターリングのパスに走り込んだマウントが至近距離からシュートを試みるが、ボールは枠を大きく外れてしまう。

その後もイングランドは次々とチャンスを作る。フィル・フォーデンがシュートを放つが、これはオフサイドポジションと判定され、30分前にはリース・ジェイムズのクロスにハリー・ケインを狙った。そして30分前、リース・ジェームズのクロスにハリー・ケインが飛び込んだが、ファーポストからのダイビングヘッドは枠を捉えることができない。

その直後、スコットランドはスティーブン・オドネルがボレーシュートを打ったが、GKジョーダン・ピックフォードが好セーブし、前半は0-0のまま終了となった。

後半3分には、20ヤードの距離からマウントがミドルシュートを打つが、GKのデヴィッド・マーシャルがダイビングセーブを見せる。これがイングランドの枠内への唯一のシュートだった。50分にはジェイムズが同じような位置からチャンスを掴むが、シュートは惜しくもバーの上を越える。

その直後、ジェイムズはリンドン・ダイクスのシュートをゴールライン上でヘディングでクリアーしチームを救う。スコットランドのチャンスはこれが最後となった。残り10分を切ったところで、チェ・アダムスがシュートを放ったが、ボールはバーを越える。

その後のアディショナルタイムにスコットランドのゴール前で混戦になるが、イングランドは得点することができず、ウェンブリーでの対戦は、長い歴史の中で初めて無得点に終わった。

この試合で、ベンチスタートとなったベン・チルウェルに出場機会はなかった。

この試合に勝てば1試合を残して決勝トーナメント出場を決められたイングランドは、火曜日に勝点4で並ぶチェコ相手に1ポイント以上取る必要がある。スコットランドは同日夜、ハンプデン・パークでクロアチアに勝たなくてはならない。